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土はなぜふるいでみじんを除いて使うのですか?
こんにちわ、いつもお世話になっています。 ガーデニングの本には新しい土を使う時にも”必ずふるいでみじんを除いてから使うこと”と書いてありますが、なぜみじんを除くのでしょうか?古い土を再利用する時ふるいを使うのは分かるのですが…。 また、近所の花屋さんが「やはり土は値段が高いものの方が良い土だ」と言っていましたが、土にも品質ってあるのでしょうか? 最近は100円ショップにも土は売っていますが、やはり値段が高い物の方がよいですか? お詳しい方ぜひ教えてください。 よろしくお願いいたします。
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>古い土を再利用する時ふるいを使うのは分かるのですが…。 古い土を再利用できるのは鉢底石ぐらいのもので、荒目のフルイにかけて鉢底石を取り、よく洗えば再利用できます。 古い土には植物の根からでた有機酸が含まれており、また雑草の根やタネやなども残っており、古い土を再利用するのは好ましいとはいえません。 病菌や害虫(ネダニ、センチュウ類、幼虫類)も残っている場合もあります。 古い土をビニールシートの上にぶちまけて、天日によく当てて乾かせば再利用できる場合もありますが、植物によっては有機酸により連作障害を起こして発育不良になる場合もあります。 やはり古い土は「くたびれた土」と解釈するべきでしょう。 >新しい土を使う時にも”必ずふるいでみじんを除いてから使うこと” すべての新しい土をフルイにかけるわけではありません。 主に鉢植え用に使う、赤玉土、鹿沼土などです。(市販の出来上がりの土にはフルイはかけません。) 理由は排水性(通気性)と保水性を保つためです。 この二つは相反する性質があり、そこで古人が考えた結果、赤玉土や鹿沼土などの粒状の土を使うということです。 粒状だから当然、排水性は良い。また水遣りすれば粒状に割と多めに水分を含む為、保水性もある程度保たれるということです。 ここでミジンを含むと、排水性よりも保水性の方が上回る事になります。 それでも健全に育つ植物もありますが、新しく植えつける時や植え替える時はまず根の発育を優先しますので、やはり通気性の良くなる排水性を重視した方が、つまりミジンを抜いた方がよろしいかと思います。 根も呼吸しています。根が発育しないと地上部も発育しません。 ミジンを抜きたくない理由は、やはり「もったいない」ということが大きいと思われます。 ミジンも保存しておいて、タネまき用土や挿し木用土に使えないこともないです。 少なくとも比較的乾燥を好む植物や、観葉植物などの室内栽培(土が乾きにくくて多湿になりやすい)はミジンを抜いた方が無難です。 なお補助土(さらに排水性を良くしたり、あるいは軽めの土にする)であるパーライト、バーミキュライト、軽石類、や山砂類もミジンや粉塵が出ますのでフルイにかけた方が良いでしょう。 >また、近所の花屋さんが「やはり土は値段が高いものの方が良い土だ」と言っていましたが、土にも品質ってあるのでしょうか? 最近は100円ショップにも土は売っていますが、やはり値段が高い物の方がよいですか? 最近は酵素入りだの、微量要素入りだの、元肥入りだの至れり尽くせりののものが多いですね。 多少高額ですが、それなりに良いとは思います。 しかし安物のなかには砂とバーク堆肥(らしきもの)だけの粗悪なものもあります。排水性がかなり悪いです。 使えないこともないですが、あまり土質を選ばない、多湿にも耐える、丈夫で育てやすいなどの植物に限定されると思います。 少なくとも袋に土質が確認できる「透明部分」がないものは購入されない方が無難でしょう。 100均のものは使ったことがないのでよくわかりませんが、量が少ないのであまりお買い得とは思えません。
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- usokoku
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>みじんを除くようにと書いてあります。 既に他の方々がいろいろ書いてくれたので、答えなくていいですね。
