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「穉樹」の読み方と意味は?
http://www.aozora.gr.jp/cards/000214/files/1672_16152.html からの抜粋です。 「路はやがて穉樹の林に入って、うねうねと曲って行く。」 「穉樹」を見出しに収録している辞典類を、ご存知の方は居られますか。何と読んで何を意味しますか。 「穉」は「チ」と読んで「稚」の意味があるそうですが、この先の見当がつきません。「ちじゅ」と読んで「幼木の林」? ぴったりしないようですが。 よろしくお願いします。
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手元の「漢字源」によれば、「穉」は「稚」の異体字(「稚」の方が俗字)とのことなので、 「穉樹」の一般的な読みとしては、「稚樹」と同様に「ちじゅ」でよいものと思います; http://www.foresternet.jp/keyword/keyword_ta.html http://www1.odn.ne.jp/~aah07040/setumei8/setumei8.htm (あくまで「一般」であって、提示された作品中での読みを断定するものではありません) ただ、今回ご質問の件は文学作品内での使用ですので、解釈は必ずしも上記の説明に とらわれず、文脈から意味を推察してもよいように思います。 例えば、引用部の少し前に、「欅の若芽の黄に近い色」「花が散って、若葉が深くなって」 などといった表現がありますので、木々の樹齢には関係なく、その若々しい印象に対して 「穉樹の林」という言葉で表現しようとしたのではないか、という感想を私は抱きました。
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[参考URL]のページで「穉樹」を検索してみてください。
お礼
意味は間違いなく「若木」らしいと分かりました。 [参考URL]には懇意(ちかづき)、傾斜地(スロープ)、家(うち)、兄弟(ふたり)などが大量に見られますから読み方が「穉樹=わかぎ」だとは即断できなそうですね。 有り難うございます。もう少し他の方々の意見も聞いてみます。またの機会にもよろしくお願いします。 そうそう、こんな所に顔を出しています。 http://www.koplacle.com/japan/products/products1.htm >>象材質の根源的な特性や精密な製品の穉樹?化と?形、表面に傷をかかなくて製品の前後處理工程で使うから
- poohron
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「穉」を簡略化した文字が「稚」です。 なので、「穉樹」は「稚樹」であり、「ちじゅ」と読みます。 意味は「幼い樹木」、すなわち「まだ若い木」という意味です。 「穉樹の林」ということは、鬱蒼(うっそう)とした深い森ではなく、 あまり大きくない木々が茂った林であり、日の光も結構多く入ってくるような林でしょう。 だから「薬売の男が、例の金ピカの服を日に光らせ」てるのではないでしょうか。
お礼
>>あまり大きくない木々が茂った林であり、日の光も結構多く入ってくるような林 こういうことなのでしょうかねぇ。そうかもしれません、無理はありませんね。張り合いのない反応で済みません。自分では判断できないからこそ訊ねている訳で、どんなご意見にもこんな反応しかできないのはご理解いただけるかと存じます。 有り難うございます。もう少し他の方々の意見も聞いてみます。またの機会にもよろしくお願いします。
お礼
どうやら読み方は「ちじゅ」で決定のようです。 「穉」の原義が「幼い」、「若い」で、これが動かないということであれば「穉樹の林」の解釈も一定の幅の中に収まりそうです。 ANo.1、ANo.2、ANo.4の解釈は、いずれも納得できました。 読み方と原義が決まっては、お答も出尽くしたでしょうから日没以降の都合のよいときに締め切ります。 有り難うございます。またの機会にもよろしくお願いします。