- ベストアンサー
品種の退化?
品種の退化ってどういうことなのでしょう?またこれを避けるために「種子更新」が3年に1度くらいは行われるそうですが、これは一体なんなのでしょう。 品種の退化を自分なりに解釈すれば「突然変異、多品種との交雑、異品種の混入によってもとの品種の特性が失われていくこと」です。ちがっていたら修正お願いいたします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
米の種子については「原原種ほ」の種を使って「原種ほ」で栽培されたものを「採種ほ」で栽培して農家の供給されます。「原原種ほ」「原種ほ」は試験研究機関等で栽培され、「採種ほ」は公的機関の指導の下に認定された農家が栽培しています。それぞれの段階で、周辺に他の品種が無いこと、病気の発生の無いこと等を確認し、穂の高さやのげ等の形状、穂の出る時期が異なる株を抜いて、収穫しています。収穫・乾燥の方法を間違えると芽が出なくなるので注意して作業します。 このように正式に栽培された種子を購入することを種子更新といいます。本来は栽培用の種を全量購入するのが望ましく、そうすると、毎年種子更新ということになります。 野菜とは違って新品種を作る場合以外、通常の種子栽培では他家受粉をさせるようなことはありません。なので、農家でも採種は可能ということになります。 種子が高いということで、農家では買った種子で自分の採種ほ場を作ってそこでとった籾を種子として次年度に食用のほ場に使う場合があります。これは種子更新何年に1回と数えるものやら。因みに手で刈るなどして収穫・乾燥には注意して行いますが、雑穂を抜くようなことまではしないでしょう。正式な「採種ほ」でも結構変異株は見られるのですが。 手間を考えると決して種は高いものではありませんが、種子を購入して浮いた時間でやることが稲作農家には無いので、金をかけるより手間をかけたほうが儲かるということになります。 ただし種子更新率が低いとそれだけ商品としての信用性が低くなります。
その他の回答 (2)
- kenn1155
- ベストアンサー率0% (0/2)
米の場合ですと、更新しない年の種は昨年とれた種子(コメ)から選別してつかいます。更新の年ですと、組合などから購入した種子をつかいます。この種子は研究センターなどで開発されたもので、流通経路としては研究機関→組合→農家といった感じになります。
お礼
ありがとうございます。種子更新とは栽培してできた種子を使うのではなく、組合から購入するんですね。
- satesate9
- ベストアンサー率27% (139/507)
正解です。 「3年に1度の種子更新」 たぶん米の場合のことですね。今は毎年種子更新を勧めています。JAS法が厳しくなったので。
補足
さっそくありがとうございます。では具体的に「種子更新」とはどんな作業をするのでしょう?他家受粉させるということでしょうか?
お礼
ありがとうございます。よくわかりました。