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同士か同志か

 「仲間どうし」とか「友達どうし」という場合の「どうし」は、「同士」と「同志」のどちらを使うのが正しいのですか。それとも、どちらでもいいのでしょうか。よろしくお願いします。

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  • Ishiwara
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回答No.7

#6の補足です。 必ずしも「正否」の判定に使えるとは限りませんが、読む立場の「辞書」よりも、書く立場の「表記辞典」のほうが、明快な指針を与えてくれます。例えば、新聞社では、「正否」はともかく、記者によって表記が違うのは困るので、強制的に統一をしています。 「正否はともかく」とは言え、新聞社には「正否」にうるさい人がたくさんいて、彼らの豊かな知識・経験がバックにあります。 「正否」に関心がある人は、表記辞典を手もとに置くべきです。例えば、 (1) 朝日新聞の用語の手引き (2) 三省堂・現代国語表記辞典 (3) Windows に付いているIMEでもヒントが出ます 同士/同志を上記の3つで調べたところ、いずれも「同志」は「同じ志を持つ人々」に限定して使うようです。単純な「似たもの」は「同士」です。私も日ごろそうしています。

koz7291
質問者

お礼

 「表記辞典」というものがあるのですか、知りませんでした。それによれば、「○○どうし」は「同士」とのことですね。参考にさせて頂きます。ありがとうございました。

その他の回答 (7)

  • gekkamuka
  • ベストアンサー率44% (138/309)
回答No.8

 佐藤喜代貼治「日本の漢語 その源流と変遷」(角川小辞典28)の記述を主としてまとめてみました。 1.漢語「同志」 1)中国由来…「彪謂同志曰(賈彪は同志に謂いていわく)」「後漢書」(1022年) 2)古文に出現…「そのころいみじき同志の若人ども多くて…」「発心集」(1213-15年) 2.和語「どうし」(接尾語用法) 1)「どち」…友だち→友どち。「立てば立ち居ればまた居る吹く風と波とは思ふどちにやあるらん」「土佐日記」(935年) 2)「どし」…「うとからぬどしは忍びつつささやく時もありけり」「延慶本 平家物語」(1310年頃)  この本では、「どしをし(どうし押し)」「御方軍(どしいくさ)」など、先頭に来て連語としても使われている。 3)「どうし」…どし→(延言されて)どうし。「ほれたどうしはうかうかと…」「春色梅暦」(1833年) 3.「同士」 1)「同士/同志」…「どちの転のどしの延。ツレ。ナカマ「女─」」 大槻文彦「言海」(1889年)  この二様の表記とも「どち」の流れの連れ・仲間の意味。 4.「同志」の特化 1)「同志」…「志を同じくする」意味の「同志社英学校」創立(1875年) 2)「comrade(共産党員、同志党員)」の邦訳語…ロシア共産党発足あたりか(1918年)  「どうし:同志…(1)志を同じうすること(2)同志者の略」「言葉の泉」(1918年補遺) 3)「同志毛沢東」…中国共産党発足(1921年) 5.行政側の経緯 1)「同志/どうし」…「(1)志を同じにする者の場合は「同志」(2)接尾語的用法では「どうし」と仮名書き」文部省編「表記の基準」(1950年) 2)「同志/同士」…」…「(1)志を同じにする者の場合は「同志」(2)接尾語的用法では「同士」の趣旨を」文部省編「当用漢字音訓表」(1973年)  これまでみてきたことから、政治思想的意図もしくは中国語由来を思えば全て「同志」でも、文部省の要領で「同志/同士」の使い分けでも、あるいは古文以来を意識した「どうし」でも、ゆるい用い方でかまわないのではないでしょうか。それに、政治思想的な場合でも「勤皇の志士」とされるように、「同士」と使っても、古文由来の和語としてはかまわない気がします。いわば「言海」のレベルで結構ではないかと。

