不動産業の独立開業は簡単ですが、事業としてやっていけるかといえば
かなり難しい問題です。
売り物件の情報をどのように集めるか、買い情報の顧客をどのように見つけるかは、非常に難しい作業です。
まず、信頼できる同業者との交流、これにより売り物件情報を入手することができます。買い情報は地元の「住宅情報誌」や「新聞広告」そして無料配布されている「生活情報誌」などに広告を出すという手段で顧客を確保しています。
開業される多くの方は、まず不動産会社に勤務し、経験をつみ同業者とも親しくなって、独立開業します。いきなり開業しても、まず経営が成り立てないでしょう。
この業界は未だに旧態然とした営業をし、宅建業法違反をやっている業者もいます。無責任な業者と付き合えば、大きな火傷をします。
扱う金額が大きく、一度トラブルに巻き込まれると、賠償金額も半端ではありません。
貴方が目指している収益物権は金額も高価であり、そうそう簡単に買い手は見つかりません。私の町でも賃貸ビルは空きが多く、オーナーは家賃が減少し、四苦八苦しています。
学生相手の賃貸ビルも、学生の減少と新しいビルができると、当然設備もよく、そちらに人気が集中し、古いビルは空きが多くなります。
この業界は同業者も多く、競合も激しいのです。不動産に対する知識は無論、税務知識、金融関連知識(住宅ローンの手続きなどの知識)、登記実務、損保の知識など、身につけなければならない知識はたくさんあります。
十分に計画を練って、「宅地建物取引主任者」や「FP」などを取得し
営業能力を身につけて開業を実行してください。
結論をいえば、実務経験なしでは無理だと思います。
お礼
明確なご回答ありがとうございます。 私の考えが甘いのかもしれませんが、自社のホームページを使って、売り物件の情報や買い情報の顧客を集めることは難しいでしょうか? やはり、信頼できる同業者との交流を通さないと良い情報は入手できないのでしょうか? そうであれば、実務経験なしでは無理だと納得できます。 再度の質問になりますが、宜しくお願い致します。