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大型車のタイヤ脱落事故防止の為に
今年の4月から、大型車(最大積載量5トン以上、または車両総重量8トン以上の貨物車、および乗車定員30人以上のクルマ)は、車検時には全てのタイヤをドラム・ハブから外して、ナット・ボルト・ホイール・ハブを点検清掃し、組み付け時は指定部に注油し、更に、トルクレンチを使って規定トルクで締め付けなければならなくなりました。 タイヤの脱着の作業精度・品質に、作業者や工場により差があり、それによって脱落事故があるというのです。 そこで作業基準を設け、遵守させて、品質を一定にしようということです。 私の工場では、大型車のタイヤは、ハブベアリングを外して、ドラム(ハブ)に付けたままごっそり外しますので、ホイールボルトを外す事はありませんでした。 でも、法定になった為、全数取り外していますが、この作業、(例えば後ろ2軸、Wタイヤだと10本のタイヤ・ホイール、80個のナット、36本のボルトの点検・清掃・注油・取り付け・締め付け)2人がかりでやっても40分以上かかります。 私は経営者じゃないので何とも言えないのですが、これを工賃としてお客さんからいくらかでも頂くというのは不条理でしょうか? オーナーや、今まで普通に全数外してきた工場さんにとっては、「寝言を言うな!」でしょうが、それ(ドラム・ハブ付きでタイヤ外す事)によって効率化や低料金化をはかってきたと思ってます。 更に、タイヤを外して行う整備時は、別途料金を頂いておりました。 「法定になったからタダ!」というなら、車検自体タダでやらなくてはいけなくなります。 あと懸念なのは、いくらウチがしっかりやったとしても、よそもちゃんとやってくれるのか? 冬タイヤに換えるだけなら記録にも残さなくて済む(車検では項目が追加)。そして、今まで使って、いいかげんクタビレたネジを、一律に規定値で締めていいものか?と。かえって締め付け不足や過多になり、折損事故が増えはしないかが心配です。 全数ねじ交換するのはムチャですし・・・。
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車検整備時のタイヤ脱着作業を工賃として請求? お金を支払うお客さんが納得して払って頂けるのら可能でしょうが、単なるタイヤローテーションとは違い、そもそもそれは車検整備作業に最初から含まれている点検作業項目でしょ? ホイルボルトの点検以外にもホイルの亀裂・損傷点検など(記録簿に載ってる項目だけ点検すればいい? そんな馬鹿な話はないでしょう)、それらを省いて手抜きをしてきたのを、法令で手抜きさせないようにされたら料金を別途頂く・・・お客は怒りますよ。 タイヤ脱落について これは【ホイルを締め付けの基本を知らない人が締め付け作業】をし、【運行前点検を一切しない運転手】が居るからホイルナットが緩んだり欠損したりして、タイヤが脱落する(外れる)んです。 つまり社員教育の怠慢。 (外れて飛んでくるナットだけでも殺傷能力は十分あります) そして、事の発端になった三菱フソウトラックバスのハブ破損は、完全なハブの強度不足です。 私が知る限り ハブが破損したのは三菱フソウトラックバスの1社だけ。 (私的には近年のホイル締め付けトルクの法令徹底は、三菱フソウトラックバスのハブ破損をウヤムヤの内に忘れさせようとしている。そんな風に感じます) 更に、締め付けトルクは三菱フソウトラックバスが一番弱く 46kg/mだったと思います。 (46kg/mでは点検ハンマーの打音・打感では緩く感じます) イスズが65kg/m位だったかな? メーカーや車種により締め付けトルクがバラバラで、ハブやホイル自体の劣化具合もマチマチです。 