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化学は物理学の一部にしかすぎない?

僕は化学科なのです、物理学科の先輩から、「化学というのは物理学の一部なんだよ。物理学という壮大な学問と比べると化学というのはちっぽけな学問。超分子とか有機とか無機とかそんな感じしかないだろ?物理は宇宙から素粒子まで幅広い。残念ながらお前は選択を間違えたな。」といわれました。先輩といえど腹が立ちました。僕は物理には疎いのですが物理と化学に詳しい人はこのことについての意見をいただけませんか?

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  • phosphole
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回答No.1

まぁ否定できない面もあります。 化学では、原子・分子の状態を考えるのに量子力学を使っていますが、もちろんこれは物理の産物です。 熱力学もそう。統計力学もそう。 ・・・というか、こういった学問の黎明期には、あまり物理と化学の区別は無かったのかな、という気もしますが・・・熱力学で扱われていたのはガスの燃焼とか化学反応だったし。量子力学に関して言えば、100年近く前に物理学者が見いだしたことを、数年~数十年してから化学者が使える形に整形されてきた、という感じでしょうか。でも元々は原子・分子の記述から始まったので、化学そのものをやっているとも言えます。 化学は物理よりも実学・応用の面が強いと思うんですよ。 それはそれで悪いことではないですよね。 先輩が使っているものだって、ほとんどは高分子化学(プラスチックなど)や金属学(言うまでも無い)、無機化学(半導体とかガラスとか・・・)の産物の固まりです。 例えば、高分子をとってみれば、高分子の構造を理論的に記述することが物理学者・理論化学者によって行われてきましたが、そうしたことが始まる前に、既に偉大な有機化学者たちが優れた知識・技術をもとに様々な高分子を作っているわけで。 ま、反撃したいのなら、その先輩に「じゃあ化学で作られたものは全部使わないで研究、生活してくださいね」とでも言ってみては。 有機化学・無機化学は今でも昔から積み重ねられた知識と、磨いた技術がモノを言う世界です。物理学からもらった理論だけでは何もできません。 (私もちょっと腹が立ったので語気が荒くなってしまって申し訳ない) 私も物理の理論は分からないなりに壮大でおもしろそうには思います。 でも、自分で設計した分子を自分の手で合成して、それがなんかおもしろい挙動を示してくれたりすると、これはこれでとても楽しい。 壮大でないかもしれませんが、そもそも学問をそうした物差しで考えること自体おかしい、と私は思います。 そんなこといったら、ひたすら古典文献の文献調査をして目録を作るような学問は全くダメ、ということなのでしょうか(すいません、書誌学をやっている方を馬鹿にするつもりは私自身は全くありません。化学も地道かつ忍耐の必要な作業の繰り返しです)。 いろいろ書きましたが、自分がやりたいことやるのが一番です。 幸い、日本の化学は世界と比べても十分張り合えます。 良い結果を出して、先輩を見返しましょう。

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  • piyoco123
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回答No.11

現在の物理学の限界は数学的な問題なんですけどね。 あまりその先輩も理解していないのでしょう。 あと、学問としては、数学>物理>化学>生物、です。 役に立ちやすさは、数学<物理<化学=生物、です。 その先輩には、 「そんな宇宙の果てのことをやってなんの役に立つのですか? オナニー研究なんて金の無駄をやめて下さい。」 とでも言ったらいいでしょう。 物理学はコストパフォーマンスが悪いのが最大の欠点なので。

回答No.10

ちょっと横合いからなんですが。。。 質問者のkommtさんは化学科の学部学生さんだと思いますが、お若い割には頭が固いなぁ~(失礼!)というのが正直な印象でした。というのは化学や物理学といっても、今日(きょうび)その境界はぐちゃぐちゃで、固定した境界なんてありません。例えば生化学という分野の中身を見ると一体何屋の仕事か?と思うことがしばしばあります。時々刻々学問の境界は変化しています。ただ、化学屋固有の考え方や物理屋固有の考え方というのはあるわけで、それが化学屋と物理屋をかろうじて区分しているというだけではないでしょうか。化学結合論で有名なLinus Pauling や絶対反応速度論で有名なHenry Eyring、MOのHuckel近似で有名なHuckelの仕事など、化学と物理がごちゃ混ぜになっていますね。化学特有(?)と思われるような分析化学をとってもビーカーやフラスコ、ピペット等を使って分析する手法は既に過去のものでしょう(←言い過ぎかな)。今はNMRやESR等々を駆使し、多様な手段で進めていかなければならないし、それには例えば共鳴原理等の理解が基本的に必要になってくると思います。ノーベル賞をもらった福井謙一博士は若い頃、恩師に素粒子の勉強をしてこいと言われたそうで、素直に素粒子論を聴講され、そこでの計算手法(場の量子論)が後々量子化学を展開する上で大いに役に立ったといわれたことがあります。 >僕は物理には疎いのですが 案外食わず嫌いか、物理的な考え方になかなかなじめないということではないでしょうか。仮に疎くっても物理が必要になればそこで猛勉強して取り組まねばならないものです(vice versa)。勿論すべての物理の分野に拘わりあう必要はありません、必要となる分野だけ充分です。ということで、いろいろ書きましたが現代科学という大きな枠組の中でご自分の興味を活かせる分野に集中していくことこそが大事なのではないでしょうか。

