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社会学の方法論の本とは?
独学で社会学を勉強してみたいと思います。そこで、社会学の方法論というものを学びたいのですが、どなたか社会学の方法論の分かる本をご存知でしたら教えてください。 お願いします。
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noname#89405
回答No.1
まず、社会学全般の研究方法を、大きく3つに分けて解説したものとして、今田高俊編『社会学研究法 リアリティの捉え方』(有斐閣)があります。この本は、低学年の学部生が読んでも大いに参考になる部分もありますし、いい本ではあるのですが、読むにあたって前提となる知識が多い部分もあり、全体的にはちょっと難解に感じます。 社会学の重要な技法のひとつである、フィールドワークについては、佐藤郁哉『フィールドワークの技法』(新曜社)がわかりやすいです。もうひとつの重要な技法である、社会調査については、大谷信介ほか『社会調査へのアプローチ』(ミネルヴァ書房)がいいと思います。 あと、社会学の方法としては大きく分けると、量的研究と質的研究とがあるのですが、前者については、統計解析や多変量解析など数学の知識が必要となる場合がありますので、それらの教科書で勉強する必要があります。後者については、最近出た事例を中心とした入門書として、能智正博ほか編『はじめての質的研究法 臨床・社会編』(東京図書) があります。 社会学は、例えば経済学のように、万人にとって共通の基礎となるテキストがあるるわけでも、決まりきった流儀があるわけでもありませんので、あまり理論だけにこだわらず(理論にこだわった本は、読んでいてとても難しいです)、さまざまな本を読まれたり、事例を調査、研究されたりすることをお勧めします。
お礼
詳しく教えてくださってありがとうございます。助かります。これから、SYSK1119さんが教えてくださった本プラス様々な本を読んでいこうと思います。
補足
質問なのですが、社会学を勉強していく時に自分の研究テーマはデュルケムの方法論に則って研究している。などという立場を取っていくべきなのでしょうか? 教えてくださると光栄です。宜しくお願いします。