そんな状態でメーカー規定トルクで締め付けても その後増し締めしなければ緩む事を、国土交通省も認識していますし我々も緩むと思います。 ホイルとハブとナットが新品なら46kg/mの締め付けトルクでもいいのでしょうが、使い込んできて消耗してきてからの46kg/mは弱過ぎです。 >全数ねじ交換するのはムチャですし・・・。 痛んだ全部のボルト交換はユザーに金銭的な負担を強いります。 しかし、その車(ユーザー)だけの問題ではないでしょ? その車が走行すれば その周りに居る人達への影響もあります。 いつタイヤが外れて飛んで来るか分からない車と並走するのは嫌ですし、それで事故を起こせば高い・安いの金銭では済まなくなります。 キチンとその辺の事を説明すれば、傷んだボルトやホイルの交換にユザーは納得してくれます。
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- kidakewakai
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一般の方の投稿と国土交通省指導が安全確保の為には必要との合致した意見ですから、 作業を実行し、正当な工賃を請求すれば良いと思います。 不払いや拒否した業者は、公表し危険運行事業所(者)と、 官民一体で摘発すれば良いのです。 運行コストの上昇は運賃に乗せれば良いのです。 受益者負担の原理原則ですから。 そうすれば、安全で事故が絶対起こらない車になります。 整備士では無い人が点検した車両に検査合格させる制度も廃止でしょう。 それをしないのなら、単なる業界への責任転嫁と理解してます。
お礼
ありがとうございます。 >運行コストの上昇は運賃に乗せれば良いのです。 受益者負担の原理原則ですから。 …そうできないのが、業界であり、荷主なのではないでしょうか? 1円でも安く!を念じているのに、「コンナ事でまた負担増なんて!」 と、フツー思うのでは? 私の取越し苦労かもしれません。一般者(いや、業界通と確信してます)の方がおっしゃられるように、請求は妥当だと、大型車オーナー・ユーザーは思っておられるのか…? かなり弱気な私です。 「だったら質問するな!泣き寝入りしろ!!」 ・・・おっしゃる通りです・・・。
>これを工賃としてお客さんからいくらかでも頂くというのは不条理でしょうか? うだうだ書いていますが、質問はココだけで後は愚痴ですかね。 >私の工場では、大型車のタイヤは、~ホイールボルトを外す事はありませんでした。 ボルトは折れることがないという考えかな。 ホイールの中に収まったハブは壊れないのかな。 コレをやっているから、脱落事故が起きているんでしょ。 偶々あなたの工場で起こらなかっただけで、同じコトをやっていた他の工場では落っこちたわけでしょ。 >あと懸念なのは、いくらウチがしっかりやったとしても つまりは、やりたくないってことだけでしょ。誤魔化すような言い方をしているだけで。 >いいかげんクタビレたネジを、一律に規定値で締めていいものか? 交換してください。新品に。 > 全数ねじ交換するのはムチャですし・・・。 全数じゃなくても劣化・摩耗程度を判定することはできるでしょう。 その程度の能力なの? >車検自体タダでやらなくてはいけなくなります 何処をどうこねくり回したらこんな結論が出てくるの? 事故が起こって、その事故の原因が整備にあるとされたのなら、決められたとおりにやってください。 必要な工賃は取るべきでしょう。 何のためにやるのか、あなたは書いているじゃないか。 書いていることを理解できないのですか?
