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子供へのボルタレンの使用。
子供へはボルタレンが去年から使用が禁じられている・・ とどこかにあったのだけれど。 ライ脳症との関連で「ウイルス性疾患の発熱」には禁じらていた(これは別に去年で無くって5年位前には既にペーパーがでていたな、別に熱が下がりすぎる低体温が悪いわけじゃあない。)けれど。一律禁じられているのでしょうか? http://www.mhlw.go.jp/houdou/0105/h0530-3.html 私は細菌性の発熱(細菌性咽頭炎やら細菌性腎盂腎炎・・・これの使用経験が多いけれど)にはアセトアミノフェンの系統がダメだったら日常的に使うのだけれど。いかんのかな?ちょっと心配。そのあたりどなたかご存知ない?
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完全禁止ではなく,注意して投与ではないでしょうか? インフルエンザなどのウイルス性疾患の場合には,原則禁止と考えてよいでしょうけども,それ以外の場合は,よく観察して注意して投与するのであればよいと解釈していますが・・ ライ症候群などについては,かなり以前からサリチル酸系のもので問題が指摘され続けてきていますし,ボルタレンの影響を受けたと考えられるインフルエンザ脳症での事故例も広く知られているものですよネ。 ピリン系もサリチル酸系もボルタレンなんかも,いずれにしてもリスクはあるものですから,高熱の危険性との天秤ということではないかと思いますヨ。 特にshu_sさんの投薬対象となっているのが細菌性の発熱であるならば,リスクは高くないでしょう。 現実には完全な安全性が担保されていないということでしょうが,インフルエンザ脳症などの場合以外には極端な悪影響は指摘されていないのではないでしょうか? とりあえず私の解釈を。 以上kawakawaでした
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- yajiyaji
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話がどんどんずれていきそうですが、ご質問に少しだけ。 基礎疾患SSPE、すでに気管切開して長期管理していた中学生、カニューレ交換時に出血して肉芽が大きく、改めて気管切開の手術。術後、発熱、40℃くらい、ICUで一晩のつもりでしたが、ボルタレン25をいれてから、あれよあれよと血圧が低下、回復せず。ICU看護婦から、以前にもボルタレンでおなじようなことがあった、と言われました。 誘因が他には考えられない状況でした。ただ、熱が上がった理由も不明です。
お礼
これにはコメントのしようが・・(笑) 長らく空けていたのでこの辺で締め切りをさせていただきます。締め切ってしまうと会話が途絶えてしまうのですがなにかありましたらまたどこかのスレッドで・・ 参加ありがとうございました。
- hdchan
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ちょっと話題からずれますが・・・ 幸いにも「子供にボルタレンのショック」は見たこと無いのですが(あまり子供が来ないせいもありますが)、そのショックは輸液にも昇圧剤にも反応しないのですか? どうも救急医としては「輸液が足りないんじゃぁ・・・」と思ってしまうのですが・・・。
お礼
昇圧剤にも輸液にも反応しない状態というのは実際に少ないながらあると思います。ただそうした患者の多くはハイリスクであることが何らかの形(既往症や過去の使用歴)でわかっていたと後で気がつく(後で気がつくなら最初から気がつけよ・・・)ことが多いとも聞きますね。 答えじゃないですけれど・・。 輸液もポンピングで間に合わない・・そんなレベルです。
- yajiyaji
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火付けしたまま締め切ってしまってご迷惑をおかけしました。 文書上はウィルス性の発熱への原則禁忌、でしょうね。 基本的に、薬の中でもこどもへの安全性を認めたものが少ない状況では、メリットが高いという形で使うことは表向き許されるとは思っています。 ところが、ボルタレンについては、小児へ使うべきではない、という指導をしている大学病院などもあるようです(あくまでも個々の医師の指導かもしれませんが)。 実際、重症の管理を受けていた中学生で発熱、ボルタレン使用、急激な血圧低下で死亡、あるいは成人でも危険性を指摘してICUでの使用を原則やめた施設も知っております。 個人的には、怖くて使えない、とさえ感じてしまいます。 薬剤の危険性を言い出したらきりがありませんが。
