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山田詠美さんの「姫君」を読んだ事のある方にお聞きしたいです
山田詠美さんの「姫君」という短編集を読んだ事があって覚えている、または所持している、という方にお聞きしたいです。 文庫版の方では金原ひとみさんが解説をされていて、 「フィエスタ」という作品についての解説で"「フィエスタ」の主人公の名前は瞳である。"と書いておられるのですが、 私は何度読んでも、主人公の名前が瞳であるとは思えないのです。 文中で何度か出てくる「瞳」については単純に体の器官としての「瞳」であって、主人公の名前は明記されていないように思うのですが・・・ でも完全に言い切りの形だし、小説の解説というものがどのようにして書かれているのかも知らない(相談して書くとか、著者の目が通されるものなのであればきっとふつうに金原さんは合っているんですよね。)ので、 私の解釈がおかしいだけかもしれないとも思うのですが・・・いまいち納得がいきません。 解説が書かれるまでの工程はともかくとして、自身の解釈として主人公の名前は瞳だ、と思いましたか? 気になっているので、読んだ事のある方はぜひ意見を聞かせていただきたいです、よろしくお願いします。
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- harikiki
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どなたも回答されないようなので、僭越ながら書き込ませていただきます。 『姫君』は出版当初にハードカバーで読んだきりだったので、ちょっと引っ張り出してきて読みかえしました。 結果、質問者さんと同じく、「フィエスタ」の主人公に名前はついていないと思います。 質問者さんが指摘しているとおり、作中の「瞳」は人体のいち器官として登場しており、これが主人公(正確には、このストーリーの主人公は、登場人物「主人」の「欲望」だと思うのですが)の名前であるとは読めませんでした。 気になったので金原さんの解説も読みました(立ち読みだけど;)。 ・・・・えーと、確かに、「主人公(主人)の名前が瞳だ」と解釈してますね。 何度か読みかえしてみましたが、それ以外の意図には読み取れませんでした。 考えられるのは、 (1)金原さんが山田詠美のファンであることと、同じ作家として対談などをなさって、そのような回答を得た。 (2)勘違い(誤読という程ではないにしろ) かなぁ、と。ネットでこの解説について調べてみましたが、誰も触れてないんですよね、この点に。解説そのものに対しての感想は多々ありましたが。 個人的には(2)かなーと思うんですが、だったら、編集者がチェックしますよねぇ?う~ん。 回答らしい回答じゃなくてごめんなさい。 ちょっとでも参考になればと思います。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございました!! お礼が大変遅くなってすみません、ひさしぶりに見てみたら、回答してくれた方がいてとても嬉しかったです。 やはり主人公の名前は瞳、には思えないですよね・・・うーん。 そうそう、ネットで調べてもどなたも触れてないので、ますます不思議でたまらず・・・ でも他の方が読まれても疑問に思えるのだということがわかってすごくすっきりしました、 くだらない質問に答えていただいてほんとうにありがとうございました!