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白雪姫の性格
白雪姫と言えば、 とても親切でやさしい、 というのが一般的だと思うのですが、 どこかのサイトかなんかで、 猟師をだましたり、継母に拷問させたりと、 結構性格の悪い部分があると 見た覚えがあります。 グリム童話の初版ではどのようになっているのでしょうか。 ご存知のかた教えてください。
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グリム童話は原稿と初~7版の計8パターンがあります。 一番初期の形は1810年の「エーレンベルク稿」(原稿)に乗っているものですね。 初版は1812年のものです。 「エーレンベルク稿」によりますと、白雪姫が死ぬまではほぼ初版と一緒ですが、生き返る過程が違います。 悲しむ小人が見守る柩の中に横たわる白雪姫を見つけるのは、偶然通りかかった姫の父王です。父王のお供に腕のいい医者がいて、その医者のお陰で生き返ります。 以下抜粋 「ところで、父の王さまのおとものななに、腕のいい医者達がいました。その医者たいちは、こびとから白雪姫の遺体をもらいうけて、へやの四すみになわをはりました。それで、白雪姫はまた生きかえりました。」 王子との出会いはなく、ただ「白雪姫はある美しい王子と結婚しました」とあるだけです。 なじみのない話し展開ですよね。今ではもっとロマンチックに改変されてます。 質問からズレて申し訳ありません。 白雪姫の性格のことですが、メルヘンにおいて主人公の性格が事細かに描写されているお話はあまり見られません。特に白雪姫はその典型で、“自分は何もしないでも話がとんとん拍子に進んでいく”人のことを「まるで白雪姫のようだ」と言ったりすることも。 なので初期の形の白雪姫が残虐な性格だったという話は間違いです。 初期ではなく、一時期流行った残酷グリム童話や大人のためのメルヘンなどの一環ではないでしょうか。
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- musekininn
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こんにちは。 <白雪姫の性格> 手持ちの、吉原高志&吉原素子訳「白水社」刊の「初版グリム」では、白雪姫の性格描写はされていません。 話の進行も三人称でなされ(昔話を聞き取ったのですから当然ですね)、白雪姫からは何も語られません。一つ一つのエピソードもかなり簡潔で「口述を書き留めている」という印象を受けます。 お妃は、実母です。白雪姫を3回(変装して)殺しに行きますが、2回失敗して、3回目が毒りんごを食べさせ、ディズニーと同じ形になります。 王子が(毎日眺めていたいために)嫌だと言う小人から、ガラスの棺ごと白雪姫を譲り受け、毎日眺め、出かけるときも家来に担がせていました。 毒りんごは、毎日棺を担がされている王子の家来が腹を立てて、棺から出して背中を叩いたために口から毒りんごが出て生き返った、と書かれています。 結婚式に招待された母親は、真っ赤に焼けた鉄の上履きを履かされて死んでしまうまで踊りをやめさせてもらえませんでした。と非常に簡潔に書かれていて、そこには白雪姫の状況や心象は書かれていません。 とにかく、この物語において一人称の視点は全くなく、どのような性格だったかをうかがい知る部分はありません。 グリム作品全体の解説に、初版から版を重ねるごとに(作品に拠っては)情景描写が書き足されたり、削られたりしている、と書かれています。
補足
遅くなってしまいすいません。 とても参考になりました。 ありがとうございました。
- vomu
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ディズニーのラストだと、崖から落ちて母親は死にましたが、 初版グリムでは焼けた鉄の靴を履かされて死ぬまで踊らされたそうです。 それを白雪姫は幸せそうに見ていたとかなんとか。 実際に読んだことは無いので聞いた・見た話ですが・・・。 僕が知っているのはこんな感じです。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 やっぱりそうゆうかんじのありましたよね! なにか決定的な証拠みたいなのがあればいいのですが、、 参考になりました。 ありがとうござました。
お礼
遅くなってしまい申し訳ありません。 初めて知りました。 とても参考になりました。 ありがとうございました。