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ICP分析データとは
質問させて頂きます。 先日お得意先より、環境負荷物質(カドミウム等の8品目)の分析データ(ICPによる分析データ含む)を提出するよう求めてきました。 このICPによる分析データとは、どのようなものなのでしょうか? ネットで調べても国際規格らしい事位しかわからず、具体的にどのように対応すればよいか、困っています。 ご存知の方、お教え願います。
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ICPは、金属などの多元素を一度に測定できることに特長があります。10年ほど前は感度が悪かったのですが、現在は十分に実用に耐えます。 No1の方が書き込まれているICP-MSだと感度は飛躍的に増大しますので、ppb(10億分の1の濃度)でも測定できると思います。 カドミウムについては、ICPでも原子吸光でもお役所では認められていたような記憶があります。ただ相手がどのように使われるのか、ただ知りたいだけなのか、お役所に提出されるのかによって対応が違ってきます。お役所なら、公的に認められている機関に依頼される他ないでしょう。 1元素3000円くらいではないでしょうか(ICPなら1元素でも8元素でも、手間ひまはほとんど同じなのですが、営業上8倍するでしょう)(3000円では人件費もでません。ちなみにICPは、簡易型でも約1000万円します)。また、サンプルが水だと直ちに測定できますが、食品などの固体の場合は、有機物を分解(灰化)する必要があるので、もう少し値段が高いかもしれません。
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- kent-milds
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何を分析するかがわからないので、推測で書きます。 環境負荷という点と、ICP分析って事を考えると、先方の考えは、 「ICP発光分光分析でカドミウムが検出限界以下である事」 を望んでいると思います。 ICP発光分光分析はppm~ppbオーダーの分析が可能です。 もの凄く濃度の薄い、微量成分を定量するのに向いています。 逆に言うと、濃い濃度では、定量出来ません。 また、カドミウム化合物は、PRTR法に引っかかるはずです。 重金属ですし・・・。 この2点を考えると、やっぱり検出限界以下ですかね??? ICP発光分光分析は、分析メーカーに頼めば、やってくれるはずです。 その報告書を先方に提示すれば、OKだと思います
お礼
ありがとうございます。 分析メーカーをあたってみます。
化学分析の会社でアルバイトをしていた者ですが分析機器の種類に「ICP」というのはありました。 薬品会社などはよく使っていると思います。 分析項目が解りませんがこの分析器を使ってのデーターが必要かと思います。項目によってはICPでなくても分析できるものもあると思いますが依頼するときはICPでと言って相談してください。分析会社は「東レ」や「住友系」など幾つかあります。 お騒がせしました。
お礼
ありがとうございました。 分析機器の種類にICPとは#1さんの「誘電結合プラズマ」を使用して 分析をする機械と言うことなんですね。
- gator
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ICPとはInductively Coupled Plasma(誘導結合プラズマ)と言って、プラズマの 発生方法のひとつです。で、ICP分析という分析方法があります。ICP質量分析 (ICP-MS)とかICP発光分析があります。まず、分析対象物質を何らかの溶媒に 溶かし、それを真空容器の中へ噴霧し、且つICPにより分解します。ICP質量分析 はその分解した物を質量分析という方法で分析し、分析対象物質の中に、どの元素 がどの位含めれているかを調べます。発光分析では上記のブラズマからの発光の 波長と強度を求めることにより、やはり分析対象物質の中に、どの元素がどの位 含めれているかを調べます。 検索サイトで「物理分析」とか「化学分析」で検索しますと、上記のような分析を してくれる会社が出てきます。
お礼
ありがとうございます。 何か非常に難しくてちんぷんかんぷんです。 とりあえず分析会社を検索して見ます。
お礼
ありがとうございます。 金額までお教え頂き・・・