「がんばっぺ」を使う地域
原発事故後、福島県浜通り地方の方言「がんばっぺ」が新聞などでよく目に付きます。
この言葉は「がんばんべえ」が訛ったものです。
語尾に「べえ」を付けるのは東北弁だけと勘違いしている方が多いですが、これは東日本全般で使われていた言葉です。
関東地方では、群馬、埼玉、東京、神奈川で「べえ」を使い、栃木、茨城、千葉ではそれが訛った「ぺ」が使われていました。時代劇で江戸っ子が「べえ、べえ言葉」を全く使わないのは不自然極りなく、作られた江戸弁であると思います。東京だけは地方の人が集まって来たため徐々に言葉が変質(標準語化)して、現在では「べえ」を使う人は殆どいません。
40年位前に東京・小平市や奥多摩地方の地元の人が「がんばんべえ」と言うのを聞いたことがあります。
ちなみに、「がんばっぺ」は福島県でも会津(南会津以外)では全く使われておらず、県北地方でも殆ど使われません。一方、県南や浜通りではよく使われていることを考えると、栃木や茨城の影響で使われるようになったのではないかと思われます。
考えてみると、「がんばんべえ」よりも「がんばっぺ」の方が言い易いですから、この方が自然な言葉のような気がしますがー。そこで質問です。
1、岩手や宮城の海側の地方、千葉の南部でも語尾に「ぺ」を付けるのでしょうか?
2、私は、「がんばっぺ」のような語尾に「ぺ」を付けるのは茨城辺りが発祥の地ではないかと 考えておりますが、方言に詳しい方のご意見をお願いします。
お礼
そういうマイナー(?)な感じのが知りたかったんです! ありがとうございます!!