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ジョセフ氏の原爆正当化発言についての今後の対応

お世話になっております。 政府のロバート・ジョセフ核不拡散問題担当特使(前国務次官)が4日、ワシントンでの記者会見で、「原爆の使用が終戦をもたらし、連合国側の数十万単位の人命だけでなく、文字通り何百万人もの日本人の命を救ったという点では、ほとんどの歴史家の見解は一致する」と語ったそうです。この発言は米ロの核軍縮交渉の場での記者会見で発せられたものであり、久間発言とは直接の関係はないかもしれませんが、久間発言を念頭においた発言であった事はあきらかです。 この発言に対して、各紙によれば、「まずその発言を私自身見なければいけない」(安倍首相―朝日)、「どういう発言をしたか外務省を通じて情報を取ってみたい」(塩崎官房長官―5日日経)、「ジョセフ氏は前から言っているので目新しさはない。日本の見解とは異なる」(小池防衛大臣-読売)。原爆投下について米国に謝罪を求めよ」と迫った小沢民主党党首は沈黙。みなさん、見ざる言わざる聞かざるになっているようです。 それに対して、ジョセフ特使の発言に抗議する新聞広告をワシントンポストに掲載すべきという動きがあり、カンパを集めているようです。(私自身、この動きに賛成です) http://www.amakiblog.com/archives/2007/07/08/#000470 ここで質問ですが、 1)日本政府はなぜジョセフ発言に対し、沈黙しているのですか?直接抗議すると、日米関係の基盤が揺らぎ、国益を損なうから、なのでしょうか?(この問題に対してそんなに政府は卑屈になる必要はないと思うのですが。。。ちょうど米下院の慰安婦問題可決に対して、いい抗議になるのでは??) 2)もし、ワシントンポストに掲載し、それが引き金で社会問題になったとしたら、日本の今後はどのようになっていくのでしょうか?日本の国益は?9条改正論は?対米関係は?すべて悪い方に進むのでしょうか?それとも、まったく相手にされず終わってしまうのでしょうか?? 包括的なご回答をいただければ幸いです。 (私自身、政治や国際関係について、きちんと理解していないうえに、このような問題になると感情が先に来て冷静に考えられないのです。) よろしくお願いいたします。

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  • weber7009
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回答No.2

戦後60年経って、アメリカも今まで日本を甘やかしてきたと言う反省があり、「自分の国は自分で守る」ことを教え込むために安倍政権から本格的に「突き放し」政策を推し進めます。安倍政権もアメリカ離れ(特に安保で)を少しづつ推し進めていくでしょう。安倍総理は祖父の岸信介がアメリカの占領を終わらせるために、いずれ日米安保条約(10年更新)を解消して、真の独立国家を目指していた事をよく理解しています。 安倍政権は「独自の憲法と軍隊」を持つ事を政権の目的としています。アメリカは今後、安倍政権の下でアメリカ批判が出る事を警戒して今回のジョゼフ発言となりました。アメリカは暗に日本が憲法を改正する事、また核武装する事を容認しています。アメリカ空軍、陸軍、海兵隊はすべてアメリカ本土へ引き上げてしまったか、引き上げようとしています。沖縄の海兵隊もいずれグアム島に移転します。日本本土にいる戦闘部隊はアメリカ海軍第七艦隊だけです。 いずれ「日米安保条約」の役割は終わるかもしれません。

montre
質問者

お礼

なるほど。 アメリカ側も最近日本の動向を読んだ上で、この発言が来ているのですね。日本に対して、「突き放し」政策を推し進めている、というのはとても興味深いです。 安倍政権がアメリカ離れを狙っているとおっしゃっていますが、私はてっきり逆方向だと思っていました。(小泉=)安倍政権で、郵便貯金を民営化し、米国に投資したり、外資が日本の企業の株を買いやすくしたり、とアメリカにおいしい汁を差し出しているように感じたのです。そのうえ、現在沖縄に基地を拡張しているようですし。。 マスコミから見聞するとは違う観点でのご回答ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • 63ma
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回答No.1

 決して戦争を奨励するもんではありませんが、やはり、戦争をする以上は勝たなくてはいけないと言う事の、典型例です。  いわゆる、「勝てば官軍」です。  勝てば何とでも言えるのです。  負ければ何を言っても聞いてもらえないのです。  ロバート・ジョセフの原爆発言も、敗戦国が言えば詭弁になりますが、戦勝国が言えば、国際法違反の大量虐殺・人体実験も、戦争終結と人命救助とに美化されるのです。  日本の政府は、被爆国としての貴重な意見を発信する能力がないような気がします。

montre
質問者

お礼

早速ご回答ありがとうございます。 確かに、「勝てば官軍」というのは納得です。歴史を振り返っても全て戦勝国に都合がいいように解釈されていますね。 ”負ければ何を言っても聞いてもらえないのです。”というのも、とても納得いくご説明だと思いました。 なんだか虚しくなりますが、これが現実でこうやって国際社会が回っているんですね。。。

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