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「ないです」は日本語として間違い?
「ないです」というのは日本語として間違いなんでしょうか? 数年前ですが中学の時の国語の先生が、授業に遅れた生徒に、 先生「授業に遅れた理由はあるのか?」 生徒「…ないです」と答えたら 先生「『ない』だと!誰に向かって口を聞いとるか!答え直せ。」 生徒「…ないです」 先生「貴様日本語知らんのか?」 生徒「…ありません」 先生「以後十分気をつけろ」(←確か) その国語の先生は礼儀やマナー・ルール等に鬼の様に厳しい先生でした。 「ないです」は別に周りの人や、テレビに出てる有名人も普通に言っています。「そんなにはいないですね」とかいう感じです。 でもやはり日本語としては「ありません」が正しいのでしょうか?
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間違っているというよりこれは現代日本語の不備です。形容詞と「です」はうまく結びつかないのです。「~いです」という言い方は一応敬語の形をとっており、これを使った生徒も教師への言葉づかいとして「です」をつけたのです。反抗心があるなら「ない」とか「ねえよ」とか言って一層教師を怒らせたでしょう。 動詞の場合「書きます」「書きました」などの言い方ができます。「書くです」「書いたです」のような言い方に違和感を覚えるのは誰でもあると思います。 一方、形容詞では「美しい」「美しかった」を敬語にしようとするとどうもうまくいきません。「ます」は続けられないし、何とか「です」を続けるしかありません。あるいは内容を変えずに全く別の言い方に直すことを講じなければなりません。 この「~いです」「~かったです」という言い方ですが、今日間違っていると言い切れるものではありませんが、どうも幼い感じがあります。自分もできれば避けたい気持ちがあります。目上の人には使いたくありません。 ご質問のケースにはもうひとつ、「ない」という言い方を使ったことが、たとえ「です」を付けても、相手の気に障ったことが考えられます。 「ない」はこれ自体が否定の意味を持ち「ある」を否定した「ありません」よりも強く響きます。相手の質問にダイレクトにNOを突きつけたようで、失礼に感じる人がいるのも事実です。近頃はそういうことを煩わしいというか、自分にとってのYES/NOだけで充分と感じる人もいるのでしょう。 確かにこの教師はまるで戦時中の教師みたいで、こんなことで「貴様」を使うほど怒るなど、これは礼儀やルールどころの問題ではない問題教師でしょう。 かと言って、全面的に教師を非難し生徒を弁護する気にはなれません。生徒もこのくらいの年なら「ありません」くらい言えるべきで、教師も怒らずに諭すべきです。 結論として、今日の日本語しては間違っているとは言えない。というより日本語の不備によるので仕方ない。しかし違和感を感じる人はいる、と言えます。 ついでに 「ないですね」「ないですか」「ないでしょう」「ないでしょうか」「ないですよ」のように更に後ろに付属語を付けると違和感は感じませんし、昔から普通に使われていました。
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- aquarius_hiro
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rgsdさん、こんにちは。 敬語としては「ありません」「ございません」が正しいと思います。 おそらく、その先生は、教師と生徒の関係では、きちんとした敬語を使うのが当然という前提をもっていて、敬語として「ないです」は不十分と判断されたのでしょう。 「ないです」は「ありません」に比べて、くだけた言い方ですが、可能な言い方です。現代において、現実に頻繁に使われている以上、言葉として間違いとはいえません。 しかし、くだけた言い方ができない相手の場合には、敬語としては不十分なこともまた確かだと思います。 例えば仕事上の関係で、自分が平社員として、あまり親しくない取引先の会社の重役に対して「ないです」といえば、失礼ととられる可能性が高く、その場合は「ございません」というべきでしょう。 これは文法上は正しいのだと主張しても始まらないことで、実際に日本語を使うときにどうなのかという問題です。また敬語の問題なので相手との関係や、状況によって大丈夫かどうかは変化することです。文法上正しくても、相手に対する尊敬の念が不十分な言葉遣いなら日本の文化では正しくないということになります。一応「です」を付けたから、それで十分に敬語になっているだろうという訳にはいきません。 いずれにしても、実用上、ほぼ100%、敬語として問題がないことが分かっている「ありません」「ございません」という言い方を知っているのに、わざわざ危険を冒す必要はないですよね。 