どうも今晩は!
DH(designated hitterの略、指名代打)は、元々1973年からアメリカメジャー
リーグのアメリカン・リーグで初めて採用され、日本プロ野球ではパシフィッ
ク・リーグがそれに倣って1975年から採用しています。
アメリカン・リーグでの採用の理由は、球団数の増加による選手数の絶対数の
不足、特に投手不足を補うために講じられた施策です。
つまり、好投している投手が終盤で代打を出されてしまうことによる「無用の
交代」を回避して投手の起用数を少なくさせるのが目的だと言われています。
これに対してプロ野球の場合は、人気向上のために打ち合いが増えて試合が
面白くなるということで導入を検討しましたが、セリーグ、特に巨人とヤクルト
が野球は「9人でするもの」であり、この制度は邪道であると猛反発した結果、
前年の2シーズン制に続いてパ・リーグだけが採用することになりました。
そんな成り行きで採用された指名打者制でしたが、守備の衰えたベテランの強
打者が復活したり、投手が打席に立つことがなくなって完投数が増えたりとい
う効果がみられ現在に至っています。
日本シリーズでは1985年に初めて採用(全試合)されましたが、翌1986年は採用
せず、1987年よりパ・リーグ優勝チームの本拠地の試合でのみ採用しています。
また、オールスターでは1993年から全試合に指名打者制度が採用されており、
2005年から始まったセ・パ交流戦では、パ・リーグの主催チームのホームグラ
ウンドで行われる試合にのみこの制度が採用されています。
ご参考まで
お礼
とてもすばやい回答ありがとうございます。