  • wata717
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回答No.9

私は物理学は数学の一部だと思います.従って化学を学ぶには物理学を学んで,数学も学ばなければならないと思います.しかしそんな論法を進めると一生学んでも,化学までたどり着けないと思います.人間の寿命はせいぜい100年限りですし,働かねばなりません.従ってどこかにブラックボックスを残したままとなります.慣れも大変重要な要素なのです.テレビは何故チャンネルを押しただけで映像が出るのか,自動車は何故走るのか,全てに疑問を持つことは大切ですが,ある程度適切に慣れて妥協することも,時間に限りがある以上必要です.最も大切なことは,自分の得意分野を把握して集中し,無駄な時間浪費避けることです.

noname#69788
noname#69788
回答No.8

量子化学の研究によって物理学と化学の境界線がなくなったといった方がいいと思います。尿素の合成によって、有機化学と無機化学の境界線がなくなったのと同じことだと思います。

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.7

その表現はある意味正しいんだけど.... でも, 中途半端な感じがします. そんな壮大なことを言うわりに, 数学じゃなくって物理なんだよなぁ. 「大学で学ぶ化学は物理学で, 大学で学ぶ物理学は数学である」って言われたことを思い出しました.

  • mojitto
  • ベストアンサー率21% (945/4353)
回答No.6

物理が化学に与えた影響はとてつもなく大きいです。 その影響は物理化学を始め、生物物理学にまで及び、物理学的手法は自然科学の発展に大いに貢献しました。その点では物理は自然科学ではリーダー的存在であるのかもしれません。 また、確かに化学と比べると物理は幅広いですね。 しかし、幅の広さで勝敗が決まるのでしょうか? まさに『長いものには巻かれろ』的な発想ですね。 探究心に分野の幅広さは関係ありません。 また、優れた研究者ほど他分野の知識や手法を借りる機会が多いので、他分野には敬意を払います。 確かに言われて腹が立ったかもしれません。 しかしそれは先輩の視野の狭さゆえでしょう。 (幅広い学問を勉強しているはずなのに…) あなたも惑わされてはいけません。 あなたの興味が化学にあれば、それは選択間違いではありません。

noname#52155
noname#52155
回答No.5

個人的意見として(科学者(サイエンティスト)の一人として) 化学を追究していくと物理学になるのは確かです。 化学反応も電子の移動と見なせば物理になります。 しかし、残念ながら化学反応を理解できるほど今の物理学は進歩していません(世界はそんなに単純ではない)。そこでどのような反応が起こるかは、実験と経験で培われた化学の知識が必要になります。  私は物理学は現象を扱う学問だと思います。一方、化学はものを扱う学問です。扱う対象が異なるので優劣はありません。実際は物理の知識と化学の知識を組み合わせることが必要であり、物理化学という学問も存在するくらいです。化学を否定して、物理学至上主義になれば机上の理論はできても実際には使用できません。逆に、物理を無視すれば未知の反応に対処できません。お互いの学問を尊重し、協力していきましょう。 そもそも優劣を競ってもおもしろくないでしょ。 自分が楽しいからその学問をえらんだんですから。 おまけ 物理学は壮大ですが、一人で全てを網羅することは不可能です。その先輩にはあなたは物理学のどの「一部」を担当しているのですかと聞き返してあげましょう。

  • dameryman
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回答No.4

先輩のようなちっぽけな人間が物理学という壮大な学問を選択したのも間違いでしたね。 とでも言っておきなさい。

noname#41634
noname#41634
回答No.3

そんな小さな人間に付いて行くことはないでしょう。器の小さい人間は「自分より下の人間に強い態度で優位に立とうとする」ものです。そんな奴はノーベル化学賞受賞者を目の前にしたらヘコヘコする小心者です。相手にしないことです。  お釈迦様が遺言で「自分より優れた者と歩め。誰も居なければむしろきっぱりと一人で歩め」とおっしゃっています。小さい猿山で偉そうにしてる奴の言うことなぞ『聞き流しなさい』。  馬鹿と付き合っても得るものはありません。

  • _rakku
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回答No.2

化学を学ぶ上において物理学が必要なのは事実です。というより、広く見ると化学は物理学の一部でしょう。 でも、物理学を完全に理解したから化学もすべて分かるというほど化学は甘くないですよ。化学は物理学を利用してその先を作る学問と私は思っています。 自分が興味あることをやるのが一番いいと思います。質問者様は選択を間違っていないと私は思います。