- ベストアンサー
LSDの種類と特徴
LSDの種類に「ヘリカル」、「トルセン」、「ビスカス」、「機械式」があるようですが、他にもLSDの種類ってありますか? それぞれ効果の違いはどんな感じでしょうか? 構造とかはどうなっていますか? 少しだけ調べてみましたが「摩擦式」、「粘性式」、「トルク感応式」と言う言葉が出てきました。 それぞれどのLSDの事で、どの様な仕組みでしょうか? 「機械式」には「1WAY」「1.5WAY」「2WAY」とアクセルのON、OFFで効果が変わるとかですが、他のLSDにも、「1WAY」「1.5WAY」といったものはありますか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
#3です。追加します。 封入されるオイルの基本はシリコンオイルですが、ビスカスカップリングタイプは、非分解構造です。オイルに磁性体を含ませて、電気的にロックできるようにしたものもあります。(特にセンターデフ) あと、ボールをクラッチやギヤーのかわりに用いたタイプもあります。基本は左右の回転の差を制御することが目的なので、ボールでもギヤでもカムでもケース内部の摩擦によってスリップ率をコントロールすることにはかわりません。シリコンオイルはせん断抵抗なので、「ビスカス式」で独立した名称になってます。両方あわせた「ハイブリッド」も出てますね。 オイルの交換についてですが、使用に応じて交換時期が左右されると考えた方が良いですね。通常使用だと#2さんの言うとおりでよいと思いますが、峠を頻繁に走るとか走行会に参加する機会が多いときは、1000キロ以下で交換した方が良いですね。デフのブリーザーからオイルがたれてる場合は、即刻交換か継ぎ足しが必要です。 余談ですけど、機械式LSDを装着すると左右のタイヤの空気圧が違うだけでもロックしたままになることがあります。ビスカスなどの採用は日常使用でのそういうことを嫌ってのことだと思います。 磁性体封入ビスカスの参考ページです。
その他の回答 (4)
#2です。 >オイル封入式はビスカスだけでしょうか? オイルの交換目安ってありますか? オイル封入式は、ビスカスだけですね。他はLSD用デフオイル(トルセン、ヘリカルには普通のデフオイルでも良いものがあります)を使用します。 交換サイクルは機械式:約5,000キロ~ トルセン、ヘリカル:約1万キロ~が目安でないでしょうか? LSD(機械式)作動図 ↓ http://homepage1.nifty.com/butagorira/sub08-A.html
お礼
交換時期、気をつけます。 参考になりました。
- yoshizou
- ベストアンサー率20% (24/120)
うろ覚えなんで簡単に書きます。 単純に、ギヤとクラッチなどで構成されるのは機械式。 ビスカスオイル、磁性流動体などの粘性を持つオイルのせん断性を利用しているのがビスカス式。 トルセンは、「トルクセンシング」から来た言葉で、内蔵された歯車同士の接触面が外部(タイヤ)からの入力で増大し、空転側の抵抗を反対側に伝えて左右の回転差をなくす構造だったと思います。これにはAタイプとBタイプが存在します。ヘリカルもここに入ると思います。ヘリカルの場合は、外部からの入力でケース内のヘリカルギヤーがケースに押し付けられ、左右の回転差をなくす構造になってます。 普通の機械式は、ピニオンギヤーと多板クラッチとプレッシャリングとシムからなっており、外部からの抵抗でこのピニオンギヤーが動いてピニオンシャフトがケースを拡張方向に動かし、クラッチ版を圧迫して回転差をなくす構造だったと思います。 1.5WAYとか2WAYとか1WAYとかの分類は、このケースを拡張するピニオンシャフトの形状で動作を制限してると言うだけのことです。 ビスカス式は、薄い多板クラッチの間に熱可塑性、あるいは高粘性のオイルを介在させて、オイルのせん断性を利用して回転差をなくす構造です。機械式と違って、オイル封入方式なので、LSDケースそのものを分解することはできません。 その他、シュアトラック等。 トルセン系ですが、内部構造が判り易いのがありましたので、参考までに。
お礼
色々とあるのですね。 オイル封入式はビスカスだけでしょうか? オイルの交換目安ってありますか?
#1さんの補足になるかと思いますが・・・。 ・ビスカスは、回転数感応型である為、左右で回転数が異なる時のみデフの作動制限するので急に作動してしまう為、扱いずらい。 ・機械式、トルセン、ヘリカルはトルク感応型である為、ある特定のトルクが掛かった時にデフの作動制限をするので比較的容易に扱える
お礼
前に乗っていたスカイラインにビスカスが付いていて、雪道での発進で空転してもちゃんと進んでくれましたので、適しているのかと思いましたが、スポーツ走行とはまた別なのですね。
- cayenne2003
- ベストアンサー率32% (718/2227)
細かい種別はあるにしても、代表的なものはヘリカル、トルセン、機械式になります 効果の違いというより使用用途で分けますね ヘリカルはウォームギヤを用いて作動を滑らかにし、メンテナンスフリーなのでスポーツ車純正で取り付けられることが多いこと、トルセンは発展型といってもいいでしょう、作動は緩やかに効きます ビスカス式は以前純正装着で使われてきましたが、動作が急激ですしモータースポーツには適しません 現在では4WD車のセンターデフに用いられていることもあります 機械式は今も昔もモータースポーツには欠かせません 作動トルクを変えられますし、作動方式も選べます 高トルクにも対応した物もありますから用途で選べます ただ定期的なメンテナンスが必要で、頻度によってオイル交換、パーツ交換を行う必要があります LSDの仕組みはタイプでも大きく異なりますし、文章では難しいので専門書、メーカーのHPを参考にしてください 1、1.5、2Wayとは作動方式の違いです 1WayはアクセルONの時のみLSD効果が働きます 2WayはON、OFF常時駆動輪に回転差が働けば作動します 1.5Wayは中間というか、たとえばアクセルON時にフルにLSDが作動するとすれば、アクセルOFF時は若干滑りながら作動します、度合いはイニシャルで変えられます ヘリカルLSDでは作動方式を変える事は出来ません
お礼
最初にクスコレンジャーに目が行ってしまいました。(笑) ビスカスはスカイラインに付いていたので、スポーツ向けかと思ってましたが、そうでもなかったのですか。 URL参考になりました。ありがとうございます。
お礼
色々とありがとうございました。 特にハードな走りはしない方ですが、これからはLSDにも気を配って乗っていこうと思います。(前の車は付いていることに、永い間知らないでいました・・・)