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メルセデスベンツSLRマクラーレンのリヤウイング

こんばんは。微妙におはようございます。今日の質問はメルセデスベンツの高級スポーツカー、SLRマクラーレンのリヤウイングについてです。この車はある程度スピードを出してからブレーキングを始めるとリヤウイングがパカッと跳ね上がるのですが、いったいなぜ跳ね上がるのでしょうか。また何のために跳ね上がるのでしょうか。それと、この跳ね上がるリヤウイングの名称は何というのでしょうか。詳しい方がおられましたら教えていただきたいと思います。

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  • corkey
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回答No.4

初めまして。  SLRマクラーレンのリア・ウィングが減速時に立ち上がるのは、他の方の回答通り空気抵抗を増大させて減速の一助とするためのものですが、厳密にはもう一つ目的があります。  それは「リア・ウィングが立ち上がる→空気抵抗が増す→後車軸にかかるダウンフォースが増す→ブレーキの効きが良くなる」という効果です。  実はSLRマクラーレンの精神的なご先祖様である300SLR(ミッレミリアで優勝した他、1955年に観客80人が死傷したので悪名が高いル・マン24時間レースでも事故を理由にレースを去るするまで優勝争いをしていました)でも、頭の後ろのボディがリア・ヒンジでガバと起き上がってエアブレーキとなる機構を装備していました。しかしこれではブレーキの効きを向上させることはできません。  また1968年の日本GPで優勝した日産R381には左右2分割されたウィングが装備されていましたが、コーナリング時に片側のウィングだけが立ち上がってコーナリング・スピードを向上させる機構が付いていた他、やはりブレーキング時には左右両方共起き上がる構造になっていました。  航空機のエアブレーキではF15イーグルやボーイング747などの上に開く形の機体では着陸後の減速の際のブレーキの効きを向上させる効果は期待できますが、機体の左右に出る形式(F86セイバーなど)ものではこの効果はありませんね。  なお現在のモータースポーツのレギュレーションでは、走行中に可動する空力的付加物は全面的に禁止されていますので、この手のシステムは使えません。  またこのシステムを備えたウィングに対する特別かつ共通の名称はないと思います。

noname#30146
質問者

お礼

ありがとうございます。過去にも同じ機構を持つ車があったんですね。それとル・マンのレースで、たくさんの人が亡くなるような事故があったとは驚きです。 日本の国産のスポーツカーでリヤウイングでブレーキの利きを良くする機構を備えた車が登場したら、この機構に対する知名度が上がるかもしれません。そんな車が登場して欲しいです。ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • corkey
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回答No.5

 補足です。  1955年のルマン24時間レースは、モータースポーツ上最悪の事故であり、直接的に観客の死亡原因となったのがグランドスタンドに飛び込んで行ったメルツェデス・ベンツ300SLRであったため、ダイムラー・ベンツ社はレースからの撤退を決定すると共に、この年を最後にモータースポーツの場そのものから姿を消しました。  それが再びサーキットにワークスとして姿を現したのは、それから34年後のサルテ・サーキット、つまりルマン24時間レースでした。

参考URL:
http://www.k3.dion.ne.jp/~micha/book_deathracelemans1955.htm
noname#30146
質問者

お礼

ありがとうございます。御礼が遅くなってしまってすみません。スタンドに飛び込んでいったんですか。きっとすさまじかったと思います。 乗り物を使う以上安全というものは無視されてはならないものだし、忘れ去られてはならないものです。安全に競技を進行させることへの配慮も忘れないで欲しいと思います。ありがとうございました。

  • matthew51
  • ベストアンサー率60% (18/30)
回答No.3

回答ではありませんが…。 エアブレーキシステムのある車なんてすごいです。 空母で離発着する戦闘機などでコクピット後部にあるエアブレーキが着艦時に跳ね上がったり、普通の航空機でも着陸時に主翼のフラップが上がりエアブレーキングするのは知っていますが、車にあるとは…。 どんな速度で走るのか興味がありますね。

回答No.2

初めまして。 「エア・ブレ-キ機能」とだけあって、正式な名前はついていないようですよ。 参考のサイトの上の“テクノロジー”→エア・ブレ-キ機能をクリック。

参考URL:
http://www.mercedes-benz.co.jp/slr/index.html
noname#30146
質問者

お礼

ホームページのご紹介ありがとうございました。気になっていたリヤウイングの名称は「アダプティブスポイラー」というものだそうで、ブレーキングをしたときにこのスポイラーが65度の角度まで自動的に跳ね上がって、後ろのタイヤのダウンフォース(車体を路面に押し付ける力)を強力にして、安定した制動力と高速走行性を確保するというものだそうです。 すごい技術だなと思いました。さすがはマクラーレンです。ありがとうございました。

  • daibohimp
  • ベストアンサー率38% (8/21)
回答No.1

不確かですが、SLRのリアウイングがブレーキ時に上がるのはエアブレーキの効果があると聞いた事があります。 跳ね上がる事により一時的に空気の流れを悪くし(抵抗をつくり)ブレーキの役目を果たす為です。 正式名称はわかりません…

noname#30146
質問者

お礼

ありがとうございます。空気抵抗を生み出すことでブレーキの役割を果たすんですか。わかりました。ありがとうございました。