>当時の日本政府の判断が甘く、終戦が遅れるとソ連に占領されていた可能性があったことを指摘しただけ。
久間防衛相の言う真意とは、こういう所かと思います。
が、この認識も、多少、歴史的事実を全面的に反映していないのではないですかね。
そもそも、「もはや、原爆投下の必要性はない」という認識が米軍でも大勢を占めていたのは周知の事実。
それが、戦争そのものより戦後の世界戦略に軸足を置いた論議が進む中で、「原爆投下効果論」が急浮上。
「戦後世界戦略で主導権を握るためには、躊躇することなく原爆の力を見せつけるべし」の意見が大勢に。
こうして、広島と長崎に原爆が投下されるに至ったというのが歴史の真実。
公開された当時の公文書からも、この辺りの経緯が伺えます。
>勝ち戦と分かっているときに原爆まで使う必要があったのかという思いがするが・・・
が、この認識も、多少、歴史的事実を全面的に反映していないのではないですかね。
久間防衛相の言う真意は、米国の表向きの原爆投下を合理化する論を反映しています。
しかし、久間防衛相の言う真意は、米国の実際の真意に関しては目をつぶっています。
まあ、彼の真意は、二重三重の誤りかと思います。
米国の戦後世界戦略に追随してきた骨の髄まで対米従属が沁み込んだ政治家の発言でしかないです。
米国のイラク侵略を中途半端にしか非難できなかったのも頷けます。
Q、久間防衛相発言の真意とは?
A、米国の戦後世界戦略を追認したに過ぎません。
お礼
きっぱりとした明快な回答ありがとうございます。 >久間防衛相の言う真意は、米国の実際の真意に関しては目をつぶっています。 という段はどういうことでしょうか。「アメリカの真意」とは何でしょう?。よろしかったら補足ください。