お礼
usokoku様ご回答ありがとうございました。お礼を申すのが遅くなり、申し訳ございません。 今回、勉強になるアドヴァイスを沢山の方に頂き、どの方にありがとうポイントをお付けしたら良いかこまっておりますが、長い文章で丁寧にご説明くださった方にしたいと思います。 皆様ありがとうございました。
- nnkenichi
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水はけを良くする目的でフルイにかけます。 ただし、フルイにかけるのは単用土です。培養土(ブレンドしてある土)はフルイにかける必要などありません。 市販の培養土(ブレンドしてある土)にはいろんなものが入っています。 粗悪なものではゴミ?を疑うようなものまで入っていますが特に植物の育成には大きな影響はないですよね。 フルイにかける必要性などはほかの方が良い説明をされているので割愛します。 土の品質ってあるのか? 水やりの頻度、肥料やりの頻度、植物の種類などにより『良い土』 は変わってきます。おっしゃる『土』は、培養土のことと思われますのでその前提で説明します。 水やり1日1回のサイクルの人に『水やり3日に1回サイクルの土』をつかってもらっても根腐れの原因になりますよね。良い土とは言えませんよね。 ですから、厳密に言うと良い土(土の品質)と価格は比例しません。 それよりも同じ土を使い続け、その土にあった管理を出来るようになることが土の品質、育て方の質向上につながると思います。 NO3さんがおっしゃるように、土は10年もやってみないと確かに分かりません。 行き着くところはシンプルな配合が多いようですがね。 土つくりだけで生計が成り立つ商売ですから奥が深いですよー
お礼
nnkenichi様、ご回答ありがとうございます。お礼を申すのが遅くなり、申し訳ございません。 >同じ土を使い続け、その土にあった管理を出来るようになることが土の品質、育て方の質向上につながると思います。 >NO3さんがおっしゃるように、土は10年もやってみないと確かに分かりません。 難しいんですね…。お教えいただいたように、まず土ありきで、その土や植物に合った形で世話をしていく方法で試行錯誤していこうと思います。
- iBook 2001(@iBook-2001)
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お値段についてご説明します。 例えば、赤玉や鹿沼などの単種の土でも卸値で5~10倍の価格差があります。 純粋に内容の点だけですと、消毒殺菌&微粒粉除去済みも物が上級品になります。 ご注意いただきたいのが、同じパッケージ(袋)でも、中身は見て判断するしか無いと言う事です。 なにしろ、パッケージ(袋)だけで販売されてますから(業務用ですので100とか1000袋単位ですけれどね) 「価格」だけに惑わされず、ご自身の納得された価格と品質の物を見つけてくださいね♪
お礼
iBook-2001様、ご回答ありがとうございます。お礼が遅くなり申し訳ありません。体調を崩して二、三日PCを見なかった所、沢山のご回答を頂き感謝しております。 >赤玉や鹿沼などの単種の土でも卸値で5~10倍の価格差があります。消毒殺菌&微粒粉除去済みも物が上級品になります。 ちょうど土の値段の差はなんだろうと考えていたところでした。 きっとプロの方がされる消毒や殺菌の方法があるのでしょうね。 しかし、それにしても10倍もの価格差になるのはすごいです。 専門家の方でも土の品質を見極めるのに勉強されるのですから 素人にはなおのこと難しそうですね。
- mikao
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保水、排水、通気性を程好状態にする為です(主に根が酸素を必要とするため通気性の確保)多くの物がそうですが、桜などの様に踏み圧によって、通気性が悪くなり枯れる事は良く知られている。
お礼