余談になりますが、ご質問の文面を見る限り、私もその先生は良い先生だと思いますよ。怒ってはいるけど、自分の怒りにまかせて生徒を殴るとか、人格を傷つけるようなことを言っているわけではありません。あくまで敬語の使い方について、厳しく指導しているだけのように思われました。 「答え直せ」「気をつけろ」という言い方については、その先生の中では、教師と生徒の関係にはそのぐらいの上下があると思っているからであり、昔の軍隊みたいで少々時代錯誤的ではありますが、マナー違反、間違いとはいえません。むしろそこまでポリシーがはっきりしていると、逆に気持ちがよくさえ見えます。 そしておそらく怒っているのは、将来生徒が言葉遣いの間違いで不利益を被らないようにそうしているのだと思います。やわらかい言い方だったら、数年後にまで気になるほど覚えてはいなかったかもしれません。
お礼
ありがとうございます。 やはり「ありません」を使うに越した事はありませんね。 私もその先生は厳しいけれど、良い先生だと思います。
- gootaroh
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いい先生だと思いますよ。 多少言葉はきつい方なのかもしれませんが、今どきこんなに厳しく叱ってくれる先生は少ないのではないでしょうか。 授業に遅れた生徒が悪いのですから、ご指導はありがたく受けなければなりません。 それはさておき、「ないです」ですが、 国語辞典によると、「です」とは、 1.丁寧の意をもつ断定の助動詞。 2.名詞、ある種の助詞、および体言に準ずるものに接続する。 3.動詞および動詞型活用の助動詞には、連体形に助詞「の」の付いたものに接続するが、形容詞および形容詞型活用の助動詞には、その終止形に付く。 4.もっとも、未然形「でしょ(う)」に限っては、動詞および動詞型活用の助動詞の終止形にも付く。 5.また、形容動詞および形容動詞型活用の助動詞には、その語幹に接続する。 一方、この場合の「ない」とは形容詞です。 したがって、上の「3」のうち、 >形容詞および形容詞型活用の助動詞には、その終止形に付く。 を適用し、口語形容詞の終止形「ない」に付けると「ないです」となり、文法的には問題なさそうですね。 ただ、文法的なことは別として、私の印象では、他のご回答者様と同様、目上の方には「ないです」よりも、「ありません」又は「ございません」の方が、より丁寧に感じます。そもそも私の場合、「形容詞+です」自体に違和感を持っています。 蛇足ですが、私は「形容詞+です」を使いたいけれど、使うと違和感があるので、どうしよう?と悩むことがあります。 例えば、報告書の作成では、「である調」か「ですます調」のいずれかにそろえる必要があるのですが、当初「である調」で「○○地区は、××地区と比べて多い。」と書いていたものが、納品先の都合で、「ですます調」に変更することになった際、「××地区と比べて多いです。」では「ん~?」と感じてしまいます。 何かこう、子供っぽく感じてしまうんですよね(私だけかもしれませんが)。 仕方がないので、「××地区と比べて多くなっています。」などと書き替えています。
お礼
ありがとうございます。 やはり「ありません」を使うに越した事はありませんね。 今後大事な場面ではできるだけ拙くない日本語を使う様心がけます。
- Parismadam
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No.4です。インプットミスがありましたので、訂正します。 回答者欄に誤って「専門家」とチェックしてしまいましたが、 「経験者」のインプットミスですのでご了承下さい。
- luune21
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まぁ、まずはこちら↓をお読みください。 http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2004/11/1102.html この文章を要約すると、「ないです」のような「形容詞+です」の形は以前は間違いとされてきたが、昭和27年頃から、学校教育の場でも許容するようになった、ということですね。ただし、許容=正しい ということではありませんので注意は必要です。 しかしながら、「認めてもよい」ということなのですから、その先生が「間違った日本語だ」と指摘なさったのなら、その主張は理不尽だといえます。 またしかし、けっしてきれいな日本語ではないこともたしかです。 一般的には、まだ正式な書きものにはあまり使われません。一流新聞の紙面でも、あまり見かける表現ではありません。 それは、文書を書く上で「形容詞+です」を書きたくなるようであれば、書き手は、まずそれを使わないですむような他の表現を考えるからです。通常、「ないです」は「ありません」と言い換えます。 ↓こういうWebページもあるくらいです。 「形容詞+です」回避法 http://mynotes.jp/blog/2006/07/desu 「形容詞+です」を認める http://mynotes.jp/blog/2006/07/adj_desu その先生は、「正しい日本語を使いなさい」ではなく、「美しい日本語を使いなさい」とおっしゃったのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 確かにその先生は「美」についても、多少授業で説いていました。 「鉛筆は正しく持ちなさい」とかです。 今後美しい日本語を使うよう心がけます。
