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Nox・・・って、「ノックス」って読んでイイの?
自動車整備に従事してます。 排気ガス成分の中で、窒素酸化物の「総称」を Noxと表しますが、この読みを、「ノックス」と読むヤカラが多くて閉口してます。 これって「エヌ・オー・エックス」って読むべきでしょ? 技術講習の場でも、講士がそう読み、「は~・・・」です。 この間、NHKでさえそう言ってて「!」でした。 「ノックス」って読んでいいなら、NaClはナックルですよね? NaOHはナオーって読んでイイってことになります。 ・・・で、化合物で、ローマ字的に読んだら、「なんじゃコリャ?」とか、「ワケわかんな~い」とか、「おもしろい!」・・・とかいえるモノを教えて下さい! あと、「ノックス」と世間が呼ぶのは妥当かどうか。 ヨロシクお願いします。
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研究社のリーダース英和辞典を引くと noxious:有害な、有毒な、不健全な、不快な という意味で載っています。 noxiously、noxiousnessもあります。 でもこれは窒素酸化物 NOx から作られた言葉ではないようです。 辞典にはラテン語の”noxa”(=harm)が起源であると書いてあります。またNoxは「ローマ神話の夜の女神の名前(ギリシャ神話ではNyx)」でもあるということですのでそこからの意味の派生もあるかもしれません 専門家は業界用語として仲間内で使っているだけなのでしょうが「専門家が使っているのだから正式に認められた言葉だ」と受け取られて一般に広まるのは困ることです。 複雑な化合物を略称で呼ぶのはよくあることです。でも窒素酸化物は別に難しい言葉ではありません。 専門家の使う業界用語を一般の人が使う場合、自分は素人ではないという背伸びした意識を感じます。通ぶることが出来るということもあります。 板前さんが使う言葉を客が通ぶって使うとか刑事や新聞記者が使う言葉を一般の人が使うとか色々です。 m^2のことを「ヘーべ」と呼ぶ事があります。業界用語です。学校では誰もこういう呼び方は習っていないはずです。建築関係の業者が使います。何故平方メートルのことをへーべと呼ぶのかを知らないで使っている人もかなりいると思います。業界用語は仲間内と仲間外を区別するための用語法です。古い使われなくなった用語法でも何でもいいのです。多分平方メートルと呼べば素人くさいという受け取られ方をするのだと思います。 noxiousがNOxから来た言葉であるという誤解を引き起こしていることだけでも有害です。もしかしたら意図的にもともとあるnoxiousに重ね合わせたのかもしれませんが。 もしNaClをナックルなんて呼ぶのが広まればもうむちゃくちゃです。多分食塩をナックルと覚えるのが広まればNaとClから出来ている化合物であるというのがわからない生徒も出てくるだろうと思っています。 このコーナーでも語呂あわせを教えて欲しいという質問がよく出てきます。語呂合わせで遊ぶのは勝手ですが化学の中の話ではありません。 炭酸ナトリウムを「何、降参!」と読もうとしている人は化学式がどのようにして組み立てられているかがわからなくなってしまって「降参」してしまった人だろうと思います。こうさんという読みであればCOとCoの区別は出来ません。KOだと思う人も出てくるかもしれません。この質問でもNOxをNoxと書いてあります。「ノックス」という読み方に疑問をもたれたかたでもNOとNoの区別が付いていないということですから「ノックス」が広まれば窒素酸化物であるということも怪しくなる可能性があります。 授業中に「水兵リーベ・・・」を教える先生がいるのには困ってしまいます。あの先生は教えてくれるのに何故このクラスでは教えてくれないのかと言い出す生徒まで出てきます。うんざりです。語呂合わせで対応できる問題があるから困るのだと思いますが。
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- Tacosan
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あ~, Na2CO3 は「なんじゃこりゃ」と思えるもの, というリクエストからひねりだしただけなので.... さすがに, 普段からそんなふうにいうことはありえないです. というか「炭酸ナトリウム」でいいと思う. で, NOx については「x として特定できない, いろんなものの総称」であれば「ノックス」でもいいんじゃないでしょうかね. 「NOx という物質がある」ということではなく, 「NOx という式で書けるもの (の混合物)」を全体で, ということですが. ちなみに UF6 はウランの化合物としては珍しく揮発性で, 気化+遠心分離で [235]U と [238]U を分けることができます. 「へーべー=平米」とか「りゅーべー=立米」は普通だと思ったんだけどな (嘘).