mikao様、ご回答ありがとうございます。体調を崩して二、三日PCを見なかった所、沢山のご回答を頂き感謝しております。 ”保水、排水、通気性”という要素が植物には大事なのですね。 皆様にも教えていただいて、よくわかりました。 ありがとうございました。
この質問に明快な回答をするのは難しいですね。理解してもらうには植物を実際育ててみて経験から学ぶのが早いです。 実際やってみましょう。 鉢植えに二種類の土を作りそれに同じ植物の苗木を植えて成長を比べることです。 答えは微塵を切った粗めの土のほうが生育が断然良いということを・・・。 つまり鉢植えされた植物の生育を阻害するのは何かを知ることです。 1.水はけが悪い土 2.水をやりすぎること 3.肥料をやりすぎること 4.植え替えをしないこと それぞれの理由 1.植物は根が新しく更新し成長することで生命が維持されかつ生育します。 根が新しくするには新鮮な空気と水が必要です。 新鮮な空気はたっぷり水遣りをすることで中の滞留した空気を押し出し新鮮な空気を入れます。 それにはあげた水がさあと浸透して底から流れ出ないと供給されません。 これが答えです。 土がこまく微塵が多ければ水は底から流れ出すことはありません。 これでは新鮮な空気が手に入らず採取的には根が死んでしまうことになります。 これと同じ結果になるのがNo.4です。 水はけの良い土に植えて根が新しくそして伸長して一杯になるといわゆる「根づまり」現象は同じように水はけが悪くなりますので生育が阻害されます。また新しい根が伸長することがないのでこれも最終的には枯れてしまいます。 2.植物は根っこ更新しながら伸長していくことで成長していきます。この根の成長は土が乾いたり湿ったりすることが繰り返されることで促進されます。 乾くことで根は水を求めて伸長します。 そこで水を与えてやるとさらにその速度を速めます。 出来るだけ乾燥した時間を持続させてぎりぎり水遣りのタイミングを調整してやるのがよろしいです。 このタイミングが大変重要です。 出来るだけ喉が乾いた状態にしてやることです。 これをやらないでいつも土壌を湿らせていると新鮮な空気が入っていかないので水が腐りそして根が腐るというやっかいなことになってしまいます。 3.肥料は動物でいえば食事のようなものです。 一日時間を置きながら空腹になって初めて食べておいしいのであり、四六時中食べていたら・・・最後は・・・、想像できるでしょう。 それと同じです。 肥料が多く土に残留してしまうと水分の濃度が高くなっていまい浸透圧の関係で根っこの水分が外部に流出してしまいます。 こうなると根っこは死んでしまいます。 結論から言えば「植物は露地に植えてほったらかしにしておくのが一番よろしい」ということです。 人間の手が加わるとろくなことがないという証明です。 実際栽培してみることです。本当に覚えるまでは最低10年はかかると思われます。 枯らしてなんぼの世界です。 >新しい土を使う時にも、みじんを除くようにと書いてあります。これは何故なんでしょうか? わざわざ購入したものの「微塵切り」をしている人はごくまれだと思います。 やっているのは盆栽通ですね。 むかしサツキ栽培のとき購入した鹿沼土はぜんぶ篩っていました。 一般の草花や観賞用植物では必要ありません。 それよりは水はけが良くなるような赤玉土や鹿沼土が多く入っているものを購入することです。 この状態に水はけを良くする「パーライト」を混ぜ込んだほうが経済的で効果があります。 水やりをして鉢底から流れ出る量が少ない場合はその量を増やすようにしたり赤玉土を補充するなど適度なタイミングで植え替えするようにしましょう。 >最近は100円ショップにも土は売っていますが、やはり値段が高い物の方がよいですか? 土は植物にとって大事な生育の場所ですので安かろう主義では買いませんが・・・ぼったくりに近いような「・・・専用培養土」もいっさい買いません。 中身はたんなるブレンド米のようなものです。 次のようにすれば良い 基本培養土(赤玉土+完熟腐葉土)+パーライト(これにピートモスとかバーミキュライト、鹿沼土など)で十分です。 わたしはズルしてます。 鹿沼や赤玉の入った野菜・草花培養土にパーライトで終わりにしてます。 ちなみに培養土は198円/14リットル、パーライトは1000円/50リットルです。
