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掌底の鍛え方
現在、掌底を鍛えております。 いつもやってることは、 懇意にしていただいてるボクシングジムのサンドバックを お借りして、腰から捻る動きで、各100回ほど振っております。 皆さんはどのようにして掌を鍛えていますか? 是非お教えください。
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中国拳法系ですが、参考になればと。 「腰から捻る動き」ということからして、全身で打つ仕組みを意識されているようですね。この辺は、掌底を使うシチュエーションと目的によって、腰と足の使い方も変わると思いますが、とりあえず習った方法と趣旨を基本に、単純に考えておきましょう。(でも「振る」という言葉がややひっかかります。もしかしたら、一般的な掌底ではない?のかも。) では、掌底を鍛えるときの注意点を述べて参考になればと思います。 素人的に「猫パンチ」の形で打つと、手首を傷めます。通常は、手刀形から手のひらを45度内転させます。つまり、手のひらを正面に向けているわけではありません。ぶつける部位も手刀部分と手のひら下部までの「J文字」のような馬蹄形になります。これを壁面にぶつけるか、立ち木に絡ませるように打ったりします。サンドバックをたたくようなものです。ただ、サンドバックのように動く対象では全身で押し出す発勁の練習になりにくいのですが、練習目的次第でしょう。硬いものに何度も打ちつけていると掌底の筋肉が厚くなってきます。これで衝撃負荷を和らげることができます。 拳で相手の柔らかい部位を突き、掌底で肋骨などの硬い部位をたたき押すことを目的とするので、このような考え方になります。つまり、「たたく」第一段階とそれに続く「押し込む」第二段階が連続させるのに都合の良い鍛え方を考えています。 おそらく、313stationさんの掌底はどちらかというと、あごを打ち抜くような現代的な使用方法ではないかと推察します。それで、サンドバックを使って、主に腕力+腰で打ち抜くことを目的にしているのではないでしょうか。
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- gonnbee123
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私は中国武術をやっている者です。 掌を鍛える方法を聞きたいとのことですが、 掌そのものを鍛える場合は立ち木に打ち付けたりします。 掌での打撃の威力を上げる場合は、 単練法などで力の出し方を確認し(空打ちで姿勢、力の流れが途切れないか確認) その後実際にその単練法通りに立ち木に打ち付けたりします。 当てる部位(頭腕脚/胸腹背)で打ち方が異なるのでそれに合わせて単練法を行います。 例に、末端部に当てる場合は自分の腕を粘るゴム棒のようにして (具体的には言えませんが筋を捩り締め靱くします) 鞭を振り当てるように、腰から捻る動きで叩きます。 ただし、水平面上を移動するような軌道ではなく 立円成分の多い斜円(居合での袈裟斬りのような)で当てます。 ロシアンフックのようなものを想像してください。 この方法では肘の屈伸は使わず、90度ほどに固定して完全に背中・脇の力のみで打ちます。 体系が違うので全く参考にならないと思いますが、 こんなやり方もあると知っていただけたら幸いです。
- Ganbatteruyo
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アメリカで使える伝統空手と護身術を教えている者です。 掌底は自分にとって非常に安全なパンチの一つです。 よって、女性や未経験の男性には非常に有意義な攻撃方法なのです。 そして、相手にも「角がない」と言う事から相手にとっても安全性を高められる攻撃方法として経験者にも「法的に有意義な」ものとして教えられます。 しかし、手首からこぶしの関節までの距離がなくなるわけですから(3cmほどの違いはありますが)、いわゆるリーチと言うものが減ります。お分かりですね。 よって、掌底を教えるときにはこの点をはっきり理解させて、掌底の使い方を教えることになります。 角がない、リーチが減る、と言う二つの要素から、使えるようになるには、まず、相手に届かないと何にもならない、と言う事から始めます。 そのためには、このリーチを良く感じ取るトレーニングと(特に、殴ることを知っている経験者には必要なトレーニングです)当てる事を重要視します。 当てる事、と言う事はすなわちスピードしかないのです。 伝統空手ではこの掌底を使って腕の筋肉の使い方を教えます。 つまり、スピードを高める為の筋肉をリラックスさせると言う項目です。 こぶしを作ったり、掌底とは逆の手首の動きなどで二の腕の筋肉を固めることなく、つまり、肘の関節を固めることなく、掌底の手首の使い方で肘を伸ばせる、と言う事なのです。 肘を固めることなく、と言う事は、肘が自由に伸ばす事ができる、と言う事で、上腕3等筋によっての押しにスピードがつくわけです。 (こぶしをひねらないでストレートパンチを繰り出す理由と同じなのです) つまり、いかにして、掌底が相手に早く届くか、という事を訓練する「方法」なのです。 ですから、掌底にスピードを持たせることで相手により早く届くと言う事を教え、スピードが事実威力を増すという事を教えるわけです。 よって、掌底を鍛えると言う事はどれだけ早く繰り出す事ができるか、この訓練だけでも非常に有意義なものになると言う事なのです。 私のプロフィールを見ていただけばお分かりだと思いますが、SWATでもこの掌底は相手を傷つけることなく被疑者・犯罪者、そして、彼らが殺人者になる事を防げる空手の武器として教えているわけです。 腰から捻る、と言う表現がどういうことかどうしても私には見えませんが、よく言われる腰で攻撃法を押し出す、と言う事であれば、掌底の意味がなくなると言うことでもあるのです。 そして、相手に当たればその反動が肩を襲いますので、その時の肩の位置をも考慮に入れないと自分の体重以上の人をベストの威力で当てても自分の肩を壊す事になります。 その肩を方向付けによって守ったり、また、肩の筋肉群(三角筋だけでなく)で肩を固める、という事を教えることも含まれるわけです。 よって、この掌底を教えるときには、かなり重量のサンドバッグを使う事になります。 軽量のサンドバッグではトレーニングにはならないのです。 そして、掌底の方向付けによって、殺すだけの威力を持たせるように掌底のあたる部分を変えることも必要となるものです。 (このカテでは、肘の位置を変える、と言うヒントだけ書かせてください。 そして、このことを知っている人が書かないように祈っています) これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
補足
詳しい解説をありがとうございます。 腰から捻るというのはボクシングのストレートのように、 腰から捻って、力が掌底に届くようにと思って、練習したことでした。 腰で攻撃法を押し出すというよりは、腰の運動エネルギーを 掌底まで伝達させるといった様子になります。 しかし、Ganbatteruyoさんの懇切丁寧な回答に従って考えますと、 スピードを重視した方が有効打となるのですね。 勉強になりました。 しかしこちらの読解の能力が不足しているせいもありまして、 肩の方向付けや掌底の方向付けという説明がよく解りませんでした。 よろしければ、説明をしていただけると助かります。
お礼
参考になる意見をありがとうございます。 私の「振る」というのは他にうまい表現が見つからなかったため、 止むを得なくしたものでした。 仰るとおりに、私の掌はサンドバックを使って、 腕力+腰で打ち抜くことを目的にした物でした。 そこはまだ未熟で、大したことも出来ません。 話が変わりますが、 familialさんの中国拳法では「J文字」のような掌で撃つのですね。 私とは違った使い方なので、今度練習に取り入れてみます。 ありがとうございました。