• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:虫歯菌はどうやって進行していく?)

虫歯菌の進行メカニズムとは?

このQ&Aのポイント
  • 虫歯菌の進行メカニズムについて、具体的な情報が少ないという疑問を持っています。
  • ミュータンス菌がバイオフィルムを作り、バイオフィルムの中で菌の生命活動サイクルが起こっているのか、また餌はどのように摂取されるのかなど、具体的な進行メカニズムに関する疑問があります。
  • 虫歯菌の酸による口内pHの変動やバイオフィルムの役割についても理解したいです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • aokisika
  • ベストアンサー率57% (1042/1811)
回答No.1

ミュータンス菌は、グルコシルトランスフェラーゼをはじめとする多くの酵素を持っています。 人間が甘いものなどを食べると、食べ物に含まれるグルコースが、ミュータンス菌の持つ酵素によって分解されてデキストランと乳酸になります。 この時に出るエネルギーでミュータンス菌は生活しています。 デキストランと乳酸はミュータンス菌にとっては食べかすなので、菌体の周囲へ排泄されます。 ところがデキストランは水に溶けないねばねばした物質なので、菌体の周囲を覆ってしまい、そのまま歯の表面にこびりつきます。これがプラークです。 一緒に排泄された乳酸はどうなるか、というと、ミュータンス菌の周囲はデキストランで覆われていますから、乳酸はその中に閉じ込められてしまい、そこに溜まります。このためプラークの中のPHが低くなります。そして、ミュータンス菌とデキストランでできたプラークは、歯の表面にくっついていますから、その中に閉じ込められた乳酸によって歯が溶かされます。 これが虫歯です。 デキストランは乳酸を絶対に通さないというわけではありません。やはり少しずつ通しますから、時間がたてば乳酸は少しずつ出て行き、PHも上がり中性に近づいて行きます。 結局、こんなことが起きています。 私たちが甘いものなどの炭水化物を食べると、その中のグルコースがプラークの中に染み込んで行きます。 これをミュータンス菌が食べて、プラークの原料となるデキストランと、乳酸を作ります。 デキストランはプラークを成長させます。 乳酸はプラークの中にたまってPHを低下させますが、乳酸が沢山たまりすぎるとプラークの中からあふれてしまい、それ以上PHが低下しなくなります。これが、甘いものを食べてから3分後です。 また、デキストランはねばねばした物質なので、唾液の中に漂っている他の菌も、ここに流れてくるとくっついてしまいます。しかもデキストランはミュータンス菌によって作り続けられていますから、流れ着いた菌はその中に埋め込まれてしまいます。 プラークの中は、他の菌にとっても生存しやすい環境なので、一緒に増殖し、いろいろな菌が混じったプラークが形成されるわけです。 バイオフィルムというのは、こういう風にして複数の種類の細菌がねばねばした多糖類などでくっついて増殖しているものを言います。 そして、口の中で歯にくっついているバイオフィルムをプラークと呼びます。 以上、かなりおおざっぱな説明ですが、概略はこんなものだと思ってください。

oinieaga
質問者

お礼

大雑把でも、大変判り易かったです。 特に、グルコースがブラークにしみ込むというのには、驚きました。 ブラークが人の家だとしたら、庭に大量の食料がデリバリー(羨ましい)されるようなものなんですね。 ありがとうございました。