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久間防衛相発言の真意とは?
本日の新聞によると久間氏は「自らの発言が国民の誤解や与党の混乱を招いたとして、辞任する考えを伝えた。」とあります。 http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070703it05.htm?from=yoltop 国民が彼の発言を誤解したとするなら、彼の発言の真意はどこにあり、国民はそれをどうのように「誤解」したのでしょうか?。 特に彼の発言真意を教えて下さい。
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>当時の日本政府の判断が甘く、終戦が遅れるとソ連に占領されていた可能性があったことを指摘しただけ。 久間防衛相の言う真意とは、こういう所かと思います。 が、この認識も、多少、歴史的事実を全面的に反映していないのではないですかね。 そもそも、「もはや、原爆投下の必要性はない」という認識が米軍でも大勢を占めていたのは周知の事実。 それが、戦争そのものより戦後の世界戦略に軸足を置いた論議が進む中で、「原爆投下効果論」が急浮上。 「戦後世界戦略で主導権を握るためには、躊躇することなく原爆の力を見せつけるべし」の意見が大勢に。 こうして、広島と長崎に原爆が投下されるに至ったというのが歴史の真実。 公開された当時の公文書からも、この辺りの経緯が伺えます。 >勝ち戦と分かっているときに原爆まで使う必要があったのかという思いがするが・・・ が、この認識も、多少、歴史的事実を全面的に反映していないのではないですかね。 久間防衛相の言う真意は、米国の表向きの原爆投下を合理化する論を反映しています。 しかし、久間防衛相の言う真意は、米国の実際の真意に関しては目をつぶっています。 まあ、彼の真意は、二重三重の誤りかと思います。 米国の戦後世界戦略に追随してきた骨の髄まで対米従属が沁み込んだ政治家の発言でしかないです。 米国のイラク侵略を中途半端にしか非難できなかったのも頷けます。 Q、久間防衛相発言の真意とは? A、米国の戦後世界戦略を追認したに過ぎません。
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- lv4u
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久間さんは、敗戦当時の世界情勢を考えて、あのように発言したのでしょうね。 確かに原爆は非人道的兵器で多数の人々を一瞬にして殺すし、放射能による後遺症も残る。 でも、今になって思えば、原爆投下の効果でソ連と米国の分断統治にならなかった日本は幸福だったと思う。 ということを言いたかったのだと思っています。 また、敗戦直前の日本政府に「降伏」を決断させるには、それこそ「原爆投下はしょうがなかった」と私も最近スカパーの敗戦直前の日本の様子を記録した戦争番組を観て思うようになりましたね。 日本軍部は、沖縄戦のあと、本土決戦を本気で考えていた。沖縄戦では軍部の命令により一般住民が多数死んでいった。兵隊は住民を犠牲にして、自分たちは逃げたケースもあったという。満州引き上げのときの日本兵の行動も一般人を犠牲にしたものだった。 本土決戦になれば、日本の軍部は、「本土にいる女・子供が全滅しようとも戦う。日本が滅ぶようになっても降伏はしない(でも、幹部の俺は逃げて山に隠れる!)」と考えていたような気がします。 2発の原爆を落とされたことで、昭和天皇が「日本を滅ぼすわけにはいかない」と、降伏を決断したわけですね。この決断によって、日本民族の滅亡が防がれたように思えます。
お礼
回答ありがとうございます。 彼の発言真意が「原爆投下の効果でソ連と米国の分断統治にならなかった日本は幸福だったと思う。」ということですね。 それなら、彼の発言を「場合によっては原爆の使用を容認する」と理解した国民・マスコミは何ら発言を誤解してなどいなかったのですよね。
- edoduki
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久間さんは日本が戦争に負けてよかったって言ってるんでしょう。 あの人は河野氏と同タイプ人ですからね。
お礼
