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白雪姫の冒頭で雪の上に血が落ちるのはなぜ
白雪姫の冒頭。お妃さまは窓辺で縫い物をしていて過って指を刺し、血が雪の上に3滴落ちたとあります。窓辺で縫い物をしていてどうして血が外の雪の上に落ちたのでしょうか。お分かりの方はどうか教えて下さい。
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- kigurumi
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>物語は最低限、筋が通ってなければいけないように思うのですが。 うーん。 ファンタジーの世界というもの。 子供の世界というもの。 子供の本を読むと大人では理解しがたい世界が広がっています。 「人間の頭に像が乗って できました」と書いてある。 はぁ???? です。 ところが子供はページを開いて「できました」と地球の上に像がのかっているのが目に飛び込むと はちきれんばかりに笑い転げる。 「いないいない ばあ」とやると、泣いていた子供がピタっと泣くのをやめてじっとこっちを見る。 創造の瞬間に立ち会ったことに子供が感動している というのは大人の解釈で、子供はそんなこと関係なく、変化に喜ぶわけです。 「小人? ホビット? 物が無くなったら床に下に住んでいるホビットが失敬したのだなんて、なわけない もっとちゃんと探せ」 「人魚、そんなものいません このお話はおかしい」 「サンタクロース? パパがデパートで買い物をして枕もとに置いているのよ。北欧のサンタ? あれはボランティアで人間がやっているの。 ソリが空を飛ぶわけないでしょ」 ああ、、、ファンタジーの世界の消滅。 ファンタジーの世界は、現実ではどうにもならない心の逃げ場でもあります。 子供はわけわかんない大人の言い分をどうしても理解できない。 ガミガミ言われて、それこそ大人の世界は理解しがたく、別世界。 恐ろしい世界をつきつけられ、心が弱ってしまう。 そんな子供の逃げ場 隠れ場所がファンタジーの世界。 親は子供の心を癒せないが、ファンタジーの世界に入れば癒される。 白雪姫の世界では、子供にとってみれば魔女は恐ろしい自分の母親。 現実はママは誰も退治してくれませんが、ファンタジーの世界では退治 される。 ここに子供の心にまだ救いがあるわけです。 血が雪の上に落ちて、しばらくして 何者かが誕生した。 「できました」 の世界。 予兆が実体化して、悪いママが懲らしめられる。 この白い雪に血が落ちたとき、ファンタジーの世界は動き出す。 そして子供はわくわくしてファンタジーの世界へと入っていく。 パーツとして聖なるものは白というのが定番です。 正義は白が定番。 白いものから正義が誕生するというイメージにするには、他にどのような方法があるでしょうか。 赤だと炎をアイテムにできますが、炎は最後に使われている。 穢れを清めるアイテムが炎。 聖なるものの誕生にはふさわしくない。 そう考えると、勧善懲悪もののこの手の話はやはり雪を序盤に持ってくるのが、一番じゃないかなって思います。 何かを予見させる出だしなので、大人でも楽しめますし。 王子様は何かが欠けている。 その王子様が補完されるには、正義が必要。 そのためにも王子様の結婚相手は白が一番かと。 で、王子様はこの正義を手に入れたことで、国を統治する能力が備わったことになる。 王様になれるわけです。
- kigurumi
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>ただ私の質問についてどのようにお考えか、よくわかりませんでした。 <どうして血が外の雪の上に落ちたのか。> 「きゃ 血が出ちゃった。絨毯汚れるから外にピッピッピ」と作者は何も考えないでいたわけではなく、意図してわざと雪の上としたのだと思います。 白い雪の精、 だから雪に血が混ざって生命が誕生した、というニュアンスと、聖性のある者であるという意味を含めるためだと思えます。 イエスだって性交なしに誕生したというのが、西洋の人の認識ですよね。 他には、白 赤 黒 という色を物語の中に描いた意図は、ただの話ではないという伏線をここに入れたのだと思います。 白は神聖の色です。 イエスが白く変容したという記述が聖書にあるように、西洋の物語は、色に関してそれぞれに意味をもたせて書いているケースがあると思うんですね。 (紫も緑も意味があるし、炎にも意味がある。) で、パーツとしては白を導入したい場合、雪が一番だったのではないかと。 もし土に血をたらした場合、アダムになってしまいます。 (アダムは土に血を混ぜて作られた と聖書ではなっていますので。 白雪姫はアダムより作られしエヴァ(人間)ではない者なので、この路線は作者にとって却下せざるを得ない。) で、白は神聖さを表すとともに、女神の概念、創造ー育成ー破壊の中の創造が白。 つまり・・・・女王さまは普通の人間ではなく、転生するというか、そういった属性の者。 (白雪姫を産んですぐ亡くなりましたよね。) というわけで、地面でも絨毯でも石の床でも駄目。 ただごとではない者の誕生(再生)だぞというニュアンスを読者に暗示させた書き方となると、やはり白をパーツとして物語を作るのがベストではないかと。 アダムは土に血を混ぜて誕生した。 白雪姫は穢れない者という意味で、雪に血が混ぜられ誕生した。と。 (ただし、黒(破壊)も司どる、怖い者でもありますが)
お礼
ありがとうございました。いろいろ考えさせられました。作者の意図は何となくわかりましたが、意図がどうであれ、物語は最低限、筋が通ってなければいけないように思うのですが。
- kigurumi
