A庁については、他のご回答者様のとおりです。
若干気になる部分がありますので、補足させてください。
「検事正」と「正検事」とは違います。また、「検事」と「検察官」も違います。
No.3様のご回答中、
>新米の検事正は、最初の数ヶ月は東京の検察庁で研修的に軽微な事件を任され、その後、上記のA庁でしごかれます。
・という部分は「新米の正検事」のことです。
「正検事」というのは「副検事」に対比したものです。
検察官の階級は検察庁法で決められており、検事総長・次長検事・検事長・検事・副検事です。このうち、「副検事」は内部昇格者が多く、「検事」以上は司法試験合格者が多いので、「副検事」以外を便宜上「正検事」と区分して呼称することがあります。
例えば、軍隊の階級でいうと、大将・中将・少将・大佐・中佐・少佐・大尉・中尉・少尉・准尉・曹長・軍曹・伍長・兵長・上等兵・一等兵・二等兵とありまして、少尉以上を「将校」、准尉(又は曹長)~伍長を「下士官」、兵長~二等兵を「兵」と区分するようなものです。
「将校」をさらに「将官」(又は将軍、海軍は提督)、「佐官」、「尉官」と細かく区分することもあります。
なので、厳密にいえば「検事」もただの階級名なのです。副検事も含めて「検察官」です。
一方、「検事正」というのは階級ではなく、職名です。要するに、地方検察庁のトップのことです。階級としては「検事」です。
ちなみに、検事総長は最高検察庁のトップ兼全検察官のトップ、次長検事は最高検察庁のNo.2、検事長は高等検察庁のトップのことで、階級名と職名が一致していますね。
私の祖母(90代)は、警察官であれば誰でも「巡査さん」、裁判官であれば誰でも「判事さん」と呼んでいます。まあ余り深い意味はなく、親しみをこめてそういっているのですが、厳密にいえば違いますよね。
もっとも、私も駅員さんであれば誰でも「駅長さん」と呼びかけます。そうすれば、その駅員がどんなに忙しくても、にこやかに対応してくれますので(笑)。
逆に、私は、おネエちゃんがいる店では、必ず「社長さん」と呼ばれています(笑)。
お礼
必ず、ですか。本当に社長さんなのでは? この度量と文章の構成力、65%以上の信頼性があります。 そうですよね? 社長さん。 其はそうと、返信遅れて済みませんでした。 こんなに丁寧で綺麗な文章を頂いたのに。 正に眼福の一言です。震えました。 有難うございます。 では!