ANo.1です。
済みません文字数が多かったのか、
メモ帳からコピペする際失敗したのか
後半のみアップされてしまいました。
前半部分を貼り直させて頂きます。
こんにちは。
四輪自動車の話ですよね?
自転車や自動二輪車にも特殊な車種なら通用する話ではありますが。
それとクラッチもデフのクラッチの意だと解釈してお話します。
先ず、デフから。
正確にはデファレンシャルギアもしくは装置と呼び、
日本語では差動装置と表記されます。
俗称、後述するLSDと区別するため、オープンデフとも呼びます。
四輪自動車には通常左右に駆動輪があります。
これが左右直結(例えば子供向けの玩具の自動車等は
一軸に左右のタイヤがついていますよね)していると曲がり難いのです。
何故かと言うと、曲がる方向に対し外側の車輪は長い距離を転がり、
内側の車輪は短い距離を転がります。この理屈はお分かりでしょうか?
(円を描く際、半径が大きければ<外側のタイヤ>大きな円が描け、
円周も長くなります。小さければ<内側のタイヤ>小さな円になり円周も短くなります。)
左右輪が直結されていると車輪は同じ距離を転がろうとしますので、
外側は回転が足りず、内側は無駄に多く回る事になり、
曲がろうとする自動車の邪魔をします。
そこで左右輪の回転数に差をつけてあげる必要があるのですが、
その時々で与える差を変えねばなりません。
そこで複数のギアを用いたデファレンシャル装置がひつようになります。
差を与える原理は車輪に加わる路面からの抵抗を利用し配分が変わります。
即ち内側の車輪は抵抗が多いので少なく回り、
外側の車輪は抵抗が少ないので多く回ります。
構造単純で参考URLを貼りますので図でご確認下さい。
次にLSDです。
LSDとはリミテッド スリップ デファレンシャルの略で、デファレンシャル装置の一種です。
日本語では差動制限装置と表記し、LSDの他にもノンスリップデファレンシャル
略してノンスリなどとも呼びます。
通常のデフは便利な装置ですが、前述のように路面から車輪に加わる抵抗を利用していますので、
片方の車輪が抵抗の低い所を通過すると、そちら側の車輪ばかり回ってしまいます。(空転)
これでは車は進めません。この状態をスタック(正確にはスタック状態のひとつ)と呼びます。
舗装化が進んだ現在の日本では大抵の場合スタックする事無く走行出来ますが、
それでも空転は起こりますのでハンドルがとられ危険な状態を作り出します。
そこで、状況に応じて差動(デファレンシャル)を機能制限する装置LSDが活躍します。
LSDには色々な種類が存在しますが、いずれも必要に応じて左右輪の回転差を少なくし、
駆動力を均等もしくは適切に配分させます。
この状態でしたら片側の抵抗が低くなっても反対側にも駆動力が伝わっていますので、