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宗教について
多くの宗教は信仰をして、人間性を高めたり、愛や思いやりの心を高めるという事をしていますよね。そういった事は尊い事だと思いますし、素晴らしいと思います。でも、信仰の対象となる特定の存在とか、波動や何次元がどうのだとか、生まれ変わりだとか、霊だとか、そういうのなくていいと思うんです。人間性を高め、愛情深くなり、思いやりの心を持つという事を目指しつつ、上記のような霊とか波動とか非科学的な事を取り入れていない宗教のような(宗教以外でも)団体は存在しないのでしょうか?ご存知でしたら教えて下さい。宜しくお願いします。
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私は浄土真宗という非科学的なものを信仰する人間です。浄土真宗では念仏をすれば臨終の時には極楽浄土という世界に参ることができることを説きます。ですから私は臨終後は極楽浄土に参ることができると信じています。 このような話をすると、やはりあなたのように非科学的だとか、もっと過激な方は妄想だとおっしゃる方もいます。そういう方のなかには「死んだら無になる」と声高らかに叫ぶ人がいます。それはなぜかと聞くと、その方は「次がないから一生懸命今生きるんだ。」などとおっしゃっていました。ごもっともなご意見です。 しかし、極楽浄土という次の生という考え方は非科学的な妄想なのかと言われれば、私はそうは思いません。極楽浄土というところは今の日本で言うところの天国とは大きく違います。あの世というとどうしても楽しいパラダイスを思い浮かべがちです。しかし極楽浄土という世界は娑婆(こちらの世界)にいるときに悟りの境地に入れなかった者達を、極楽浄土という教室に招き、阿弥陀仏という先生がついて悟りの境地へと導き仏にしてくれる世界です。そして仏になった人々は還相回向(げんそうえこう)といって、娑婆世界(こちらの世界)の人々を正しい方向に導いてくださるそうです。 ですから、極楽浄土という世界は安らかな眠りの地でもパラダイスでもなく、死後も自らを高める場であるのです。 しかしながら、正直ゆうとわたしも死んであの世に行ったことがないのでよくわかりません。けれども死してもなお仏になって人を導くことができるという、極楽浄土とは「死してもベストを尽くしたい」という生き方の象徴だと思います。また極楽浄土という悟りの世界があるからこそ、娑婆では悟りに向かえない完璧でない自分という自覚をもち、「完璧でないながらも一生懸命やらせていただく」と謙虚に生きていくことができると思います。 ですから、非科学的だと否定されがちな、死後の世界を持つというのも「生きる」ためのものであると思います。これはあくまで私の好みですが、死んだら無になるという現代人が持ちがちな死の痩せたイメージよりも、古来から伝わる死後の豊なイメージのほうが好みです。それを、人に押し付けようというのではありません。ただ、わかっていただきたいのは、「非科学的からこの教えは間違っている」と否定してしまうのではなく、「なぜそのような非科学的な思想が生まれたのか」と科学的(←この表現が正しいかはわかりませんが・・笑)に検証する余地はあると思いますよ。 こういった考え方の入門書としては、 『日本人はなぜ無宗教なのか』 阿満 利麿 『人はなぜ宗教を必要とするのか』 阿満 利麿 『 無宗教からの「歎異抄」読解』 阿満 利麿 『無思想の発見』 養老 孟司 という本がちくま新書(ちくま新書は読みやすい本が多いから勧めですよ)から出ています。私の文章よりよっぽど参考になります。 あと、余談ですが科学というものももともと宗教から派生したものらしいです。有名なところは西洋の錬金術・中国の道教の練丹術です。この二つの究極的な目的は「永遠の命をもたらす薬」という非常に非科学的なものの発明です。これがすべての科学の源流というわけでないとおもいますが、火薬の発明など現代科学の礎になったものでもあるといえましょう。 今で言う科学も、非科学的な宗教がかったものから派生したことも押さえなければなりません。ですから、科学というものさしにこだわるのも、自由な発想の妨げになってはいませんか? 差し出がましいことを言いましたが、なにとぞ悪しからず。 質問の答えになっていたかわかりませんが、長々駄文を連ねましたが、参考にしていただければ幸いです。 合掌 南無阿弥陀佛
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- jamiru
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さて。古代人が何を考えて神話を作ったのか。 これを考えると宗教の基本が分かると思います。 ちなみに、昔のギリシア神話など世界の神話は 当時としては最先端で科学的 だったんですよ。 宇宙は地球を中心に回っている。これは当時は十分に科学的だったんです。 しかし、新たな証明が出来上がったから非科学だとなっただけです。 宗教は想像と創造の世界。 あらたな宇宙の方程式の一つに過ぎません。 人間のインナーワールドから生まれた小宇宙です。 ともあれ非科学的な宗教団体・・・核保有国、及び核欲しい国や組織。 核兵器という超・科学的な信仰。 もう、核兵器が無いと心配で眠れない。 核兵器を捨てることなんか出来ない。 捨てろといわれれば断固拒否する。 テレビを見れば一目瞭然ですね。 核兵器を崇めている姿がたくさん。 これを軍事ハードウェア信仰。 非科学的な事を取り入れるのもどうかと思いますよ。 後は都会の人間とかね。 ライフラインのハードウェア信仰が強いですからね。 ちょっと停電しただけであの騒ぎですから。 パソコンもそうですが。
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- essa5242
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歎異抄を読んでみられてはいかがでしょう 全文読破に一時間もかからないほどの小冊子です 初めて手にされた方は衝撃をうけると思います 現在の浄土真宗は他の宗派とあまり変わらないような感じをうけますが 宗祖である親鸞聖人の論旨はたいへん(異常にといってもいいほど)ストイックで”阿弥陀如来の救いを信ずる”のがすべてであり 其の他のもろもろの行為はことごとく切り捨てています ご先祖様に手をあわせることさえ切り捨てています 善根を積むことも切り捨てています (してはいけないということではなく 浄土行きの切符とは別だということです) マルチンルターの主張(宗教改革=プロテスタント)と共通点があります なお 比較的親鸞聖人の意に沿って しかも 現代にマッチした書としては 「真宗入門」 ケネス・タナカ著 島津恵正訳 法蔵館 はいかがでしょうか
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- rikukoro
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結構 そーゆーのは多いですよ。 ただ、それは宗教という分野には入らないかもしれません 思考・信仰の分野・・のほうがいいかもれません 孔子の儒教 墨子の墨学なんかがそれに相当しましね
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- t78abyrf9c
- ベストアンサー率47% (3029/6402)
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