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なぜハ長調のピアノ曲は少ないの?
ピアノ曲を勉強中です。クレメンティ、モーツァルト、ショパンの3人を調べましたがハ長調の曲はなぜか少ないです。前者2人は何故かト長調が多く、ショパンに至ってはロ長調というハ長調とはとてもかけ離れた調の曲が多い事がわかりました。親しみやすいはずのハ長調の曲がなぜ作曲されることがあまりなかったのかが気になります。よろしくお願いします。
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ハ長調は譜読みしやすいので、確かに親しみやすいような気がしますが、ピアノ弾きにとっては(人間の手の構造上)一番弾きにくい調です。指くぐりしにくいし、中指みたいな長い指は曲げて弾かないと弾けません。ショパンは、ハ長調が最も弾きにくい調と考えていました。 ただ、ベートーベンなんかの古典派の曲にはハ長調の曲がたくさんあったと思います。モーツァルトの曲にも結構ハ長調があったような・・・・(ピアノソナタ1番、7番、10番、15番・ピアノ協奏曲やソナチネ、小品にも何曲かありますよ)。
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- Ishiwara
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上達してしまえば、特にハ長調が「親しみやすい」ということはないようですよ。 なお、ご参考までに 「ハ調で弾くショパン・ピアノ名曲集」(ドレミ楽譜) ISBN4-8108-7715-9
お礼
早速ご紹介いただいた楽譜をあたってみます。
- BASKETMM
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Tallisさん。あなたのお年や環境が分からないので、ひとまず小学生を頭に置いて書いてみます。 1.幾何学的、人間工学的理由: Hi_Geさん、Cerenさんの回答も拝見いたしました。その通りでしょう。別の書き方をします。手を少し丸めてテーブルの上に置いてみましょう。指先は直線上に並んでいません。黒鍵を弾くに適した指がありますね。 2.音楽的理由: アーアーアと適当に歌ってみます。続いて、少し音程を上げて、アーアーアと歌ってみます。同じメロディーでもずいぶん、感じが異なりますね。作曲者は自分の一番聞いて欲しい音程/高さで曲を書くと思います。 3.もしハ長調で弾きたかったら: もしハ長調で弾きたかったら、五線紙を買ってきて、例えば、ト長調の曲をハ長調に下げて(下へ完全五度 移調して)書いてみましょう。ごく簡単です。もしコンピュータを利用できる環境におられるなら、楽譜を書くソフトウェアもありますよ。音楽理論の勉強にもなりますし、同じような音の流れでも高さによる感じが異なることを実感できます。将来自分で作曲するときの下準備としてもよいですね。 4.他の楽器: 第一項の理由はピアノやオルガンなどの鍵盤楽器にしか通用しませんね。ヴァイオリンやフルートの曲でもハ長調は少ないのでしょうか。私には知識がありません。どなたか、補足していただけないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 人間の指の構造上、白鍵だけの打鍵には少し無理があるという事がよく分かりました。 3番の回答ですが試しにバッハのanh114、モーツァルトのkv283をコンピュータを使ってト長調からハ長調に移調してみたところ天真爛漫というか少し幼稚っぽい感じの曲になったと思います。しかし和音の使い方が分かりやすくなりましたので勉強になります。 直接関係はありませんが古典派以前のト長調の曲は大人びた優しい感じの曲が多いですね。
- Ceren
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ピアノの場合、ハ長調だと運指が難しいそうです。 演奏しづらいから敬遠されたということでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 親しみやすい音階なのに運指が難しいとは意外でした。
お礼
ご回答ありがとうございます。手の構造上の問題だったのですね。 ベートーヴェンにハ長調の曲が多いとは意外でした。