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柔道の始めと終わりの礼儀作法は?

教室の授業では、先生を前にして「起立、礼、着席」などと号令をかけたりしますが、柔道の練習の前ではどうでしょうか。 息子が柔道を習っているのですが、今日外国人の先生から「教え子を自分の前に座らせるとき何と言うのですか。」と聞かれて困ってしまいました。 「座りなさい」か「座れ」か、はたまた別の言葉か...。その先生は「...ざですか。」と「正座」を期待していたみたいですが、日本では畳の上に座るときは正座が基本だからわざわざ「正座!」なんて言うかなとあれこれ考えてしまって即答できませんでした。 どなたか教えていただけると嬉しいです。

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  • flood114
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回答No.1

こんばんわ。 呼びかけは特に無いです。姿勢にも、基本的には、日本の通常の礼法(特に和装時や和室での礼法)と大きな違いはないです。 道場では、基本的に正座か胡坐なので、「座る=正座」になります。練習中の空き時間や休憩時間、くだけた雰囲気のときは胡坐になりますが、練習前後の礼のときや、先生(に準ずる人)と対するときは、正座です。 例えば練習中に助言をする/される場合など、「おい」「はい」で移動して、呼んだ先生が座っていれば、正座で対します。立っていれば立って聞きます。「あーちょっと」「あ、おれっすか?」「おまえ、おまえ」「なんすかー?」「いいからこい(笑)」「うぃーっす(笑)」という雰囲気でも、座ったら正座、が落ち着きます。 特に練習中に先生・先輩から助言(小言)をもらう場面では、大学や高校の柔道部では「伝統の姿勢」「伝統の返事」などもあります(笑)。 授業の「起立」「礼」「着席」の場面は、道場だと、開始前後に『正面』と『先生』に対して座り、座礼をする場面に相当するかな、と思いますが、これも特に決まった呼びかけは無いです。「整列」「はじめます/今日はここまで」とか色々です。「じゃーそろそろやっかー」「うへぇー」でも移動します。「あー」「おー」でもOKです。ただし、移動した先では、正座です。 開始時・終了時の、正座しての礼は、形は一般の礼法での座礼と同じです。その場合の声かけは、一般的に、開始時・終了時共に、所定の位置に移動し、正座した後、稽古仲間の筆頭が”号令”をかけます。「気を付け」で背筋を伸ばし、「正面に礼」「先生に礼」「お互いに礼」で都合三度座礼をし、先生や稽古仲間の筆頭にあたる人が稽古終了を意味する発言をして終わります。礼の前に「黙想」が入ることもあります。整列して座った時点で、稽古の総括がなされたり、伝達事項が話されたりもします。 なので、いずれの場合も、「座る=正座」になります。なので、「今は正座をするべきだろうか」と考えるより、「今は胡坐で構わないかな」という方向です。 後、思い返してみましたが、「座りなさい」「座れ」あるいは「正座しなさい」という言葉は、言われると怖いですね、かえって(笑)。何を言われるのか、と冷や汗が出ます。かつおが波平に言われている気分です。 これらには、慣習的な側面も大きいので、慣れるまでは「フォーマット」に乗るのが難しい面もあります。よって、不慣れなうち(あるいは学校の授業などで、ちょっとダレているとき)は、声かけが多くなりますが、慣れると正座が落ち着きますね。 長くやると足がしびれますが(笑) 参考になれば幸いです。 お邪魔しました。 それでは(礼)

yukifutte
質問者

お礼

ご丁寧な回答どうもありがとうございました。 楽しい会話(受け答えかな?)などflood114さんの道場の雰囲気がよく伝わってきて、読んでいて楽しくなりました。 やっぱりこれと言って決まった言い方なんてありませんよね。ただ「セイレツ(整列)」というのが一番合うかなと思いました。新しい日本語を覚えて、適切に使ってもらうとしたら...。 こちらの柔道の先生は正座のことを「柔道の座り方」と言っています。 やはり日本では、道場も含めて正座をするときは各人が場の雰囲気を感じ取り自分からするものだから、人に正座と言われてするのは特別な場合だけですよね。flood114さんの例がよかったです。(笑) ところで柔道の指導者によってもその始め方はいろいろです。 M先生は「モクツウ!」と言って、子供たちに目をつむらせます。その後子供たちはバーンと両手の平を畳に打ちつけて音を立てながら礼をします。 H 先生もやはり「モクツウ!」と言いますが、子供たちは静かに礼をします。 R先生は、「レイ!」と言います。そして子供たちは静かに礼をします。 はじめこの「モクツウ」というのは一体何だろうと思いました。黙想とはちょっと発音が違うし...。周りの意見を聞いてみると「モク」は「黙」か」「目」で、「ツウ」はドイツ語の「zu(閉じるという意味)」みたいです。「モクソウ」からだんだん変化していったようですが、ドイツ語と日本語の面白い造語です。(苦笑) zu が入っているので子供たちがすぐに目を閉じてくれるのでしょう。 外国語である日本語が指導者によって綿々と次の者に受け継がれていくのを目の当たりにしていると、ただ単に座らせることでも下手なことは言えなかったのです。 ご指導ありがとうございました。 (礼)

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