- Parismadam
- ベストアンサー率65% (2756/4211)
はじめまして。 ご質問1: <「ないです」というのは日本語として間違いなんでしょうか?> 間違いではありません。「ない」は形容詞の終止形で、それに断定の助動詞「だ」の丁寧語「です」を用いていますから、敬意を払い敬語をきちんと使っています。 「形容詞」+「です」の例: 「美しいです」「赤いです」 どれも間違った用法ではありません。 ただ、「あるのか?」に対する否定語は、わざわざ「ない」に言い換えるよりも、素直に「ありません」でいいと思います。「ないです」よりやや丁寧です。 ご質問2: <その国語の先生は礼儀やマナー・ルール等に鬼の様に厳しい先生でした。> え?どこが?自分の礼儀やマナー・ルールの悪さを棚に上げて、他人にばかり厳しく要求するのは、真に礼儀やマナーを知っている人とは言えません。 1.「『ない』だと!誰に向かって口を聞いとるか!答え直せ。」: ちゃんと敬語を使っている生徒に、答え直しを強制する権利はありません。 2.「貴様日本語知らんのか?」: 生徒は人権を持った一人の人間です。生徒と先生の間には、「人間として」の上下はあってはなりません。生徒という理由で相手を「貴様」呼ばわりする権利は、教師にはありません。 3.「以後十分気をつけろ」: マナーを知っている人なら、生徒であれ「~なさい」を使うのが正しい教育者というものです。 国語の文法や言葉遣い、礼儀やマナーも等しく、「他人には寛容であっても、自分には厳しく」これが基本です。「しつけ・教育」の名のもとで行われる侮辱・罵倒・差別用語といった「人権無視」の教師は、彼自体が教育を必要としています。 以上ご参考までに。
お礼
ありがとうございます。数年前なのではっきり覚えていませんが、「貴様」ではなく「お前」だったかもしれません。 「気をつけろ」も同じです。この辺からの細かい内容は忘れました。 「お前」だったとしたら、そこまで問題はなかったでしょうか。
「です」が、「だ」や「である」の丁寧語だとすれば、 ない+だ、 ない+である、の組み合わせは考えられません。 従って、「・・・ない」に、「だ」や「である」の丁寧語である「です」をくっつけることは、文法的に間違いと言えるのかも知れません。 ただし、「ない+の+です」の組み合わせは考えられますが、強調された表現となってしまい、本来の意味とはニュアンスが異なってしまいます。 ただ、小学校の教育では、作文で「楽しかったです」などの表現がまかり通っています。このあたりは、日本語の文法の不備(というか不足?)があるのかもしれませんね。
お礼
ありがとうございます。
- SHARPTIGER
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ことばというのは時代の流れによって変化するものです。以前は間違った使い方だったものが、今では認められているというのも。 「ありません。」という方が、特に目上の方に対する時は失礼にならないのでは。でもその先生の機嫌を損ねたのは、 理由を聞いているのに理由が返ってこなかった。 しかも「ありません」ではなく「ないです」だった。 からではないですか? 厳しい先生というのは確かにいらっしゃると思いますが、あちらが厳しいのではなく、受け手がダラしなかったり非常識だったりしているのかもしれませんよ。敬遠するよりは、その方から教わる気持ちで対峙すると、自分も今いる階段から上へとあがることができます。 社会にでたら、そのような事をひとつひとつ教えてくれません。感謝の気持ちを忘れずに
お礼
ありがとうございます。その様に気を付けます。
- mat983
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>日本語としては「ありません」が正しいのでしょうか? 「ありません」です。 「ないです」は目上の人に対する言い方として違和感があります。 馬鹿にしている印象です。
お礼
ありがとうございます。
お礼
ありがとうございます。 結局相手が誰でも「ありません」を使うに越した事はありませんね。 以後心がけます。
補足
数年前なのではっきり覚えていませんが、「貴様」ではなく「お前」だったかもしれません。 「お前」だったら特に問題はなかったでしょうか。