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http://72.14.235.104/search?q=cache:flmEcUets7UJ:www.mobunko.com/1092/42308-1.html+%E3%80%8C%E7%99%BD%E9%9B%AA%E5%A7%AB%E3%80%8D%E3%81%A8%E4%B8%89%E6%BB%B4%E3%81%AE%E8%A1%80&hl=ja&ct=clnk&cd=3 『女王さまはひとりで、こんなことをお考えになりました。 「どうかして、わたしは、雪のようにからだが白く、血のように赤いうつくしいほっぺたをもち、このこくたんのわくのように黒い髪をした子がほしいものだ。」と。』 この 白、赤、黒。 創造主ー育成主ー破壊主。 白、赤、黒。 三相一体の女神の概念です。 MA。 真言で二つとなえるとMAMA。(ママすなわち女神を呼び出す呪文。ただし適切な時と場所で唱えにと効力は無し。) Mはメム ー 水、液体。 Aはアレフ3ー 誕生 一番最初。 で、3は女神を表しているので、1滴でも2滴でも駄目で3でなくてはならない。 そしてこの世を表す最小の数字は3なので、女神が実体化するには3ではくてはならない。 そして女神が実体化した。 少女ー母ー老婆。 すなわち 創造するもの 育てるもの 破壊するもの。 白雪姫のシェバリエは7人の小人。 7は完全を表すので小人が7人だったことも、彼女が女神であるという象徴。 で、女神は破壊も司るわけなので、妃の消滅も司った。 嫉妬の炎により死ぬ間際にも女神は立ち会ったって話。 キリスト教のイエスの話も、磔刑の死の際にマリア すなわち女神が立ち会ったってなっています。
お礼
興味深いお話、ありがとうございました。ただ私の質問についてどのようにお考えか、よくわかりませんでした。
- fatimatun
- ベストアンサー率42% (3/7)
ブルーノ・ベッテルハイムの「昔話の魔力」(評論社)において、若干触れられています。あまり詳しくは述べられていないので、そこからの私の解釈を書きますと、3滴の血は妃の懐妊を表しているのではないかと思います。童話等でよく出てくる「血」は、大抵性交による出血を意味していますし、精神分析では「3」という数字は性に結びつくものと解釈されることが多いようです。余談ですが、「眠れる森の美女」なんかは、階段を上って行った先(性交後)で、針が指に刺さり出血(処女喪失)しますよね。 後、何故わざわざ手を外に出していたのかはあまり問題ではないと思います。童話に良くあるやり方で、子供に性の知識をそれとなく教えるために、そのように導入するのだと思います。 私はこの手の本はあまり読んだことがありませんが、多分グリム童話の深層心理に関する本は幾つか出ていると思います。鈴木晶氏が詳しいのではないでしょうか。
お礼
興味深いお話、ありがとうございます。しかしこれで子どもに性の知識が導入できるか、はなはだ疑問ではあります。童話って一体なんだろう、と悩んでしまいますね。
- porquinha
- ベストアンサー率35% (289/817)
おもしろい質問ですね。 英語版が手元にありましたが、内容は質問のものと同じでした。 4番さんのおっしゃるように、雪の上に血を落とす必然性があったからそうなった、のだと思います。 それか、暖炉で一酸化炭素中毒をおこしそうなくらい空気が悪くなったから、一時的に窓をあけてたんだとか(汗)
お礼
面白い想像ですが、2.のお礼に書いた私の想像よりは説得力あるかも。ありがとうございました。
- sayapama
- ベストアンサー率37% (3925/10438)
何故、窓から指を出してしまったのかの記載が無いので、詳細な理由を知っている人は居ないでしょう。 ですが、お妃様はその血が白い雪の上に滴ったのを見て、肌は雪のように白く、唇はバラのように赤く、髪は黒檀のように黒い子供が欲しいと思い、その思い通りの子供が生まれたが、すぐに息を引き取ってしまう。(グリム童話初版本では死なない。) この部分の描写がしたいが為に、白い雪の上に赤い血を垂らす必要があったのだと想像します。 素人的には、血で絨毯を汚したくなかったから窓から指を出したとか、傷口を良く見ようと思って、明るい窓辺に行った時に血を垂らしたとか、勝手に想像していましたが・・・・真相は謎ですよね。
お礼
ありがとうございました。おっしゃるとおりこの場面で、色白、黒髪、真っ赤な唇の白雪姫のイメージが出来上がりますね。ひとつひらめいたこと。彼女は赤い血を真っ白な雪の上に垂らしてみたいと思い、故意にそうしたのでは。そういえば私は過って針で指を刺した時ぷくんと盛り上がってきた血をティッシュに吸わせてどれくらいの面積を赤く出来るのか、指を絞りながら試してみたという経験があります。経験というほどでもない全くの気まぐれですが。お妃は赤と白のコントラストを単に見てみたかったのかもしれませんね。
- BakaBombbb
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白雪の上に血が落ちた。 これは白雪姫が初経を迎えたという事を暗示するものです。 つまり、白雪姫は大人になったという事です。 おとぎ話にはこのように、直接説明するのではなく、暗示がたくさん含まれているので、想像力をたくましくして考察してみるといろいろな発見があって面白いですよ!
お礼
白雪姫はまだ生まれていませんので、ちょっと飛躍しすぎではないかと私には思えます。でも面白い話ですね。欧米では初潮を迎えるとスカート丈をくるぶしまで長くしたというのを聞いたことがあります(おとぎばなしでなく)。ありがとうございました。
お礼
予想していましたが愚かな質問でした。皆様丁寧にお答えいただきありがとうございました。