まず後者の方ですが。
塩化鉄は強力なルイス酸です。
ベンゼンのハロゲン化にハロゲン化鉄(III)をルイス酸として添加することを聞いたことがありませんか?
臭素化ならFeBr3を加えて、系中で
Br2 + FeBr3 -> Br+ FeBr4-
というように臭素を活性化します。
今の場合、反応系中でルイス塩基になりうるのは、溶媒の水しかないので、水分子の酸素原子が鉄に配位する形となるでしょう。加水分解して水酸化鉄が微量できるかもしれないけどどうでしょう?私もそういう反応には疎いので・・・室温付近なら加水分解は遅いと思いますから、おそらくは塩化鉄のアクア錯体ができるでしょう。塩化鉄って普通に保存できますから(湿気はさけますが)、そこまで弱くはないと思います。
前者ですが、これは私も良く知りません。
が、液体アンモニアは強力な極性溶媒であり、電離をうながします。
ソディウムアミドが溶けるということは、これは電離しているでしょうから、Na+とNH2-が出ています。Na+はルイス酸ですし、NH2-は強力なルイス塩基です。一方、溶媒のアンモニアはそこそこ強力なルイス塩基ですし、また水素結合ドナーとなりますから、水素原子を通してルイス酸として振る舞う、とも言えるでしょう。
もっとも、多分この場合、アミドアニオンはほとんど配位されずにフリーに近いと思います。Na+にNH3がたかって錯体形成し、結果として余ったNH2-は裸のアニオンに近い状態となるのでは、と思います。その結果、NH2-の反応性(塩基性)は飛躍的に向上することが考えられます。
お礼
回答ありがとうございます。