会議などで、建設的でない意見とは、他の人の提案している意見の悪いところをけなしただけ、文句つけただけで、「では解決のためにはどちらに進めたらよいのか?」という、問題をよりよい解決の方向に近付ける努力が見られない意見が典型的でしょう。感情的な反対意見などがこれに相当します。建設的な意見とは、もし何かに文句をつけたら、それに代わる「代案」を具体的に提示し、あるいは代案のための材料を提示し、議論の方向を指し示すものでないといけないと思います。
ただし、ある意見が建設的かどうかは、決して絶対的な基準があるわけではなさそうです。その会議の前提や目的、そこまでの流れをよく把握していないと、「それは正論だが、おまえ、ここまでの議論を聞いてたのか?」といいたくなる「建設的でない」意見もありますよね。会議の最初のうち(議論を広げたいとき)と最後の方(議論を収束させてまとめたいとき)でも、建設的かどうかの基準は違うでしょう。その場に応じた判断が大事です。ですから、「それは建設的な意見とはいえない」といわれたときには、「あいつ、自分の気にいらない結論を目指している意見だから、建設的でない、といっているに違いない」と思う前に、自分の発言を振り返って、その場の状況に合っていたのか考える必要があります。
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