お礼
ありがとうございます。 >ボルトは折れることがないという考えかな。 ホイールの中に収まったハブは壊れないのかな。 コレをやっているから、脱落事故が起きているんでしょ。 偶々あなたの工場で起こらなかっただけで、同じコトをやっていた他の工場では落っこちたわけでしょ。 …まさにおっしゃる通りです。 この姿勢を一掃する為の 法改正だと思います。 以前から必要性、重要性は判ってたのに、迅速化・疲労軽減の為に行ってこなかったツケが回ってきたのだと、自戒を含めて 法に従ってやってます。 >車検自体タダでやらなくてはいけなくなります 何処をどうこねくり回したらこんな結論が出てくるの? …お客さんからすれば、「車検時にタイヤ外すのは当たり前。その工賃は元々費用に含まれているハズだから、やってなかったソチラが負担すべき。法が変わり、強制になったのなら、なおさら、コチラが払う筋合いではない。」 と考えられてしまうのではないかと思ったしだいです。 今まで簡易的なやり方のおかげで、費用を抑えられてるのを、お客さんに理解してもらえていない、ただただ法による後ろ楯を得られたと勘違いされて、そう要求されるのでは…と勝手に思ったのです。 これは私の一人よがりの戯言でした。すみません。 > 全数ねじ交換するのはムチャですし・・・。 全数じゃなくても劣化・摩耗程度を判定することはできるでしょう。 その程度の能力なの? …もちろん、判断して交換してます。 ただ、事故が起きた場合の責任を明確にする為には、全車一斉に同じ状態に揃えてスタートさせなければハッキリしないと思ったから そう考えたのです。それがムチャだという意味です。 工賃はすでに含まれていると、お客さんは考えているのでしょうか? ユーザーさん、いかがお思いですか?
- nichaim
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解ります、うちでも工賃は取ってません、取れないそうです 「整振連」では確か1,3程度の時間工賃を設定していましたが、お客さんには理解されませんよね 困るのは、車検時より3ヶ月点検です、この作業により時間がかかり台数が捌けなくなりましたね、しかも工賃はとれない・・・タイヤローテーションで工賃とってやろうか?とも思いました^^ 専用のインパクトレンチが60万しましたし、手動のトルクレンチも新たに二つ買い揃えました、スピードアップの為です 一部の業者、オーナーさんの為に整備業界全体が困惑しており、無駄な点検項目が増えたと思っております、せめて現段階でよそさんもキチンと再締め付けやっていると信じたいですね
お礼
ありがとうございます。 ウチへの大型車の車検入庫は、月にせいぜい10台ちょっとですので、初めはトルク設定付きの専用インパクト導入検討されたらしいんですが、そのような状況では高価なモノは無理…と見送られ、長大なトルクレンチを購入となりました。 大型の入庫が多い工場さんは大変ですね。 3ヶ月点検でも外してなんて…。 その人たちの苦労に比べれば、私どもの作業なんて…。 やはり、取り外しサービスはしかたないものなんですね。
お礼
ありがとうございます。 >そもそもそれは車検整備作業に最初から含まれている点検作業項目でしょ? …ううう~ん???そうやったかなあ??? 「クリップナットの著しい緩みが無いこと」ってのはあるけど。 でも、 >(記録簿に載ってる項目だけ点検すればいい? そんな馬鹿な話はないでしょう) …その通り! 記載項目だけやればイイなら、車検、アッと言う間に済みますよね。(排ガス規制装置の点検等を除けば。) 私らは、お客さんの満足を得るために点検対象外の事をたくさんしてきました。 >手抜きをしてきたのを、法令で手抜きさせないようにされたら料金を別途頂く・・・お客は怒りますよ。 …やはり私らがやってきた作業は「手抜き」だったのですね。 何かあったとしても、「ウチはタイヤ外してないんだから、脱落事故に関しては責任ない」と言い逃れできると無意識的(意識的?)に思っていたフシがある事は否めません。 点検項目以外のことまでやってきたと言いながら、メンドウな事は、「点検項目じゃないから」と捨て置く姿勢を改めるべきだと痛感しております。 国の定める基準で仕事すれば、どんなに効率いいか…。でもそれでは確実にナニか起きる…。 深いジレンマに陥るところではあります。 >ホイルとハブとナットが新品なら46kg/mの締め付けトルクでもいいのでしょうが、使い込んできて消耗してきてからの46kg/mは弱過ぎです …やはり経験を加味して補足なりしておられるのですね? 点検して、交換が必要になったボルト・ナットについては、全てのお客さん、納得され、応じてもらえてます。 あたりまえですよね。ありがとうございます。