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性質のof
フィーリングや「そんなの何でもいいじゃないか」と 思われる方の回答はご遠慮ください。 以下の文は全て性質のofの範疇でいいのでしょうか? ・an insane or unbalanced person is a creature of impulse. ・In other words, these were crimes of impulse, triggered by the ease with which airport insurance can be bought. ・Mel Bakersfeld: The Airport Manager ― a power house of energy ― whose love for ~. 私は3番目以外のものはそうだと思っているのですが、3つめは 少し微妙です。 ofについて詳しい方がいらっしゃれば、お願いします。
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こんにちは。昨日のご質問では早速のお返事を有難うございました。 ご質問1: <以下の文は全て性質のofの範疇でいいのでしょうか?> 「はい」とも「いいえ」とも言えます。 1.「はい」と言える理由: (1)前置詞ofの性質を考えると、全てのofの用法が「性質を表す」と言えるからです。 例: the room of my brothers「兄の部屋」(所有) a friend of mind「私の友達」(部分) five of us「私達の中の5人」(選択) made of wood「木で作られた」(材料) the city of London「ロンドンという町」(同格) die of cancer「癌で死ぬ」(原因) などなど、細かい分類では異なるものの、これらの用法は全て名詞の性格・性質を決定付ける、つまり「名詞の性質を表す前置詞」と捉えることができます。 (2)これは、No.1で回答されているように、ofの根本的な意味が「起源・分離」になることに由来します。 Old English(古英語)では、ofはoffの弱形に相当し、元々はoffやfromと同義語でした。つまり、これらの前置詞は元来「離れて・分離して・由来して」といった意味を持っていたのです。 (3)その意味で、ofがかかる名詞の持つ起源という、「本質・性質・特徴」を前置詞ofは表しているのです。つまり、大まかに言うと全てのofは「性質を表している」と言えます。 2.「いいえ」と言える理由: (1)上記のofの細分化した分類では、ご質問にある3文は「性質」の用法に分類されないからです。もともと全てのofが「性質」にあたるので、細分化した文法上の分類では「性質」という分類の仕方はしないのです。 そういう辞書もあるのかもしれませんが、細分化の分類でこの語「性質」を使用するのは、それだけが「性質」を表す用法だと誤解を招きます。 (2)ご質問の3文は、全て同じ用法になります。細分化した分類では「of+名詞で形容詞句をなす用法」にあたります。 例: a man of ability=an able man「有能な人」 (3)従って、ご質問にある3つの例文は、全てof+名詞を形容詞に書き換え名詞に前置することができる用法です。 例: a creature of impulse=an impulsive creature 「衝動的な生物」 crimes of impulse=impulsive crimes 「衝動的犯罪」 a power house of energy=an energetic power house 「精力的な人」 となります。 ご質問2: <私は3番目以外のものはそうだと思っているのですが、3つめは少し微妙です。> 1.3番目も他と同じ用法になります。 2.a power houseの解釈がポイントになりますが、この単語は米口語で「精力家・勢力家」という意味で使われ、人を指す単語です。 3.従って、 a power house of energy=a man of energy=an evergetic man と同じような意味、ofの用法になります。 以上ご参考までに。
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- 06miyachan
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私は、前置詞に関する質問だけ投稿していたので、少しは回答を寄せる資格があるのではないかと思いまして、ちょっとだけ投稿するものです。 さて、「of」の用法を深く知りたいのなら、語源辞典などを引いて見るといいです。これは、ラテン語の「ab」から来ていまして、「起源、分離、away fromなど」を意味しています。 たとえば、氷の「冷たさ」は氷自体から来ているものであり、それは、本質的であるといえます。つまり、氷から来ている、氷の性質の一つが「冷たさ」であると考えるのです。もう少し詳しく書けば、「氷」から「分かれている、その本質に含まれるもの」が、性質(難しく言えば、属性)というわけです。 ですから、「crimes of impulse」の意味は、「impulseから分かれた、性格付けされたcrimes」であるといえましょう。念のために、他の例を挙げると、同じ「day」でも、 ●What day of the week is today? (何曜日でしょうか?) ●What day of the month is today? (何日でしょうか?) 後ろに付く「of the week/of the month」という語によって、規定される「day」の意味が変わってくるのがわかるはずです。つまり、「of」が「性格付け」という用法を持っているためです。 したがって、同じ「creature:生き物」でも、その性質(性格)をさらに限定するために、「衝動的な、一時的な感情からわかれた、出来心という性格付けされた」ものであることを述べるために、「of」が使われていると考えるのです。 2番目も、やはり、「crimes」の性格を詳しく述べるために、「of」を使って述べていると言えましょう。他の例では、「a crime of blood :流血事件」がありますね。 3番目も、「of」の意味が「性格付け」と考えれば、「a power house of energy」つまり、「エネルギーという語で性格付けされた発電所:エネルギーを産む発電所」と言うことが出来るのではないでしょうか。 しかし、「power house」の意味に、「強力なグループ、最強チーム、国を挙げて取り組んでいる国家、やり手、強豪」などもありますから、その場合は、「of energy:エネルギッシュな人、やり手」という意味が出てくるかもしれません。 このように、本来の「of」は、右側から左側へ流れる形で、意味を決めていたのですが、現代英語では、「a mountain of a wave [=a mountainous wave] 山のような波」という言い方も出ているので、注意が必要です。 果たして参考になれたかどうか不明ですが、他の回答をも参考にしてもらえば幸いです。
お礼
非常に参考になりました。ラテン語のabというものから 来ているというお話もためになるものでした。 ありがとうございます。 また、機会がありましたら宜しくお願いします。
お礼
分かってはいましたが、やはりofを分類するのは 結構厄介ですね。記述名詞のofとこの性質のofも広義で 言うとあまり違いはないですよね…(推測ですが) しかし、やはりofの基本である「起源・分離」 に返って考えることが大切だなと感じました。 ありがとうございました。また、何かありましたら宜しくお願いします。