年金だけに焦点をあててみますが、厚生年金は年収(最終年)の6割を保証するのですよね。だとすると、最終年の給与が2千万円の人は12百万円もらえることになります。つまり、定年前の給与の高い人がたくさん貰える仕組みです。
定年前に出世していてリッチだった人は、定年後の年金もリッチで、定年前にペエペエで安月給だった人は、定年後も安年金と言うことですね。死ぬまで格差がつきまとう訳ですよね。
ちなみに私の親は国民年金で月三万円、生活キチキチです。私の女房の親父(故人)は東大出で、戦中は職業軍人、戦後は金融機関の理事だったので、年給・恩給合計で、年間千数百万円は貰っていたみたいです。それでも、東大同期の中では中の下ぐらいらしかったですが。
これに退職金やそれまでの貯蓄を加えたら、格差が出ないわけないです。
年金制度は、今働いていて生活に余裕のある世代から、退職して生活に余裕のない世代に対してなす共済制度などと説明されているらしいですが、その配分を見る限り「富める者に手厚く、貧しい者には薄く」の制度で、全くのインチキですね。
お礼
参考になりました、ありがとうございました。