「日本が戦争に負けてよかった」というのは久間氏だけでなく、与野党問わず、多くの国民の一致した感想ではないですかね。 それとも「日本に原爆が落とされてよかった」というのが発言の真意なのでしょうか。
その憤懣は本来どこに向けられるべきものであるか。 でしょうね。 それを忘れてる日本人が多すぎやしませんか。 てことなんじゃないかな。 久間大臣は今頃心の中で言っているかも知れない。 その批判その思い、僕にじゃなくアメリカに言えよ。言えるものなら。 てさ。
- jamiru
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アメリカとは恐ろしい国だ。 日本が降伏する時期を予測して、降伏する前に原爆投下し、 投下直後に速やかに連合軍ではなく、まずアメリカに降伏させ、 降伏受諾直後に原爆投下した広島、長崎にアメリカ軍だけが入って人体実験の実験データを調査しやがった。 日本はアメリカの原爆の実験台にされ、降伏はその隠れ蓑にされた。 これを言いたかったのに言えない事情があるのはしょうがない。 誰も分かってくれないしメディアはこのていたらく。 かもしれませんね。 原爆が戦争を速やかに終わらせたのではない。 アメリカは原爆を落としていち早く原爆データを取るために採取部隊が広島に無条件で入る大義名分を得る為に日本には降伏してもらう必要があったのですよ。 原爆投下が無ければ交渉で降伏への道があったのですが、 原爆投下は交渉の余地無し。 日本にまともな降伏の権利すら与えてもらえなかったのです。 大雑把な降伏文書も何よりも原爆投下地への立ち入りが目的でしたから。 そうでなければ、アメリカ軍の第一陣は広島に来ません。 いくらなんでも早すぎます。 しかも、原爆投下地には都市封鎖までおこない、かん口令まで敷かれる。 アメリカ以外の部隊に原爆投下の実験データ、しかもほぼ破壊されていない数十万規模の大都市に落とした貴重な人体実験データを渡すわけには行きませんからね。
お礼
回答ありがとうございました。 「アメリカの原爆投下の真のもくろみ」についてはよくわかりました。 このようなアメリカの目的については、「歴史的真実」として世界に認識されているところのようですね。 そのことを >言いたかったのに言えない事情があるのはしょうがない。 、というのが彼の発言真意なのですね。 言いたいことははっきり言えばよさそうなものですがね。
- maxiromeo
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1だけど、わからないっすか?? そうっすか、あのーただ単に、慰安婦問題のアメリカの扱いがおかしいので、日本の立場として、原爆も落とされているし、しかし、それは しょうがない事としている。 だから、慰安婦問題を出すのは、今さらかなりおかしい話ですし、 それに対して、お互いさまなんだから、、というニュアンスではないんですか? 当初は。そうゆう含みが、意図的にではないにしろ、送油気持ちはあるでしょう。という話しですが。 >>原爆など落とされていない、という認識ではない まったく意味がわかりません。
お礼
再度の回答ありがとうございます。 たびたび説明いただき、まことに申し訳ないのですが、私には久間発言の問題に「慰安婦」が出てくるのが理解できないのです。 「アメリカは原爆を落としたくせに(自分だって悪いことしているくせに)いまさら慰安婦問題なんか蒸し返すな。」というのが真意、という理解で良いでしょうかね。
- tsuyoshi2004
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あくまでも久間全防衛相の発言を限りなく善意に捉えてという解釈になりますが、 「アメリカが原爆を使用して第二次大戦を終わらせた結果、アメリカは戦勝国の中でも優先的な地位を築き、日本はそのアメリカの庇護の中で戦後復興を成し遂げ、防衛面においてもアメリカの核の傘の下で大きな紛争にも巻き込まれずにやってこれた。 もし原爆投下が無いままに講和を迎えたとすれば、日本は朝鮮半島のようにその後も南北を分断しての戦争が起きたのではないだろうか?また、アメリカでは無くロシアに占領されていれば、戦後復興も進んだかどうかもわからない。 このように考えれば、一概に原爆投下が悪い結果をもたらしたとはいえないと思う。」 というような内容ではないでしょうか?
