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暴風雨による鉄筋の塩害
現在、基礎を埋め戻し終わった状態で基礎部分の柱の部分から鉄筋がむき出し状態です。 そこに昨日夜から激しい台風が直撃しました。 当方は沖縄なので暴風雨になると結構、塩を含んだ雨が市内まで飛んできて、数日後には窓に塩が付くような状態になります。 これは台風が過ぎた後にでも鉄筋は洗うなどHMに対応してもらったほうがいいでしょうか?
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鉄筋についた塩分よりもコンクリートの中に染み込む塩分の方が多いと思います。 現在の様子がどのようなものなのか分かりませんが、今の状態からコンクリートで埋めるのであれば、そんなに神経質になることはないのではないでしょうか? コンクリートはアルカリ性で、酸化した鉄筋は中和されます。塩分に弱いのはアルミであって、鉄は酸化に弱いです。空気に触れると酸化します。すなわち錆びるわけです。アルカリ性のコンクリートで覆ってしまえば酸化しません。
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- tomcat-86
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RC造の寿命期間はコンクリートの中和速度により決まります。 コンクリートまもともとアルカリ性ですが、時が経つにつれ外気側から中和し、ついには鉄筋の位置まで中和してしまいます。すると鉄筋の酸化防止ができなくなり鉄筋が酸化を起こし(錆びの発生等)、所定の強度を確保できなくなり寿命となるわけです。 ですから、例えば寿命60年をめざすなら基準として鉄筋と外気側コンクリートまでの最低距離が○cmと基準で決められています。寿命100年を目指すRC造は当然その数値が厚くなるわけです。 そのような状況で酸化の原因となるものが当初からあるのであれば、除去するのが当然です。コンクリートの材料の中に砂がありますが、現在は川砂を使うのがほとんどです。(昔は海砂等も使っていましたが)そのような理由で監理する立場から考えますと、少しでも酸化を早める要因があればそれを取り除くよう施工会社様には指導いたします。 高圧洗浄等により鉄筋及びコンクリート打継面をコンクリート打設前に洗浄等処置させるのが技術屋の最低の監理だと思います。 監理も施工も同じHMであれば何もしない可能性もあります。 どのように対処されるかをご確認の上、HMがなにも考えていないようであれば要求すべきとおもいます。
お礼
回答ありがとうございます。 >高圧洗浄等により鉄筋及びコンクリート打継面をコンクリート打設前に洗浄等処置させるのが技術屋の最低の監理だと思います。 施工会社に上記を要求したいと思います。
海岸地域などでは塩害の発生率が高いですので、塩分飛散のおそれがあるのでしたら、鉄筋及び打ち継ぎ面は水で洗い流した方がよいでしょう。 なお、塩害というのは塩化物イオンにより、化学的に鉄筋表面の不動態膜を破り、鉄筋の酸化腐食を促進する現象です。鉄筋は酸化することにより体積膨張し、周りのコンクリートを破壊し、ひび割れを促進させ、さらに水分などの浸入により鉄筋が腐食するという悪循環を引き起こします。 普通は打設前には水洗いなどしてゴミを取り除きますので、期間をおかず打設するようならいつもより丁寧に水洗いをしてもらえば十分だとは思いますが。
補足
早速の回答ありがとうございます。 >期間をおかず打設するようなら 鉄筋をコンクリート打設するまで半月ほど空くと思う(足場設置などのため)のですがこの場合は問題ないでしょうか?
お礼
早速の回答ありがとうございます。 基礎を埋め戻したのでこれから壁の工事(RC造:ラーメン構造)になってきます。これからその鉄筋は柱などのコンクリートに埋めることになります。 >鉄は酸化に弱いです。空気に触れると酸化します。すなわち錆びるわけです。 雨でなくとも放置していたら空気によって錆びるとは知りませんでした。 今回の雨さらし状態は特に問題なさそうなのでホッとしました。 ありがとうございました。