お礼
おっしゃるとおりだと思います。 医師の要処方の薬は諸刃のやいばです。 問題はそれを安易に素人判断で家庭で使う(なにもボルタレンではなくとも)ことであると思います。最近では医薬でなくとも人は殺せるようですし、不安な世の中には違いはありません。 副作用の無い薬は無く、安心して使える薬などひとつもありません。 しかし「理論と経験の集積」によってたとえ危険があるとわかっているものでも「利益と不利益の天秤の結果」必要時には使う決断も医療者には必要となります。それが出来るからこそお金をもらえるわけでもあるし。 施設ごとに一律禁じる行為はこうした医療者の能力を否定するもので、ご存知の施設というのはたとえ有名なところであってもこうした「医療の本質」に目を背くものでしょうね。経営とかを考えれば正しい判断ともいえますが、同じように医療ミスの隠蔽も経営上正しいと判断するような施設かもしれません・・・。医療者個人個人の判断力を奪うとはそういうことです。 現実、色んな薬がいつでも手に入る施設はそれでもいいのかもしれませんけれどね。問題はそれをスタンダードとするには無理が多いということです。 最後に・・素人さんに背景を話さず強い言い方をすることには個人的に反対です。誤解の無いように相応の解説は付すべきでしょう。 ご回答ありがとうございました。
- rei00
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shu_s 先生の事ですから既に御存知の様な気がしますが・・・。 「医薬品情報提供ホームページ」(↓)という「医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構(医薬品機構)が管理し,厚生労働省及び各製薬企業からの情報を提供しているページ」があります。ここの「厚生労働省から出された安全性情報」を見ると,関連ありそうな厚生労働省の発表資料は次の物です。 【緊急安全性情報(ドクターレター)に関する厚生労働省発表資料】 平成12年11月15日 インフルエンザの臨床経過中に発症した脳炎・脳症の重症化と解熱剤(ジクロフェナクナトリウム)の使用について 【厚生労働省発表資料】 平成14年3月8日 医療用医薬品の家庭における使用について 平成13年5月30日 1.インフルエンザによる発熱に対して使用する解熱剤について 2.小児のライ症候群等に関するジクロフェナクナトリウムの使用上の注意の改訂について 平成12年11月15日 インフルエンザの臨床経過中に発症した脳炎・脳症の重症化と解熱剤(ジクロフェナクナトリウム)の使用について 【医薬品等安全性情報】 平成13年 6月27日 No.167号 1.サリチル酸系製剤の小児に対するより慎重な使用について 平成12年11月30日 No.163号 2.インフルエンザ脳炎・脳症患者に対するジクロフェナクナトリウム製剤の使用について 平成12年1月14日 No.158号 3.インフルエンザの臨床経過中に発症した脳炎・脳症の重症化と解熱剤の使用について 詳細については直接ご覧戴くのが間違いが無いと思います。これらの記載や「医薬品添付文書」を見る限りは,kawakawa さんがお書きの様に,「小児のウイルス性疾患の患者には投与しないことを原則とする。投与する場合には慎重に投与し,投与後の患者の状態を十分に観察する。」であって,『一律禁じられている』ではないはずです。 ------------------------ ところで shu_s さん(敢えて「さん」です),『いつ離脱するかわからない』などと言わずに,マイペースで(ブラックな)回答を続けて下さい。私も shu_s さんの回答を楽しんでいる(勉強している)一人です。
- 参考URL:
- http://www.pharmasys.gr.jp/
お礼
ご回答ありがとうございました。 お礼が遅くなってしまいましてすみません。 家庭での使い方・・なんて通達もあったんですね^^;完全に流してしまっていました。 私信) ふら~っとどっかに行ってくるときがあって、そのときはお許しください。
- Merumo33
