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国家公務員特別職の補償について
親戚で、自衛隊に勤務していて、去年イラクの方に派遣された方がいます。帰国後半年ほどして、様子がおかしいということで、検査したところ、ストレスなどが原因で脳が萎縮する病気だということが判明。現在入院加療中ですが、職場復帰は無理どころか、日常生活にも支障をきたしています。近い将来、施設に入所して、リハビリということが考えられます。このようなばあい、民間の会社の社会保険ではいろいろな補償がありますが、自衛隊の場合どのような補償があるのでしょうか。また労災のようなものもあるのでしょうか。どなたか詳しい方、教えていただけませんでしょうか。
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質問者が選んだベストアンサー
自衛隊員も他の一般職国家公務員とほとんど同じ制度になります。(防衛省用の別法令もあります) 職務が原因でない場合、 病気休暇は90日をこえると俸給が半減されますが、特に期限の定めはありません。 病気休職の場合は、俸給が1年間8割保障されますが、2年目以降は無給となり、3年が過ぎても復帰できない場合は免職とされます。 ストレスなどが原因で脳が萎縮する病気だということですが、 これが自衛隊の勤務が原因で発症したのであれば、その休職の期間中は、給与の全額が支給されます。 民間企業の労災に相当する制度ですが、国家公務員災害補償法、国家公務員共済組合法お及び防衛省の職員の給与等に関する法律で 、民間企業よりは手厚い支給があります。 退職後も公務災害による年金が支給されます。 ところで、脳が萎縮する病気といえば、ピック病やアルツハイマー病と診断されているのではないかと思います。 しかしストレスも要因の1つであると言われてはいますが、発症原因はまだわかっていません。 ただ現在の所、これらの病気で労災や公務災害が認められた事例はありません。 ご質問の状況が公務(イラク派遣)によると判断されること(公務災害認定)は、大変難しいと思えます。 防衛省の職員の給与等に関する法律 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S27/S27HO266.html
お礼
さっそくのご返答ありがとうございます。かなり具体的に教えていただきまして、大変参考になりました。