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華麗なる一族
に出てくる話は実話をもとにしていると聞きましたが、銀行のトップというのはあそこまで腐敗しているのでしょうか?読んでいて気持ちが悪くなるような人物ばかりなのですが、閨閥づくりや政官との癒着などは事実に近いと考えてよいのでしょうか?
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全てが全てあのままとは言えませんが、実際あれに近い状態ではあったようです。ドロドロですよね。銀行の合併劇や関西の鉄工所の倒産等実際にあった出来事をもとに作られています。綿密な聞き取り取材と徹底した準備で知られる作者の山崎豊子さんですが、取材中にある銀行の頭取から「銀行にも良い人間がいることは一言書いてもらいたい」と言われ三雲頭取を登場させたと言います。わざわざそう作者に頼まなくてはいけなかった状況を考えると、財界・金融界を取り巻く環境も推して知るべしかもしれませんね。発表時は銀行員にも大きな話題となったそうです。 ちなみに取材の対象、つまりモデルになったと言われているのは 1965年の山陽特殊製鋼倒産事件 阪神銀行は神戸銀行 万俵家は神戸の岡崎財閥 帝国製鉄は新日本製鐵 大同銀行は神戸製鉄と合併した太陽銀行 などです。
お礼
早速のお返事ありがとうございます。華麗なる一族を読んでいると銀行に対して不信感を抱くようになってしまいますね。しかし山崎さんはすごい情熱をもって書かれているのですね。