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『いばら姫』について
グリム童話の『いばら姫』の冒頭に出てくる十二人の魔法使いですが、色々な研究書など見てると巫女だったり、妖精だったりします。 様々に脚色されてるからだと思いますが、初版ではどうなのでしょうか・・・? また、『いばら姫』や『眠れる森の美女』の元となった民話は残されてるのでしょうか? 調べてみたのですがソースが見当たらず・・・>< 知っている方がいれば教えてください。
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妖精か仙女については上の方が書いていらっしゃるとおりでしょうね。 同じ本を持っていますし、別の本でも見たことがありますので。 いばら姫の元の本ですが、妖精の予言によって100年の眠りについた姫が助け出されて王子と結婚したと言うところまでのお話で終わっているのは、いばら姫だけのようですけど、 結婚後のことも含めてと言うのであれば、グリムより100年前のペロー昔話集にも載っていますし、そのペローの話も元はイタリアの「ペンタメローネ」に『太陽と月とターリア』という題名で載っているそうです。 似た話はヨーロッパ中にあるのだそうですが、いばら姫のように子どもに聞かせるお話として完成度が高いのはなさそうです。 これについてはWikiでも確認できますが、講談社から出ている、「決定版世界の民話辞典」(日本民話の会・編)に載っています。 グリムは大好きですが、グリムの話の収集は、ほかの本・文献からであったり、フランスの女性から聞いた話というのも多いようです。 もちろん、グリムがあの形7版まで推敲したのですから、グリムのお話で良いと思いますが、元をたどっていくと、ドイツのと言い切るのはどうなのかなと感じています。・・・何と言ったって地続きですから。 私たち日本人の民話や昔話も独自というものはどれだけあるのか??人が交流していく中で、いろいろ変わっていったでしょうし、ある時は都合よく改ざんもされてきたのだと思います。 グリムのように文章になった時点で固定化されますので、それ以前の物は、**がほんとだよとは言いきれないと感じています。 グリムによって完成された、この話は素晴らしいので、ごちゃごちゃ書きたくもなかったのですが、気になって調べてしまいました。
- chevette
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グリムの初版ではドイツ語でfee(仙女)という言葉になっており、第2版以降はweise Frau(かしこい女)という表現に変わっているそうです。これは単に頭が良いというだけでなく、運命を見通す力があるという意味だそうです。 これは「完訳グリム童話集」(ちくま文庫)3巻の「いばら姫」の解説に書かれていました。 なお、グリムによると「いばら姫」の元の話はカッセルで採集したということになっています。
お礼
なるほど。 色々表現があるのはそういう訳なんですね。 参考になりました!「完訳グリム童話集」も読んでみることにします。 ありがとうございました^^
お礼
元をたどっていくのは難しそう。 色々な説がありますが、慎重に判断しないといけないですね; ありがとうございました^^