お礼
確かに >限りなく善意に捉えてという解釈 ですね。(^^)。 「一概に原爆投下が悪い結果をもたらしたとはいえないと思う。」 だとすれば、それは、言い換えれば「原爆が投下されてよかった」ということでしょうね。 それが真意とすれば、国民は彼の発言を「誤解」などしていず、正確に理解していると言えるでしょうね。
>勝ち戦と分かっているときに原爆まで使う必要があったのかという思いがするが・・・ 久間防衛相の論理は、原爆投下=戦争の早期終結のためのダメ押し論です。 が、これは、単なる表向きの理由でしょう。 当時の公文書からも、米国の目的は、「戦後世界戦略で主導権をとるための力の誇示」にあったことは明白。 「アメリカの真意」とは、原爆投下は米国の戦後世界戦略の最初の発動という観点から解明すべきかと思います。 そのために、米国は、原爆投下前の講和を回避するための工作もしたようです。 この辺りの事情は、「原爆投下とアメリカの真意を探る」ということでNHK特集でも相当に明らかにされています。 1990代半ばには、NHKもこういう特集を組んだものです。 まあ、例の慰安婦問題で圧力がかかってからは、ちょっと、この手の特集は控えているようです。 「なあーんだ。広島と長崎の犠牲者は、米国の戦後世界戦略の人柱だったのか」-が、私の感想です。 久間さん、ここを見落としては、同じ長崎県民としては容認できませんよ!
お礼
実に良くわかりました。ありがとうございました。 「アメリカの真意」は「歴史の真実」としてほとんど明白なのに、いまだに原爆で戦争が終結した、という「迷信」のような考えにとらわれているのですね。 久間氏はもともとアメリカべったりの「親米派」であるとは思っていましたが、ここまでアメリカバンザイ派かと知ると、いやになりますね。
- EFA15EL
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>「容認するわけがない」ではなく「容認するような発言ができるはずはない」ということでいいのでしょうか。 その通りです。これだけタレント議員やらなんやらが増えた現在、政治家の中には歴史認識が甘い、あるいは極端な人もいるだろうとは思っています。 外山某ってのも立候補した以上政治家(本人は革命家と言ってますが)ですしねえ(苦笑)。
お礼
よくわかりました。ありがとうございました。
- Jack-Skell
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こんにちわ^^ 戦争なんざただの殺し合いです。 それを国同士ではじめたわけで、 原爆だろうが、核だろうが大量殺人には変わりなく、 それも元々は国が行った戦争のせいで、 国同士での殺し合いで大量殺人(原爆投下)がただ行われたわけで、 戦争をやり始めた時点で大量の人が死ぬことは目に見えてるわけで、 そういう歴史が起こってしまったのもしょうがないわけです。 原爆を容認したとかどうこうじゃなく、起こってしまったものを受け入れなければ前に進めないものなのではないでしょうか。 発言が問題か問題じゃないかではなく、今後このような事が二度と行われないようにするのが目的であってそれは久間さんも十分解っていることとして聞こえました。 ただ、騒ぎ立てたい、事件性をもたせて視聴率を上げたい、購部数を伸ばしたいと思っているマスコミやメディアの人々には格好の餌食になったんだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「起こってしまったものを受け入れなければ前に進めないもの」というのが彼の真意と言うことでしょうか。 でも実際に被爆したひとにしてみればそう簡単に「受け入れろ」といわれても難しいでしょうね。
- EFA15EL
- ベストアンサー率37% (2657/7006)
>「日本も核武装を議論した方がいい」などという政治家もいるので信用できませんがね。 いや、僕自身まで誤解を招く発言を(笑)。 容認する訳が無い、というのは日本の広島/長崎の原爆体験の事です。 核武装云々とはちょっと別の話で、広島や長崎の惨状を知る日本人、しかも政治家ともあろうものがあの出来事を「しょうがない」などと公に発言する訳が無いってことです。(奥底で何考えてるかは別として) 少し久間さんの気持ちを味わいました。 ああ、政治家じゃなくて良かった(苦笑)。
補足
補足をありがとうございました。 再三つっかかるようで申し訳ありませんが、 >奥底で何考えてるかは別として・・・。 というと、本心では原爆をしようがないことだった、と思っている政治家もいるかもしれないということでしょうか?。 「容認するわけがない」ではなく「容認するような発言ができるはずはない」ということでいいのでしょうか。
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お礼
きっぱりとした明快な回答ありがとうございます。 >久間防衛相の言う真意は、米国の実際の真意に関しては目をつぶっています。 という段はどういうことでしょうか。「アメリカの真意」とは何でしょう?。よろしかったら補足ください。