koz7291
質問者

お礼

 詳しいご説明をありがとうございました。

  • Ishiwara
  • ベストアンサー率24% (462/1914)
回答No.6

もともとは「同士」であり、「同志(志を同じくする者)」が誤用されて仲間入りし、定着したものと思います。定着すれば、もはや誤用ではありません。 一般論として「もともとどちらが正しい」という詮索は、とてもたいへんです。辞書のみを頼りとすべきではありません。辞書は、誤用者があるパーセンテージになると「容認」する傾向があります。私たちが最も信頼している「広辞苑」もそうであり、文化庁が発行している資料でさえ、「誤用追認主義」です。 これは、「使われている言葉は正しい」という立場から来ています。もし「もともと正しい言葉のみが正しい」という立場を貫けば、現在使われている多くの言葉は「誤り」ということになってしまいます。では、「何年前に線を引く」のか、と決めることもできません。 せいぜい私たちにできることは、「進化」であれば容認し、「不注意」や「面白半分」による語の乱れについては、できるだけ阻止するくらいのものでしょう。

koz7291
質問者

お礼

 ご意見ありがとうございます。  もともとは「同士」である、というご意見ですね。ところが、No.4さんのご意見を伺うと、「同志」の方が以前から使用され、最近になって「同士」が使われる、ということのようです。それとは別に、私も昔から(小学生頃から)「同志」の方を使うように習っていましたので、「○○どうし」の本来の漢字は「同志」だという意見に傾いています。Ishiwaraさんのご意見の根拠は、「同士」「同志」の言葉の持つ意味ですね。それも納得できます。  「辞書のみを頼りとすべきではない」というご意見には賛同できます。そのときに、その辞書がいろんな語の記述においてどのような記述方針であるかとか、いつ発行されたものか、ということも考慮すれば、語の本来の意味や由来などの手がかりにはなると思います。そのために、No.4さんに、出版社名や発行年などを確認しました。現在はウェブ辞書というものもありますので、どんな辞書によったか、ということも含めて手がかりにすべきと思います。  言葉の容認や乱れの阻止に対するお考えなどは特に、大変参考になりました。誠にありがとうございました。

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.5

>>> よろしければその辞書の名前と出版社、発行年を教えていただけませんでしょうか。お願いいたします。 はい。 三省堂の「新明解国語辞典」第五版(1997.12.10)です。 思い切りの良い、直感に訴える説明に私は満足しています。

koz7291
質問者

お礼

 ご親切に重ね重ねありがとうございます。

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.4

辞書を引きました。 意外な結果に驚きました。 私の経験上、接尾語的に「~どうし」とするときの漢字は「~同士」だけであって、「~同志」という漢字は使わないと思っていました。 ビジネス文書の書き方を学んだときも、テキストにそう書いていました。 ところが辞書によると、なんと、どちらも正解のようです。 「男同志」「弱い者同志」「恋人同志」 どれも正解のようですから、必ずしも、同じ志を持つ者という意味合いでもなさそうです。 そして、辞書には、 「最近は『同士』と書く向きが多い。」 という説明が付いていました。 ですから、「男同士」「弱い者同士」「恋人同士」も正解です。 【勝手に結論】 “友達同志”“仲間同志”は昔の書き方。 “友達同士”“仲間同士”は今風の書き方。

koz7291
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございます。  ご回答の内容に、少しほっとした気分でした。というのは、私はずっと、「○○同志」の方を使っていたからです。ですので、「○○同士」には違和感がありました。すみませんが、よろしければその辞書の名前と出版社、発行年を教えていただけませんでしょうか。お願いいたします。

回答No.3

 友達同士です。

参考URL:
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?dtype=2&p=%C6%B1%BB%CE
koz7291
質問者

お礼

 ありがとうございます。私の辞書にはのっていませんでした。

  • popman100
  • ベストアンサー率12% (30/241)
回答No.2

同士 身分や境遇、性質等が共通している人。 同志 こころざし(志)や主義主張を同じくする人。 その「仲間」や「友達」がどういう性質かで変わってきそうですが、通常は「同士」かなあ。

koz7291
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございます。  通常は「同士」ですかね。そんな気もしました。ありがとうございました。

回答No.1

同志は志を同じくする人たちという意味合いなので、友達は同志にはならないでしょうね。 同士は同じ士(人)という意味合いなので、行動が同じだったり考え方が同じと言った何でも使えるものではないでしょうか。

koz7291
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございます。  この質問をする前に辞書を引いてみたのですが、「同志」の二番目の意味に、「なかま。同士。」とあったので、同じ使い方をするのかな、と思いました。「○○どうし」という使い方について書いていなかったので、質問しました。「○○どうし」という使い方について、ご教示いただければ幸いです。

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