お礼
おお! ウラン・・・こりゃまた深いウンチクを・・・。 Na2CO3・・・まさに私が欲してた回答でしたよ! ありがとうございました。
- htms42
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#6です。 「平方メートル」のことを「へーべ」と言う人も何故そう呼ぶのかは知らない場合が多いです。「平方メートル」を以前の漢字表記で「平米」と書いていたことから来ているなんて知りません。だから当然、「へいべい」なんて読んでいる人もいないということになります。「米」がメートルのことだと知っている人はある年齢以上の方だろうと思います。そういう人は米編に毛でミリメートルだということも知っているでしょう。 NOxはよく使われているのであまり気にしていませんでした。でも質問を見て改めて疑問を感じたのです。使う人は辞書に載っているかどうかまで調べたりしません。専門家が使っていれば使います。他の表現に対しても同じような読み方をやってもいいのではと考え始めます。既に「ソックス」が使われているということですから「ナックル」も使う人が出てくるかもしれません。「何、降参!」なんて読み方を考えている人がいるなんて思いもよらなかったのです。 リーダース英和辞典にはNOxは載っていますがSOxは載っていません。soxはsocksの意味で口語だということだけです。soxを使っている人も辞書に載っているかどうかなんて確かめたりはしないでしょう。 NO,NO2をまとめてNOxというのとSO2,SO3をまとめてSOxというというのとでは意味合いが少し違うと思います。 NOとNO2は大気中で容易に移り変わります。 2NO+O2⇔2NO2 常温で反応は右に進みますが温度を上げると左に進みます。 自動車のエンジンの中で発生する場合は温度が高いですからNOです。排気管から外に出て温度が下がると空気中の酸素と反応してNO2になります。NOは水に溶けませんがNO2はよく溶けます。 3NO2+H2O→2HNO3+NO 硝酸の製法であると同時に酸性雨の生じる仕組みです。 NOとNO2は大気汚染物質として分離して考えることが出来ないので一まとめにしてNOxとして考えるということです。 硫黄酸化物の場合、普通はSO2だけです。 2SO2+O2→2SO3は簡単には起こりません。これが簡単に起こるのであれば硫酸の製法はもっと簡単なものになります。触媒があれば起こりますから自然界でまったく起こらないというわけではないでしょうが大気汚染物質としては圧倒的にSO2だろうと思います。呼吸器疾患を起こすのもSO2です。SO2の沸点は-10℃ですがSO3の沸点は45℃です。この沸点の違いもNOxの場合とは異なります。SO2が水に溶けて生じる亜硫酸H2SO3は弱酸の中では強い酸ですからSO2だけでも充分に酸性雨の原因になることが出来ます。 何でも一まとめにして言えばいいというものではないはずです。 鉄の酸化物をFeOxとは普通言いません。FeO,Fe2O3,Fe3O4と3通り出てきます。出てくる場面が異なり、区別が出来るからでしょう。COとCO2も一まとめにはしないですよね。 専門家ではありませんので間違いがあるかもしれません。でも「ソックス」なんて使われ方が広がってきているとしたらと気になって書かせていただきました。
お礼
再びのご登場、ありがとうございます。 化学変化の話しも良くわかりました。 大気汚染問題の話しの中で活躍する事が多い窒素酸化物は、ひとくくりとして「NOx」と称される・・・。 大気汚染物質としての硫黄酸化物は「SOx」などと、ワザワザあまり関係ない物質まで抱き込んで、何種類もあるような表記するべきではないと。 硫黄酸化物を「SOx」と一まとめにして語る場もあるのでしょうか?大気汚染問題と関係ないところで。 アルファベットが並んでいるのを、ローマ字的に読んではイケナイなら 「NATO」とか「ASEAN」等も、ナトー・アセアンと読めなくなる・・・。 そういう意味で、「NOx」は化学式の類ではなく、略した表記と(ムリに)とらえれば そんなに目くじら立てなくてもすむのかな・・・。
- guragura77
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プログレッシブ英和中辞典やリーダーズ英和辞典で発音記号を見ると「ノックス」になってるみたいです。 海外のラボのウェブサイトでも「ノックス」と読みます、と書いている場合もあるようです。 複数の化合物の総称というより、もはや一つの単語と化してしまったんでしょう。 頭文字を並べた略称でも単語として読めそうなら読んじゃうことも多いですし、定着してしまったのならその読み方でOKなんじゃないですか? ANo.6さん、論旨とはかけ離れた突っ込みですみませんが、「ヘーべ」じゃなくて「平米(へいべい)」ですよね? それなら辞書にも載ってる言葉ですから、それほど特殊じゃないと思いますが…。それとも本当にこんな表記をする事があるんだとしたら、それは確かに業界用語なのかもしれませんね。
お礼
そうかもしれませんね。 定着しつつあるんだから・・・。 なら、もう、一つの単語として 新たに登録(?)してほしいです。 その時のつづりは「NOx」じゃなく、「NOX」「nox」「Nox」いづれかで。 化学式「NOx」を画面・紙面にだされてる時は「エヌ・オー・エックス」ってしか読まないように法でさだめて・・・。
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
NOx を「ノックス」と「世間が」呼ぶのはいいんじゃないでしょうか. 世間的には「伝われば OK」なので. ローマ字でおもしろいものねぇ.... He: へ (反則... だよなぁ) O2: おに O3: 王さん UF6: うふふふふふふ (反則?) Na2CO3: なに? 降参? 最後に「3」がくるのは, わりと簡単かも.
