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文化財登録を勧められました
昭和3年築の洋風建築の家に住んでいます。 工務店の記念パーティに呼ばれて、実家を文化財登録してもらえないかと頼まれました。 文化財登録をするメリット、デメリットはどんなものがあるでしょうか。 こちらのカテゴリーでの質問ではなかったら、どちらで聞けば良いか教えていただきたく存じます。 どうぞよろしくお願いします。
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「登録文化財」と「指定文化財」はまったく異なりますので注意が必要です。 ANo.1の回答は「登録文化財」を説明されており、 ANo.2の回答は「指定文化財」の説明をされています。 指定文化財となれば建物を修理するのに「現状変更申請」と「現状変更許可」が必要であり、むやみに修理が出来ません。旧態に戻す以外の改築も認められない場合もあります。 その代わりに修理については国や都道府県、市町村からの補助金があり、所有者の負担はかなり低くなります。 これに対して「登録文化財」の場合は、建物修理には「現状変更届」のみであり、旧態を残すようにとの指導はありますが、強制力はありません。 その代わり国からの補助金はなく、都道府県、市町村で独自の補助制度がなければ修理・改築は所有者負担です。 「指定文化財」の解除はかなり厳しいですが、「登録文化財」の解除はさほどでもないようです。 回答についてはANo.1・2がほぼ正当で付け加えることはほとんどないのですが、「指定」と「登録」の違いを誤解されるといけないと思い回答させていただきました。
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- oska
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>文化財登録をするメリット、デメリットはどんなものがあるでしょうか。 メリット。 税金面での優遇、家屋補修時に専門家の助言及び費用補助を得る事が出来る。 デメリット。 勝手に増改築が出来ないし、修理補修も勝手に出来なくなる。 極端な例では、エアコンの取り付けが拒否された事例があります。 住居が文化財指定になると、所有者は「文化財指定の家屋は離れ」として使用し、実際の別棟(離れ)を住居家屋にしている例が多いですね。 近所の家屋が重要文化財指定なんですが・・・。 母屋が重要文化財指定を受けると、祖父母を含めた家族は母屋から立ち退き「離れ」を住居家屋と決めて生活しています。 文化財指定家屋で生活するのは、なかなか厳しいものがあるようですね。 「名誉を取るか実利を取るか?」は、所有者次第です。
お礼
お答え有難うございます。 エアコンの取り付けが拒否される事例があるなんて、ちょっと考え物ですね。 実家は、姉、弟が県外に住むため、私が相続をすることになっています。まだ若いので一人でやりくりをしていく自信がありませんが、この家は大切にしたいと思います。 有難うございました。
- mat983
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問い合わせ先は市町村です。 恐らく登録すると固定資産税など税制上の優遇や、痛んでいる部分の修繕を寄付で賄われるのではないでしょうか。 デメリットは改善することができないことだと思います。 歴史の証人であり、後世に残るとても名誉な事だと思います。 http://www.pref.kagawa.jp/kenkyoui/bungyo/dosuru/5-7.php 文化財の登録制度とは 保存と活用の措置を特に必要とする文化財を国が「文化財登録原簿」に登録するという国の保護制度です。 これは、許可制等の強い規制と手厚い保護を行う指定制度とは異なり、これを補完するものとして、届出制と指導・助言・勧告を基本とする緩やかな保護措置を講ずる制度で、文化財を活用しながら保存していくことを基本としています。 登録をうけるには 文化財所有者は市町にまずご相談ください。 登録すると適用される優遇措置があります。詳しくはお問合わせください。 http://www.pref.saga.lg.jp/at-contents/kanko_bunka/bunka/bunkazai/d_torok1.html
お礼
わかりやすくリンクも貼っていただき有難うございます。 工務店の方も、「歴史の証人になってください。ぜひ残してください。」と言われるのですが、父が去年末に倒れて以来、庭木の手入れもボウボウで、こんな状態で、そんな恐れ多いことを言われても・・・と躊躇しているところです。 でも、何か優遇措置があるなら、なんとか大切に家を守りたいと思います。 有難うございました。
お礼
的確なご教示を有難うございます。 私の中でも、「登録」と「指定」の知識がごっちゃになっていたので、大変わかりやすいご説明でした。 有難うございました。