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酸性雨について。
酸性雨を化学式・化学反応式やそれに関連する言葉を使って説明するとしたらどのようになるでしょうか?化学式・化学反応式を使わないなら何とか説明できるのですが、化学式・化学反応式をいれて説明しなさいと言われるとお手上げなのです。化学にお詳しい方よろしくお願いします。かなり切実です。
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”化学式・化学反応式を使わないなら何とか説明できるのですが”と 書かれているので、おそらく酸性雨がどういう現象かということはご存じの ことと思います。 で、化学式、化学反応式などで説明するとなると、とんでもなく複雑です。 なので最低限のことを覚えていただけたらと思います。で、最低限の 化学式、化学反応式で説明するとなると 酸性雨の原因は雨の中に含まれる硫酸(H2SO4)と硝酸(HNO3)です。 その硫酸、硝酸は大気中及び雨の中で酸化されて生成されますが、 そのもととなる物質は硫黄酸化物(SO2)と窒素酸化物(NOx)です。 これらの物質はガソリンや石油など燃料が燃えたときに、燃料に含まれる 硫黄(S)や窒素(N)が酸化されて生成されます。またエンジンのような 高温のものが空気に触れると空気中の窒素(N2)と反応して窒素酸化物に なることもあります。 といった感じでしょうか。 この酸性雨、そのもととなる物質は人間の生活によって排出される、 場合によってはエネルギーの無駄使いによって排出される可能性もある、 ということです。 こんな感じでいかがですか?
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>そしてそれにPAN、ガス状HNO3を加えたものをNOyと言ったりします。 時代の流れですね。私が大気に関係していた頃は.これらはNOxに含まれていました。 私は科学技術の進歩に取り残されているようです。
ちょっとマニアックなところになりますが、このサイトの性質上、質問者の方が 締め切った後もどなたかが参考にされる可能性があるので書かせていただきます。 #3さんのところなんですが、 NOxはNOとNO2です。そしてそれにPAN、ガス状HNO3を加えたものをNOyと 言ったりします。窒素酸化物はN2O、NO、NO2、N2O4、N2O5などがあり、 それぞれの反応は多種多様です。 あと > NO + H2O → HNO2 > NO2 + H2O → HNO3 の反応は直接おきるわけではありません。NOxが水に溶ける反応は正確には 2NO2 + H2O → 2H+ + NO3- + NO2- NO + NO2 + H2O → 2H+ + 2NO2- です。で、これらはNOxが水に溶けて亜硝酸、硝酸イオンになる反応ですが、 一般的にこれらの反応が雨水中の亜硝酸、硝酸イオンの起源となる割合は ほとんど無視できるくらいに小さいです。というのはNO2のヘンリー定数が 小さいので、水に溶けにくいことから反応がなかなか進まないからで、 NO2とOHラジカルとの反応で生成される硝酸ガスが水に溶ける、あるいは N2O5が水に溶け込んで硝酸ができる反応の方が反応速度が速く、雨水中に 含まれる硝酸イオンはこの反応に由来するものが重要であると言われています。
酸性雨の主成分には 硫酸(H2SO4)と亜硫酸(H2SO3) 硝酸(HNO3)と亜硝酸(HNO2) があります。 大気中に放出される硫黄酸化物や窒素酸化物には (なんとか)酸化イオウSO2とSO3を2つ交ぜでソックスと呼び (なんとか)酸化窒素NO2とNOと(化学式忘却)を混ぜてノックスと呼びます。 これらは.それぞれ空気中の光などで.相互に化学変化します。雨などに溶けて.酸になります。 か数を合わせてないのですが(私があわせようとすると大体間違えるので) SO2 + O2 ←→ SO3 SO2 + H2O → H2SO3 SO3 + H2O → H2SO4 NO + O2 ←→ NO2 と同様にいろいろな窒素酸化物ができます。 NO + H2O → HNO2 NO2 + H2O → HNO3 の反応が.光や雷のほうでんと大気地ゅぅの水の関係でいろいろ混ざって起こっています。
- schalk
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酸性雨の原因となるのは窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SO2、SO3)です。 これだけでも光化学スモッグや気管支への刺激などあります。 これらが水(つまりは雨など)に溶けると、、、 SO3+H2O→H2SO4(硫酸) これで、硫酸ミストつまり酸性降下物になるのです。 その他の窒素酸化物や硫黄酸化物もそれだけでももちろん酸性降下物ですし、さらに酸化されることもあります。