宗教とは、一般に、神や仏等超人間的、絶対的存在や聖なるもの等への信仰や信念を指すものとされています。
宗教というものを、抽象的な言葉で一般的に定義することは可能ですが、では何が宗教で何が宗教ではないか、具体的にその境界線を画すことはとても難しい問題です。
ただ、宗教は、究極的には個人の問題ですから、自分が何かあるものを信仰の対象だと考えれば、それはそれで一つの宗教だと言うのは自由だと思います。
※その「宗教」が、社会的に認知されるか否か、それはまた別の問題です。
ご質問での設立、ということは宗教団体を意味しての言葉だと思いますが、宗教団体を自由に設立することは、信教の自由(憲法20条1項)、結社の自由(21条1項)において、憲法でも保障されている権利ですので、刑事的に違法であったり、民法における公序良俗違反とされない限り、原則設立は可能です。
※宗教団体=宗教法人と言う意味ではありません。
以上を前提にご質問に対する回答ですが。
>神や霊はいないと説き、現実的な思考をするように説く宗教
超人間的、絶対的存在を想定していない点で、所謂一般的宗教の定義とははずれるような気もしますが、人はそういう生き方をすべきだとの信念に基づき、そう信ずるもの同士が集って団体を構成すれば、それはそれで立派な宗教団体だとは思います。
ただ、一般社会から、宗教として認知される可能性は低い気がしますが、いずれにせよ、設立は可能です。
>知や技を神と崇め、能力を高めることで神に近づけると説く宗教
神を想定している段階で、すでに宗教だと思います。
※ただ、ご質問例の論理(教義?)にはちよっとおかしさを感じます。
知や技=神だとすれば、質問例の文章は、知や技を神と崇め、能力を高めることで知や技に近づける、となります。
しかし、知や技には、段階があり絶対的な基準というものはありません。
能力を高めることで知や技も高まっていくのであって、近づくという表現は不適切です。
論理(教義?)はともかく、設立は可能です。
>この2つ以外でも設立可能そうなものがあるなら知りたいです。
無数にありすぎて、かえって何も思いつきません。すみません(^^)
お礼
ご回答ありがとうございました。 思いつきで考えたものなので教義に穴があるのは見逃してください。
補足
宗教法人でも可能でしょうか?