お礼
・・・「へ」と来ましたか! いや~イイですねえ(爆笑) 「なに?降参?」・・・よく思いつきますね! 「UF6」・・・これはなんという物質でしょう?やはり「うふふふふふふ」?最高っす! >世間的には「伝われば OK」 ・・・でも、化学式のワケを知ったうえで、あえて別の読み方するのはイイと思えては来ましたが、知らない人には、「ノックス」という名の物質があると思われてしまう・・・「総称」を表すため、代表として自然数の代わりに「x」を使っているのだとわからないまま・・・
- yiwt
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NOxの場合、既に「ノックス」が造語として定着していますので、使って構わないと思います。持っていればMS Bookshelfを見て下さい。派生した形容詞"noxious"(有害な)まで載っています。既に英語のボキャブラリーとして認められたということです。
お礼
ありゃま~・・・ MS Bookshelfは無いんですが、そんな言葉まで造られているんですか! 「NOx」さんもまた嫌われたもんですね。 ・・・とすると、外人さんも「ノックス」と言うんですね・・・。 でも私には、化学式をローマ字的に読むやりかたは、「福田康夫」を「フクデンコーフ」とNHKニュースで平気で言っているのと同じだと思えるのですが・・・。
- swisszh00
- ベストアンサー率40% (31/76)
(1) Nihon de ha "nokkusu" de iketemo, koko Europe to ka US de ha "N"O"x" desu. (2) Chemistry o siranai hito ga, tabun sochira de iuyou ni natta !! (3) "N"O"x" "S"O"x" to iu to sekai ni tsuyou simasu. Good luck from Swiss !
お礼
ありがとうございます。 そうですよね。 N-Oーxなら各国共通です。 まあ、専門家の方でも、外国行ってさえも「ノックス」と呼ぶとは思えませんから、国内で同業者どうしで使うことは認めます。 でも、中学のセンセイが、生徒に真顔で「ナックル」「ナオー」「ノックス」「ポックルさん」「アクアク」なんて授業したらどうします? それとも、そんな日がこないとも限らないんでしょうか?
- nabeo2
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ノックスでOKです。 NOxは、NO(一酸化窒素)とNO2(一酸化二窒素)を合わせた総称です。 世間でも専門家間でもノックスで通用します。 (触媒学会でも、化学工学会でもノックスと呼んでいます。) もともとNOxという化合物がないから、あいまいになって略語になったのでは? もちろん俗称ですが、実際にノックスと呼んで問題ありません。 書くときは必ずNOxです。読むときだけノックスです。 (ちなみに私は、NOx除去触媒を開発しています。) SOxもソックスでOKです。 分子の様々な原子グループのなかには「アセチルアセトナート」という、基(「き」と読む、グループのこと)を略してacacと書き、大学の先生でもアクアクと呼んでいます。 でも「ポックルさん」はなるほどです。勉強になります。
お礼
ありがとうございます。 専門家さんでもそうなんですか・・・。 「アクアク」、笑えますけど、教授の方がそう言ったら、生徒さん、笑いませんか? 慣れてしまえば ドウってことないのでしょうけど。 専門家さんだけの間の話の中では それでイイでしょうが(いちいち正式名称使わなくても通じるし、メンド臭いでしょうから)、一般ピープルにまで略称を刷り込むのはイカガかと・・。 「アクアク」って言うの、イイですね!
- koz7291
- ベストアンサー率53% (96/179)
こんばんは。 私も、「ノックス」と呼ぶのには反対です。「エヌ・オー・エックス」と呼ぶべきものが、一旦誰かが「ノックス」という短い呼び方で呼んだために、それがたちまち定着してしまった悪い例だと思います。同様に、硫黄酸化物SOxも、「ソックス」とよく呼ばれます。いつも心の中で、「エス・オー・エックスだ」と叫んでいます。 それで、ローマ字的に読んで「なんじゃこりゃ」「わけわかんない」「おもしろい」という例ですが、オキシ塩化リンPOCl3を、「ポックルさん」と呼ぶ人がいました。「おもしろい」の部類に入るかもしれません。 「ノックス」は、NHKは必ず一度「窒素酸化物」と断ってから「ノックス」という言葉を使っていると思います。世間が呼ぶのは専門化が略称したのにならっただけで、決して妥当ではないと思います。「窒素酸化物」というのが正しい呼び方です。
お礼
ア~ハツハツハ!! 「ポックルさん」最高っす! ですよねえ~、エヌオーエックスって言ってほしいです! >世間が呼ぶのは専門化が略称したのにならっただけで 専門家でさえ、そんな安易な略称使うのかと、軽いショックです。
お礼
とても深いご考察、ありがとうございます。 いや~、気づかれてしまいましたか、私の化学的知識の程度を。 そうですよね、「NOx」ですよね。それすら正しく表記できないのに、エラソウに言っててはダメですね。 反省してます。