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会社の株の発行部数
会社の発行部数とか書いてますけど、仮に全て買われてたら その時点では買えないってことでしょうか? 自分の興味ある会社の株を買い支えるってどういう効果あるんでしょうか?
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回答します。 えー、表現上、微妙なところがあるのですが、 >会社の発行部数とか書いてますけど、仮に全て買われてたら >その時点では買えないってことでしょうか? 言葉のアヤというか揚げ足取りになってしまうのですが、 「発行済み株式(のことですよね)が、全て買われいる」の反対の状態を考えて見ましょう。 誰も所有していない株式がある、ということですよね。 所有者が不明な株式、というのは事実上存在しません。 たとえば「道端に株券が落ちていたらそれは持ち主のいない株券じゃないか!」 と思われるかもしれませんが、警察に届けてその株式会社の幹事証券会社に株の名義人を調べれてもらえば誰が株主かは判明します。 その株式をネコババして「俺が株主だ!」と言い張っても通りません。 発行済み株式は必ず誰かが株主として所有していることになっています。 これを踏まえた上で、質問者様の言いたいことは、 「全株主が誰も株式を売り出さなかったら買えないのですか?」 ということになります。 その通りです。ある特定の株式会社の株を、市場なり、対面交渉で株式を売り出そうという株主が一人もいなければ株式の移動はなくなり、全株主が安定株主になります。会社を乗っ取られる心配は全くなくなります。その代わり市場で流通しないのでその会社の株価は全く上下しません。 では、そのようなことが事実上ありうるのか? 非上場株式会社であればありえます。全株式を社長独りが持っている。あるいは社長独り出なくても他の役員、メインバンク、主要取引先など、がちがちの利害関係者だけに株主を限定しておき、会社約款で 「株式の譲渡は取締役会において全取締役の承認を得ること」 とでもしておけば、絶対に赤の他人が株式を買うことは出来なくなります。 質問者様の質問はおそらく上場会社の株式についてのことでしょう。 株式公開している会社の株式において、上記のようなことがありえるか? 可能性は限りなくゼロです。 なぜならば株式会社は株式公開時に発行済み株式のうち一部を市場で公開することが義務付けられているからです。株式上場・公開というのは広く一般から資金を集めるために行うのであり、一般人に株式を流通させないのであれば上場する意味が無いからです。上場済みの株式会社でも発行済み株式の80%以上が特定株主で占められると上場廃止になります。 では 「たとえ79%を保有する安定株主が株式を手放さず、残り21%の一般株主が誰も株式を売り出さなかったら”誰も買えない状態”が起こるんじゃないか?」 と思われるでしょうが、これも限りなく可能性ゼロです。 市場流通し、一般投資家が手に入れた株式は必ず各株主の思惑によって売買されます。 「他の株式を買いたいので手持ちの株を処分する。」 「遺産分けでもらった株だが、現金が欲しいので処分する。」 「信用取引の担保としていたが、追証が発生したので泣く泣く全株式を処分する。」 などです。 こういう理由で「とある上場会社の株式を誰も売り出さない」状態というのはまず起こり得ない現象です。 「自分の興味ある会社の株を買い支えるってどういう効果あるんでしょうか? 」 その会社自身が自社買する場合などです。株価が下がった自社株を市場であつめ、いつの日か経営安定・株価上昇したら市場で売り出し、資金を調達しよう、ということです。 自社買でなく、他人が行う場合、短期では株価上昇を信じた投資家達が難平買いする場合でしょう。あんまり資金が続かないと思いますが。 長期で行う場合は 「さわかみファンド・澤上篤人代表」の「優良企業の苦しいときこそ応援しよう」 とか 「日本一の大旦那 竹田和平氏」の「危機を乗り越えた会社こそ育って欲しい」 という精神で買い支える場合ですね。 澤上氏、竹田氏の投資マインドについては詳細はネットで調べてみてください。