中古機材の探し方について質問をいただきました。
私なら、まずNTTから店舗予定地周辺以外の場所で、比較的都会の電話帳を取り寄せ、「靴材料」のような、業者向けの卸の会社を探し、かたっぱしから電話を入れます。後々取引関係につながる相手になるかもしれないので、好感をもたれるような聞き方を心がけます。
「将来、靴修理の店を自分でやりたい。その時に消耗品や備品のメインの仕入先になる会社を探している。御社はそういった業務にこたえられるか?」
このような内容の電話で通じると思います。
ひとつ注意があります。
この業界の卸はほとんど年長者が支配してるので、はなっから「中古はある?いくら?値段は?在庫は?どうなの?」とど真ん中の質問から入るのではなく、前述した順に聞いた方がけむたがられないと言う事です。
インターネット検索では、普通のキーワードで検索してもは探しきれないかもしれません。
一般の消費者向けの中古商品ならともかく、業者向けの中古商品は絶対数も少なく、そもそも先方は高く売りたいと考えているので、何の知識も経験もない客なら頭っからふっかけてくるかもしれません。
経験がなくても相場観がわかれば、少なくとも失敗だったという買い物にはならないと思います。
会話をする事によって業界のなんたるか、の一端を知る機会にもなりますし。
電話問い合わせ作戦は、私の中では結構オススメの作戦です。
独立するという事は、万事、日々決裁をし続けるという事です。今日はこれまでにしよう、消耗品の発注はこれくらいにしよう、あのお客さんのものは早めに仕上げよう、などなど。
その色々な決裁に関わる全てを判断するのは経営者です。
各種の判断をする際、考え方、方向性、社会経験、専門的知識、社会情勢、天候など、様々な要因が関係します。
「探究心=好奇心」もその中では上位にランクされる、大切なものだと考えています。
探究心を磨くためにも、この際、自分で何もないところから発掘してみませんか?
現在技術を持ってないなら、先ほど回答したやり方がホントにオススメです。
もし私が20歳で、靴修理をやりたいなー思っていてこの回答を読んだら、間違いなく先ほど回答した方法を選びます。結果から判断して。
大切なのは、「技術をどう教わるか」ではなく、「技術をどう探求していくか」です。
靴修理の入り口は難しくありません。
専門の学校で何年も教育されないとできない、というものではまったくないのです。
うまいかヘタかは、「うまく仕上げよう」「キレイに仕上げよう」という気持ち・考え方が決定します。
話がそれましたね。
今すぐにどれくらいのお金が必要か知りたい!という気持ちはわかりますが、人の受け売りでわかっても本当の相場観ではないと思います。
新品で80万円の機械が、中古なら20~60万円くらいで手に入るでしょう。
どっかのチェーンに入社して仕事しながらなら、この機械を80万で買わなくても、用途別に工具を買っていけば全然大丈夫だ、なんて発見がゴロゴロある、そんな業界ですよ。
体験しながら貯金をして考えていけば、数年で貯めれる位の額で充分勝負できます。
知人の話ですが、比較的都会で靴修理を始めた際、手持ち資金が120万くらいで、備品消耗品にまわせたのが40万くらいだったような記憶があります。詳しくは言えませんが。(笑)
要は、やる気なのです。
お礼
ありがとうございます。宜しければ初期費用400万の内訳を教えて下さい。