こんばんわ。
土地家屋調査士についてですが、この資格は表示に関する登記業務を行います。
土地や家屋の登記事項証明(登記簿謄本)を見たとき、表題部に地積や地目が書かれていますね。
あれです、その登記を行うために測量を行い、図面を作成し、その他の書類をそろえて登記申請を行います。
さて質問の各項目についてですが
1.について
他の隣接法律職も、基本的には独立する事が前提です。土地家屋調査士は、その業務の専門性から独立して業務を行わなければ、全く役に立つ資格ではありません。
2.について
国からと言うより、公嘱協会があるはずなので、そちらが色々な団体(地方公共団体など)に営業や入札を行い、仕事を確保してきます。
その事務を協会員が行い、報酬を頂く事があります。
3.について
現職の立場から、かなり厳しいと思います。将来、バラ色の未来が約束されているとは、言い難いです。ただし、事務所を開く場所(特に農地が沢山あるところ)では、まだ需要も有るかと思います。
4.について
ハッキリ言って、就職に役に立つとは到底思えません。測量事務所等では、この資格を取得するために必ず取る「測量士補」の方が重要視されます。それ以外では、就職の飾りにもならないのでは無いでしょうか?
もっとも、土地家屋調査士法人や調査士の事務所で求人が有れば、もちろん有利な資格といえます。
就職のために資格を取得するのであれば、調査士に限らず司法書士や行政書士などの隣接法律職は、受験勉強の時間を費やすだけで無駄になります。(知識を得るという意味では有用かも知れません)
ただし、社会保険労務士や弁理士など、企業内で登録する事も可能な資格もあります。就職に有利と考えるのであれば、こちらをお勧めします。
話が脱線しましたが、googleなどで「土地家屋調査士とは」と検索すると、山ほど調査士事務所がヒットしますよ。
そこを見れば、概ね業務内容は理解できるのではないでしょうか?
大学生ですので、勉強する時間は沢山あるといっても、この様な士業の資格は膨大な勉強時間を費やす事になるので、よく考えてから受験した方がよろしいかと思いますよ。
20年前の学生からのアドバイスです。
お礼
質問ありがとうございます。 >現職の立場から、かなり厳しいと思います。将来、バラ色の未来が約束されているとは、言い難いです。ただし、事務所を開く場所(特に農地が沢山あるところ)では、まだ需要も有るかと思います。 そうですか…雑誌にはこれからマンション建替え時期に差し掛かるから需要が高いとアピールしていたのですが、厳しい事には変わりないのですね。 >国からと言うより、公嘱協会があるはずなので、そちらが色々な団体(地方公共団体など)に営業や入札を行い、仕事を確保してきます。 その事務を協会員が行い、報酬を頂く事があります。 気になるところがあったので、ご質問させていただきます。仕事が無いときはこれらを入札して仕事を確保すれば大丈夫なのではないでしょうか?それとも一般の依頼に対して報酬額が少ないからこれだけでは営業していけない等の理由なのですか?