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ADHDの生徒への対応

うちの中学校にADHDの診断を受けた男の子がいます。自分の悪口を言われたとか、 言い分が拒否された時などは、いわゆるキレた状態になり手が付けられません。 大人が3~4人かかって止めに入らないと、加減を知らないその子は暴言・暴力を 押さえられないのです。この爆発がいつ起こるかわからないために、先生達は 昼休みや休み時間もずっと廊下などに立って、事態に備えている状態です。 その子も体格が良くなるに連れ力も増し、その一方、先生方の疲労も限度に達してます。 また他の子への悪影響も見られるようになって、困っています。 ADHDの子供が落ち着いた事例や効果的な対処法などをご存じの方、教えて下さい。 よろしくお願いします。

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  • Ama430
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回答No.2

第一にお断りしておきたいことは、障がい名や病名がついていても、ひとりひとりの症状や環境は少しずつちがうので、本人の気持ちや状況を理解することが大変重要であるということです。 一般的なADHD児への対応は、 (1)褒める (2)共感する (3)枠づけする の三原則を念頭に置かれると良いでしょう。 ADHDそのものが問題なのではなく、そのような個性と日本の多くの学校に特徴的な「異質を前提としないシステム」とのミスマッチがトラブルのもとなのだと思います。 そして、幼い頃からダメ出しを数多く経験して、自分に自信がないことが、パニックを起こしやすくすると思うのです。(2次障がい) (1)自分に自信を持つために、得意分野で活躍できるように指導者が準備しましょう。 そして、そのような場面を含めて、褒めることを増やしましょう。 (2)パニックになったとき、なりそうなとき「○○がつらいんだよね」というように、本人の立場を思いやって、「この人はわかってくれる」という体験を積みましょう。 (3)守れそうな指示・ルールを、優先順位つきで書き出してみてください。 「やってはいけないがやりたいこと」は「どんな条件をクリアするとやってよいのか」を示しましょう。 また、欲張ってあれもこれもと指示するのはADHDの特性に反します。 要求をかなりしぼって「こんな低レベルでは」と思わずに成功体験を重ねましょう。 「やればできる」という実感があれば、根気良くなれるというのは、水準に差はありますが、「健常児」でもADHD児でも同じです。 今はいろいろな書籍が出ていますし、ネット情報も充実していますから、いろいろ探しながらやってみてください。

mantaray111
質問者

お礼

お礼が遅くなり、申し訳ありません。具体的な回答ありがとうございました。 コーディネーターや一部の教員は、(1)(2)について心がけているようですが、はっきり言って大半はほめるのも共感するのも下手です。聞いた所では、学年の半分以上が排他的な措置(特支学校への転校)に賛成しているという悲しい現実があります。おっしゃるとおり、二次障害を起こしているのだと思います。(3)は、本人に意識付けをさせるために、約束事として毎日ファイルに書いてますが、地道にやるしかないですね。 職員の意識改革が先のような気がしてきましたが、これまた大きな課題でもありますね。こっちの方が、意外と大変なのかもしれません。

その他の回答 (1)

  • hukuponlog
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回答No.1

失礼ですが、現職(もしくは学校職員)ですか? まず、直接のご質問は「ADHDの子供が落ち着いた事例や効果的な対処法」ということですが、そのような魔法はありません。もちろん、リタリン等の投薬によって症状が改善されるという事例は数多く報告されていますが、それは以下のような手だてが総合的になされた上での、一つの手段で、直接学校が対処できることではありません。 1.まず、個別の支援計画はどうなっていますか? ADHDという正規の診断が出た生徒ですから、この時期には、基本的に作成済みのはずです。 2.それに基づいて、職員の合意はできていますか。また、保護者との話し合いは定期的に進めていますか。 3.外部専門家の意見は反映していますか。また、支援計画に基づく、様々な対応(補助者の要請、別室の準備、支援計画に基づく授業計画)はできていますか。 先の見通しもなく、行き当たりばったりに、「暴れたから抑える」という発想では、職員にも疲労感がつきまとうでしょう。 支援計画の中には、例えば「彼が暴れた場合の具体的な対応」として別室での待機、説諭、保護者の呼び出し、その他の方策を講じることが出来ます。これは「保護者と合意の上」で、そのように計画を策定すれば良いだけのことです。 また、特別支援学級への通級(例えば週1回程度でも、月1回程度でも)を勧めることも出来ます。これまた、支援計画に基づいて実施するなら、全く問題有りません。 さらに、リタリンの服用など、通院・治療の勧告も支援計画があれば、学校として出来ます。 要は、「暴れたから抑える」という後手に回る指導ではなく、学校として計画的に、先を見通した対応をしていきましょう、ということです。普通に考えてください。何でも物事を進めるに当たって、行き当たりばったりの対応などしないでしょう? 仮に「支援計画」が有るにもかかわらず、上記のことが出来ないのであれば、それは支援計画そのものが悪いのです。実態に合わせて、きちんと作成をし直すべきです。 プロを相手に言うことではありませんが、学校にはコーディネートの担当者の先生がいるはずですか?

mantaray111
質問者

お礼

お礼が遅くなり、申し訳ありません。丁寧な回答ありがとうございました。 世間一般の学校に比べると、うちは特別支援については遅れている方だと思います。特に、大方の職員の意識が変わっていないので、制度や支援体制も整っていないのが、彼が暴走する一因かもしれませんね。

mantaray111
質問者

補足

お尋ねの部分について回答させていただきます。 1.個別の支援計画は小学校で作成されたものが引き継ぎされているようですが、暴れた時の対処については書かれていないようです。小学校では、先生方の障害に対する理解も深まっており、それほど問題にならなかったようで・・・。 2.職員の合意の前に、障害に対する理解が不十分で、皆初めて接するタイプにとまどっているのが現状です。保護者とは担任がよく連絡を取ってます。 3.夏休み以降、医療機関・児相・支援センター・特別支援学校と連絡を取っているようです。補助者は自治体の予算から無理とのこと。授業計画は明確には出てませんが、5教科は別室で個別指導となっています。 コーディネーター(その人も初めての対応)によれば、支援は進めたいけれども、障害やその生徒を受け止めようとする姿勢が教員にあまり見られず、壁を感じるとのことでした。

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