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台風4号と梅雨前線について

先週の台風4号で梅雨前線は北に追いやられ、そのままなくなるのかと思ったらまた日本の南に現れました。この現象はどのように説明すればよいのでしょうか。

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回答No.4

前線は密度の異なる大気がぶつかり合ったところに発生します。 密度と温度は正の相関関係とみなせますので視点をかえると温度の異なる大気のぶつかり合ったところに前線が発生しています。 日本付近の梅雨前線はオホーツク海気団と小笠原気団のぶつかり合ったところに発生しますが、No1さんの書かれているように台風が太平洋高気圧の等圧線に沿うように暖湿気を前線に送り込みながら前線を押し上げます。 掘り下げて言い直すと密度の違う大気がぶつかり合っている部分を北へ押し上げています。 台風が弱まり消滅したときに日本の南に前線が現れたのはその場所に新たに密度の異なる大気のぶつかり合いが発生したことと理解すればよいのです。(北上した梅雨前線が南方に飛び移ったのではなく、新たな前線が発生しています。) 尚、中国大陸の梅雨前線は密度の異なる大気のぶつかり合いであることは同様ですが温度差は顕著ではありません。湿度の差が大きく乾燥した密度の高い大気と湿潤な密度の低い大気がぶつかり合っています。

e1603do
質問者

お礼

回答ありがとうございます。おっしゃるとおりだと思いました。

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その他の回答 (4)

noname#38874
noname#38874
回答No.5

>「台風の中心が前線上にきた時点で「温帯低気圧」になります」とありますが、これは正しいのでしょうか。 「台風が温帯低気圧になった」というのは中心に寒気が侵入した状態をいいます.つまり,寒気と暖気の境界が台風の中心に達したということです.裏返せば,台風の中心が前線上にきた時点で「温帯低気圧」になるわけです. >やはり梅雨前線は再度形成されたと考えるのが妥当とも思いますが、いかがでしょうか。 前線帯の幅がひろく,気温が漸移している場合は,天気図に前線を表示しませんが,前線帯(寒気と暖気の移行する境界)は存在しています.これが南下した後,暖気に押し返された時点で,境界が鮮明になったため図示されたわけです.大きな目で見れば,おなじ前線です.14日から16日にかけての衛星画像を追跡してみてください. この例に限らず,天気図上で前線が図示されてなくても,基本的に,寒気と暖気の境界(前線帯)は存在しています.これが南北に振動して強まったり弱まったりしています.見かけ上,高気圧のなかに存在することすらあります. 以下のサイトで,風の流れ,気温,水蒸気量,湿度などを見ていくと,前線帯の動きが追跡できますし,私の言っていることもわかると思います. 参照サイト http://wxmaps.org/pix/ea.fcst.html

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noname#38874
noname#38874
回答No.3

梅雨前線や秋雨前線の上空では必ず偏西風が吹いています.ですから前線近くでは台風は東に進みます. 全体がそういう流れにある中で,台風のまわりでは風が反時計回りに吹いているので,台風が沖縄近くにくると日本本土は台風の東に当たり強い南風が吹いて前線を北上させます.台風が日本の東に抜けると日本本土は台風の西側になるので北風が吹いて前線を南下させます. >日本の南に現れました。 前線があらたに出現したわけではなくて,天気図に前線の記号が書かれてなかっただけです.実際には前線帯があって,衛星画像をみるとそれがわかります.台風の東西にある前線帯はたがいに連続していて,台風の近くでは,台風の北側にあり,前線の雲は台風の雲と一体化しています(台風の中心が前線上にきた時点で「温帯低気圧」になります). 太平洋高気圧が張り出しているときは,上空では南東の風になるので台風は大陸に向かって北西に進みます.このときは日本は台風の東にあるので,南風が吹き続け,前線は日本に南下してきません. 日本の上空の風の流れがどうか,台風の進路がどうなるか,というのを理解するには高層天気図を見るのが良いと思います.

e1603do
質問者

お礼

回答ありがとうございます。ところで、「台風の中心が前線上にきた時点で「温帯低気圧」になります」とありますが、これは正しいのでしょうか。今回の台風では、台風が去った後、1日程度は天気図上で前線の表示はありませんでしたが、その後、南海上に現れています。となると、やはり梅雨前線は再度形成されたと考えるのが妥当とも思いますが、いかがでしょうか。

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  • moby_dick
  • ベストアンサー率33% (77/228)
回答No.2

梅雨は二つの大きな気流がぶつかり、前線を作り起きます。 西から、インドの方から、アジアモンスーンの暖気が北上気味に来ます。 一方、偏西風が蛇行するなどして、偏西風の寒気が南下して来ます。 その暖気と寒気が、南から北からぶつかり梅雨前線が出来ます。 ぶつかり前線が出来る所は普通、中国と日本、朝鮮半島の南端などなので、そういう所で梅雨になります。 (この状況は、 モンスーンと梅雨の雨雲が、インドからずっと帯状につながっているのを衛星写真で見れば、理解できます。) さて、 台風4号は、 この梅雨の状況を、押し上げ、かき乱したのですが、 台風が去って元の状況に戻ったのです。 (なお、昔からされている、梅雨をオホーツク海高気圧などで説明するのは、それは流れの下流の状況ですから、正しくないです。 特に中国の梅雨は説明できない。 それは、昔、偏西風やモンスーンのことがよく分からなかったころ、日本付近の梅雨の説明を見かけ的にしたものと言えます。 改めるべきものです。)

e1603do
質問者

お礼

回答ありがとうございます。ところで、梅雨前線の生成条件ですが、アジア西部、東部で違うようなことが以下のサイトに書いてありました。 http://krbys.net/pukiwiki/pukiwiki.php?%C7%DF%B1%AB%C1%B0%C0%FE

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noname#41634
noname#41634
回答No.1

梅雨前線は冷たく湿ったオホーツク海高気圧と、暖かく湿った太平洋高気圧との鬩ぎ合いの部分に発生します。  今回の台風は両者の間をかき回しただけなので、それが無くなればまた両者の衝突が始まります。  梅雨明けはオホーツク海高気圧が弱くなって前線が北に上がる(太平洋高気圧に攻め込まれる)か、台風によって前線が撹乱されなおかつオホーツク海高気圧を弱くした場合ですね。今回の台風は東に行ってしまったのでオホーツク海高気圧に大した影響を与えなかったのでしょう。  ちなみに次の台風は「うさぎ」という名前になります。足、速いのかね。

e1603do
質問者

お礼

よくわかりました。ありがとうございました。

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