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すいません。 私は専門家ではありません。小さい子供を持つただのお母さんです。もちろん適切な回答などできません。 ここに回答者として参加するのはとっても場違いだということは重々承知の上ですがボルタレンについて他の方の回答(参考URL)を見ていたら恐ろしくなってちょっと聞いていただきたくなりました。 実は我が子は2歳半の時、高熱が続き、近所の個人開業されている先生に診てもらいその時ボルタレン1mgを処方されました。そこは0.5mgを置いてなくて「半分に切って使うように、2回目は最低6時間は空けて」と指示があったように記憶しています。 言われた通り半分に切って子供のおしりに入れましたが高熱が続いたので5~6時間あけて2回目を入れました。そしたらその直後急に痙攣して泡をふきくちびるが黒ずんで(チアノーゼ?)その後ひどい嘔吐で熱も40度から下がらず、休日の夜間だったので慌てて救急病院に駆け込みました。その後の検査でGOT,GPTが異常に高い数値でウィルス性急性肝炎(A,B,C型どれとも違う)と診断され、2週間入院しました。先生は原因不明としか説明してくれずなぜ2歳の子が肝炎なんか!と疑問に思っていましたがひょっとしてボルタレンが原因ってこともありませんか? だとしたら本当に怖いです。でもボルタレンのこともちゃんと説明したのに先生は「別にそれが原因ではないでしょう。」みたいな言い方でした。本当に関係なかったのでしょうか・・・ ちなみにこれはもう5年も前の話で今は子供は元気ですが。。。 すいません、逆に質問したみたいで申し訳ないです。 でも今回薬の怖さを知るいい勉強になりました。
お礼
私は小児科の専門ではないのですが、 普通に考えて「肝炎」とボルタレンは関連がないです。 ABCどれとも違うというのはおそらく血液検査の結果からでたもので(後から判明した)臨床症状から考えておそらくウイルス性肝炎と判定されたわけでしょ? 使用量に関しても子供の許容量として(お書きになられている1mgってのは数字が変です。座薬なら12.5mgが最少量です。それの半分なら年齢平均の体重があれば少ないことはあっても多すぎることはない)十分認められる範囲でしょう。 問題の「直後急に痙攣して泡をふきくちびるが黒ずんで」というのはおそらく熱性痙攣の臨床症状だと思うのです。これはボルタレンを使ったからではなくボルタレンを連用しなければならない状況つまり発熱状況が長く続いた結果起こったのものだと思います。(こう考えを進めればこの現象とボルタレンも無関係です)。 肝炎に関しては感染そのものが重篤であれば普通の風邪のウイルスでも起こしますし、風邪に伴って投与される各種の抗炎症剤でもおこします。ですからこちら側から眺めるとその担当医の説明にはなにも首をかしげることはないのです。 ・・・これを規約違反と「書き込む寸前」のかたへ 今回の「お礼」本当はいけない書き込みだと思うのですが、これまでのボルタレン関連の書き込みには不完全な上に危険をあおる書き込みが多く、Merumo33さんが感じたような不安を持つ方が多いと思うのでそれを踏まえてご容赦願いたいと思います。不快な方はマスターへメールしてくださいな。スレッドは汚さないでね。
既にチェック済かもしれませんが、以下の参考URLが参考になりますでしょうか? 「使用上の注意改訂のお知らせ」(2001年6月) ここで「小児等への投与」の項が参考になりますでしょうか? ◎http://www.novartis.co.jp/product/vol/te/te_volsup03.html (ボルタレンサポ・ボルタレン錠 インフルエンザに関連する使用上の注意(抜粋)) ●http://www.voltaren.jp/medical/mid/medi.html (製品情報) ●http://www.novartis.co.jp/product/tenpu1/nova_htm/vol/vol.html (添付文書) 最終的には担当MRに問い合わせて確認されるのがよいかもしれませんが・・・? ご参考まで。
お礼
情報ありがとうございます。 そうですね、最近のMRさんはとても詳しいですし。 こういうトピックな話題だと学術さんがでてきて説明してくれることもありますからね。 ただこれらのパブリッシュは全てウイルス性疾患による発熱に関しての警鐘なんです。それで疑問に思いまして。
お礼
詳細な回答ありがとうございました。 ご指摘の内容はまさに記憶している通りでkawakawaさんに回答を寄せていただいてすごく安心できました。 ライ脳症の可能性は低くとも余りにミゼラブルな結果を生むリスクを考えて、これを上回るような「臨床的な利益」が無いこと・・これがボルタレン製剤がウイルス性発熱疾患特に小児に対しての投与に注意または禁忌とされる理由だと思うんです。 逆に有意義なものでは今だって現役で使えるはず。 もちろんこれらはあまり使いたくないものですけれど、使うときになって(そのときは逆に緊急性が高いわけだし)俄仕込みの知識で反対されてしまうと悲しいなあって思った次第です。