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身内以外がお骨の所有権を得る方法
- 亡くなった友人の義父が絶縁状態だったため、血縁関係のない友人がお骨を引き取ることができないのかについての質問です。
- 一般的には身内以外がお骨を所有することは難しいとされていますが、特別な事情があれば可能性はあるかもしれません。
- 具体的な方法について詳しく知りたい場合は、専門家に相談することをおすすめします。
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質問者が選んだベストアンサー
曹洞宗の僧侶です。 遺骨の所有は、法律に明記されているわけではありませんが、判例などによって、祭祀継承者に帰属するとされています。 祭祀継承者は、お墓、位牌、仏壇など先祖の祭祀を主宰するために、それらの祭具を一括して継承するものとされています。 祭祀継承者は、生前に被祭祀者(亡くなられた方)が指名することもできますが一般には、配偶者→子→孫→故人の兄弟姉妹→故人のおじおば→その他の親族の順位で継承されることが多いようです。配偶者には内縁関係も含まれます。 また、祭祀継承者は継承した祭祀財産の一部または全部を任意に処分できます。 motoxさんのご質問の場合、亡くなられた方の祭祀は、本来誰がされることになるかがポイントになると思います。 まず、故人が生前に「俺が死んだら、葬儀や墓のことはまかせる」とお友達に言っていたのであれば、これは口頭による指名とみなされますから、何も問題ありません。祭祀継承者の指名は普通は遺言などで行うものですが、口頭でもかまいません。 それが無く、すでに内縁関係にあった女性(お友達のお母さん)が亡くなられている場合、故人の法律上の配偶者や子供がいる時には、その方たちが祭祀を行うのが自然です。連絡を取り、その方たちの了解が得られるのであれば、お友達がご遺骨を引き取り、ご自分のお墓に入れて祭祀されることもできます。「血縁」といってもその範囲をどこまでと考えるかは難しいですが、故人の兄妹の方がご存命であれば、それらの方々の了解も必要になると思われます。 ご質問を拝見すると血縁の方は「お骨を引き取るどころかお葬式にも参列する気がない」とのことですので、故人の祭祀権について先方と争いになることはあまり予想できないと思います。 手紙など連絡の方法があるのであれば、「○○月○○日に葬儀を終え、現在、手元に遺骨を預かっています。もし、血縁のご親族の方で引き取られるご意思がないのであれば、私の方で縁者として納骨してお守りしていきたいと思いますが、よろしいでしょうか」という趣旨の確認を取られてはいかがでしょうか。 家庭裁判所で調停・審判してもらうこともできますが、祭祀権について当事者間で争いがないのであれば、当事者間の話し合いで遺骨の引き取りは可能だと思います。 葬儀を終え、お手元に「埋葬許可書」があるのであれば、血縁の方との話し合いによって、お友達がご遺骨を引き取り埋葬されることは可能です。実際の細かな手続きなどは、市町村の市民相談窓口などに相談されることをお勧めします。 蛇足ながら、公営・民営の霊園では、納骨できる範囲を契約者との続き柄で限定しているところもありますので、そのような施設をご利用の時には、前もって確認されることをお勧めします。
お礼
回答頂いた内容を参考に市民相談窓口に問い合わせた結果 無事お骨を管理できる事になったそうです!!! ご丁寧で分かりやすいご回答、本当にありがとうございました! 今回の質問にある故人・友人の父は 生前私も本当にお世話になった方でしたので トラブルにならずスムーズに友人家族に渡って安心しました。 ご親身なご回答、本当にありがとうございます。 大変感謝しますm(_ _)m
補足
可能なようで安心しました! 生前、口頭で内縁の妻(友人の母)を祭祀継承者として 指名していた場合は連絡の取れない血縁者に報告という形だけで お骨を管理して良いということですよね? この義父には他に実の娘さんがいらしゃるようなのですが この方の携帯番号は分かるものの 一切出てもらえないらしく、留守番電話に現状を伝えても 今だに連絡がないそうなので・・・。 生存されている血縁者がいる場合は やはり承諾を書面にて頂いた方が良いのでしょうか。