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「巷路」の読み方と意味は?
http://www.aozora.gr.jp/cards/000214/files/1672_16152.html からの引用です。 「 端午の節句――要垣の赤い新芽の出た細い巷路を行くと、ハタハタと五月鯉の風に動く音がする。」 「巷路」を見出しに収録している辞典類を、ご存知の方は居られますか。 「こうじ」とよんで「小路」の意と捉えるのは見当外れですか。 よろしくお願いします。
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どうなんでしょうね。他の作品もお調べになられました? 同じ田山花袋の『田舎教師』 http://www.aozora.gr.jp/cards/000214/files/1668_26031.html では、「細い巷路(こうじ)の杉垣の奥の門と瓦屋根」とルビが振ってありますね。 これからいくと「こうじ」と読んでもよさそうですが、このルビ自体の裏をとっておく必要はありそうです。旺文社文庫という底本からするとちょっと不安が残ります。 また、 岡本かの子の『食魔』 http://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/1281_14477.html では、「変った巷路(こうろ)を通り度(た)いためでもある。」とあります。ご参考まで。 ちなみに「路」の音読みは「ロ」、訓は「じ」です。ということは「こうじ」というのは重箱読みのようですね。 意味は「狭い通り道」「小路」などでいいと思いますよ。「巷」が「狭い通り道」「小路」などといった意味ですので。
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- sanori
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辞典をいくつか調べましたが、見つかりませんでした。 読みは「こうろ」のようです。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/1281_14477.html http://www.geocities.jp/cato1963/chugokubungakunosekai.html 巷という漢字は、「町中」「世間」の意味で用いられますが、 本来「分かれ道」という意味があります。 しかしながら、上記の2つの文章中での文脈で判断するに、 「巷路」は明らかに「町中の道」の意味でしょうね。
お礼
辞典が無視するほどには使用例が少なくなさそうですね。 「小路(こうじ)」と同義で「こうじ」と読ませるのかなと思っていました。 新たな説が登場しない限り、重箱読みを避ける意味で自分では「こうろ」と読み書きし、ANo.2の田山花袋の『田舎教師』 http://www.aozora.gr.jp/cards/000214/files/1668_26031.htmlを考慮して「こうじ」も許容することにしておきます。 有り難うございます。またの機会にもよろしくお願いします。 日の出の時刻以降は当方の都合のよいときに締め切ります。
- Summaron
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辞典はみあたらなかったのですが、「こみち」という意味でいいようです。読み方は、こうじかこうろのどちらかですかね。
お礼
どうも、辞典にはなさそうですね。調べて下さって有り難うございます。またの機会にもよろしくお願いします。
お礼
いいえ、他の作品は調べていません。「こうじ」と「こうろ」と両方出回っているのですね。 なるほど「じ」は訓なのですね。何とはなしに「ろ」も「じ」も音、「みち」が訓だと思っていました。ということは新たな説が登場しない限り、重箱読みを避ける意味で自分では「こうろ」と読み書きし、「こうじ」も許容することにしておきます。 有り難うございます。またの機会にもよろしくお願いします。