お礼
hotalu-chi様、ご回答ありがとうございます。体調を崩して二、三日PCを見なかった所、沢山のご回答を頂き感謝しております。 また、土について詳しくご教示頂き、ありがとうございました。 ”鉢植えされた植物の生育を阻害するのは何か”という観点から考えるという事は、大変参考になりました。 植物にとって、水はけはとても大事なんですね。 >(微塵切りは)一般の草花や観賞用植物では必要ありません。 それよりは水はけが良くなるような赤玉土や鹿沼土が多く入っているものを購入することです。 この状態に水はけを良くする「パーライト」を混ぜ込んだほうが経済的で効果があります。 そうでしたか。私は土の配合をするのに、何故栄養のなさそうな 赤玉土や鹿沼土を混ぜるのだろうとずっと不思議に思っていましたが 水はけのためなんですね。 パーライトの秘訣もありがとうございました。 早速、次の植え替えで試してみたいと思います。
- O8GR
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「土(細かい粉)」と考えずに「土粒」と考えてください。 鉢などに「土」を入れると隙間がありませんから根は呼吸しずらく、水をやっても中に染み込みにくく、そして下から不要な水が抜けません。 「土粒」だと粒と粒の間に適度に隙間があるので根の呼吸は楽で、水も染み込みやすく、抜けやすいです。 土が新しい時でも、土粒の崩れたみじんは必ず存在しますから新しい土でもふるいを使うように書いているのだと思います。 でも、自分は新しい土でも袋の底に残った粉っぽい土以外はふるいは使いませんけど。 土の品質と値段はともかく、植物の種類と土の相性はあります。 高くても、植物に会わなければダメな土ですし、安くても合っていればその植物には良い土です。
お礼
O8GR様、ご回答ありがとうございます。体調を崩して二、三日PCを見なかった所、このように沢山のご回答を頂き感謝しております。 なるほど、土にみじんがあると根の呼吸がしづらく、水はけも悪くなってしまうのですね。 素人考えですと、粉っぽい土などは水やりをすれば植木鉢の下から泥水になって出てしまうようなカンジがしますが…。 どの植物にも、それぞれの土の配合があってこれは勉強ですね。
- usokoku
- ベストアンサー率29% (744/2559)
前半、枯れた根などがある・未分解の落ち葉などがあると病気の原因になるので除きます。 後半、土を買ったことがないので不明。
補足
ご回答ありがとうございます。はい、ご回答頂いた様に古い土を再利用する際にふるいを使うのは分かるんですが、新しい土を使う時にも、みじんを除くようにと書いてあります。これは何故なんでしょうか?
お礼
Gencharo様、ご回答ありがとうございます。体調を崩して二、三日PCを見なかった所、沢山のご回答を頂き感謝しております。 >古い土を再利用できるのは鉢底石ぐらいのもので、 >古い土をビニールシートの上にぶちまけて、天日によく当てて乾かせば再利用できる場合もありますが、植物によっては有機酸により連作障害を起こして発育不良になる場合もあります。 そうだったんですか。私は日光消毒で大丈夫なのかと思っていました。教えて頂いてよかったです。 >すべての新しい土をフルイにかけるわけではありません。 主に鉢植え用に使う、赤玉土、鹿沼土などです。(市販の出来上がりの土にはフルイはかけません。) 理由は排水性(通気性)と保水性を保つためです。 そうでしたか。こちらも目からウロコでした。水はけの為のみならず 保水の事も考えないといけないんですね。赤玉土に保水性もあるとは 初めて知りました。 >それでも健全に育つ植物もありますが、新しく植えつける時や植え替える時はまず根の発育を優先しますので、やはり通気性の良くなる排水性を重視した方が、つまりミジンを抜いた方がよろしいかと思います。 なるほど、よくわかりました。 >安物のなかには砂とバーク堆肥(らしきもの)だけの粗悪なものもあります。排水性がかなり悪いです。 安い土はもうちょっと土のことがわかるまで、買わない方が無難みたいですね。 いろいろ勉強になりました。ご教示いただきありがとうございました。