別にスーパーテクニック、というほどのものでは無いと思いますが…。
まず大事なのは段取りじゃないかなあ。
つまり、何をどういう順番でつくるか、があらかじめ頭に入っていることが必要です。2品3品、の料理をつくるとしたら、いろいろな材料を洗ったり切ったり、それをざるに入れたり、下ゆでしたり、ボウルに入れて下味をつけたりと同時進行で作業をすすめていきますよね。
すべきこととその順番がわかっていれば、効率よく作業できます。例えばすべての料理の材料を洗うことをまとめてやり、次にまとめて切り、ゆでるものがあればあらかじめ鍋にお湯をわかしておいてまとめてゆでる、用意しておく調味料があれば用意しておく。煮込んだりと時間のかかるものから加熱しはじめて火があいていることがないように次々鍋をかけていく。
この段取りが頭に入っていれば、全部の切る作業が終わった、もう使わない、ということがわかっているので、その時点でまな板包丁は洗ってふいてすぐに片付けられます。野菜などを洗うためのボウルも洗って片付けてしまいます。
そうしてから、準備した材料を使って調理をしていくわけですが、ここでも段取りが頭に入っていれば、順々に次の鍋を火にかけている間に、空いた鍋をどんどん洗っていくことができます。
ムダに同じ作業をくりかえさずに、区切り区切りで片付けていく、火に鍋をまかせている時間が必ずありますから、その時間に片付ける。
段取りさえ頭に入っていれば効率よく料理と片付け同時進行でできます。
小学生から料理をさせられていて、料理歴30年以上ですので、そんなに真剣に考えなくても自然に段取りよく料理できますが、それでも作りはじめる前に、ホワイトボードに、作る料理とだいたいの作業を書き出します。
ごはんたく、○○をゆでておく、●を切る、だしをとっておく、煮物、最後にフライパンで焼き物、などと。こうすると頭が整理されてムダな動きが少なくなります。
料理は「慣れ」です。とにかく回数です。あと、本当に時間がなくてせっぱつまって必死になった経験は大きいですね、真剣に段取りを考えます。
料理歴は長いですが、本当の意味で段取り上手になったと感じたのは、小さい子供たちを抱えて、子供が寝ている間とか、テレビに見入っている15分ぐらいの間に、どうしても料理をすませてしまわなければ!と息詰る緊張感を持ってやってからです。
がんばってください。