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何を今さら、川l口外相は...
先週くらいから、川口外相がペコペコとイスラエルの首相に面会、「日本もイスラエル/パレスチナ問題の解決に参加してほしい」だか「期待する」とだか言われたとのコメントをマスコミが大々的に報道してますが、ホント、どうなんですか、これ? 金なし、権威なし、チカラ無しの国が何できるってんですか?アフガニスタンと同じに戦後処理に金だせよっ、て程度に思えますけどいかがですか?国内問題(失業、自殺、医療費、銀行の出鱈目など)のほうが重要案件だと思いますが。 通産官僚出身の川口ちゃんのポーズとしか映りません。 ご意見頂戴いたします。
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川口大臣は歴代外務大臣の中でもまともな方だと思いますよ。 外交も外務省改革も何もしなかった田中前大臣。 緊急着陸で台北空港に待機中、中国に気兼ねして機体から一歩も でなかったり、機密費問題で処分なしの決定をした河野元大臣。 アフリカ歴訪中にアフリカ時間を理解できず、1時間の遅刻に 激怒して会談をキャンセル(しかも自分が招待されいる側なのに) した高村元大臣。特に前任の田中前大臣と比較してみます。 川口大臣が着任時の外交優先順位として中東問題を挙げていたのは 評価できます。例えば大臣が考えを表明する大臣談話を見ても あれだけテロだ侵攻だでもめていた時の田中前大臣は一度も 中東問題に触れることはありませんでしたが、川口大臣はすでに 何度も談話で中東問題に関与していくことを表明していますし、 和平プロセスに関する論文も投稿しています。 それに伴い4月には緊急人道支援を決定し、5月には周辺国への 協調要請を行うためイランを訪問しました。今回の訪問はそうした プロセスの一環であり、突発的な訪問ではないことを理解しなければ なりません。一方で田中前大臣はイスラエル外務大臣との電話会談は 頻繁におこなっていましたが中東訪問は副大臣だけが行いました。 あの時期に中東問題でイスラエル側の侵攻に対して大使に抗議 していたのが宗男問題で槍玉にあがった重家前中東アフリカ局長 というのは皮肉なものです。 日本の中東政策はアメリカのようにイスラエルとPLOとの二国間協議を 中心としたものではなくPLO支援と周辺地域による多国間協議が中心です。 実際に環境WGでは日本が議長国です。もちろん、日本の国益上、 原油依存国であるアラブ諸国の安定を目指したものです。そのため 日本のPLO支援は世界第2位でした。また、人的援助に関しても ゴラン高原へのPKO部隊を派遣中であり、現地から評価を受けています。 イスラエルの主脳の言い分はこのようなアラブ側だけに片寄るのでは なくて、こっちにも関与して欲しいというものです。一方でPLO側も アメリカはイスラエル寄りだという思いから、先進国ではアラブ寄りの 日本にもっと二国間協議に関与してほしいと要請しています。 ただし、イスラエルとPLOとの直接交渉に関してはアメリカを仲介役と して支持し、日本は中東周辺地域安定に関与するというものが日本の 方針です。昨年度のパウエル国務長官と田中前大臣との会談もこのことに ついての調整でしたが、田中前大臣は米軍基地問題を取り上げてしまい 外交センスのなさを酷評されていました。(基地問題を軽んじるわけ ではなくてテロが多発していた中東状勢の方が優先事項であった) 国際和平よりも日本国内への宣伝を目的とした前大臣の方がよっぽど ポーズです。そもそも日本人がそれほど中東問題に感心をもっているか というと疑問です。今の時期に中国へ訪問して文句を言うならば ポーズのような気もしますが、この時期に中東を訪問してどれほどの 宣伝効果が期待できるんでしょうか。 前述のように日本のPLO支援は世界第2位でした。00年度までで 平均7000万ドルの援助を行っていました。しかし、外交機能が停止した 01年度は1600万ドルに激減してしまいました。そういう意味でも それまでの援助政策の再開と和平協議に関しても積極的に関与すると した川口大臣の方針は評価できると思います。この問題に関しては 突発的ではなく就任時より地味~に活動していたのでポーズでは ないでしょう。 最後に何故、外務大臣が国内問題に勤めなければならないのか 理解できません。これらの重要案件は厚生労働省、金融庁、財務省の 担当だと思うのですが。こういった重要案件に対する配分を決めるのは 総理大臣の役目であって、各担当大臣は統括する役所を最大限機能させる のが役目だと思います。国内に重要案件があるから外交はおとなしく していようなんて方針の大臣の方が支持できません。
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- cse_ri2
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日本がイスラエルに対してほとんど影響力が無いことは、 たいていの人が認識していることでしょう。 しかし何もしないでいることは、貴重な「石油」の輸入国 であるサウジアラビア等のアラブ国家の反発を招く恐れも あり、一応「何か行動しました」という実績を作っておく ことが大事なのではないでしょうか。 (つまり、本音はアラブ対策ではないかと) |第一次石油ショックとかは、買占めとかが起こったりし |て、けっこう大騒ぎだったみたいですね。
お礼
全くおっしゃる通りと再認識いたしました。 脱線しまして石油ショック(第一次)の件ですが、産油国側の価格主導権の発揮がトリガーになっていると思うのですが、実は沖縄沖で原油満載のタンカーが、寝ているだけで価格上昇と多数、停泊していたという話を最近、海上保安庁OBから聴きました。言われてみれば当然ですが、トイレットペーパーの争奪戦の放送しかしていなかったジャーナリズムのなさに、情けなくも思います。 で、はなしを戻すと東チモールも原油のインドネシアルートの確保ってのもベースにあるわけですかねぇ。独立の日に「ニッポン」の名も呼ばれなかった、という報道を聞きましたが。インドネシアには第二次石油ショックの時の借りがありますよね?
- ktbamboo
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日本はアラブの国々から沢山、石油を買っている。イスラエルが核兵器を持っていることは明白で、イラク等も開発し完成したもしくは持ちこんでいる、と言われているが、日本は被爆国。日本は西側諸国にしては軍隊派遣をためらうお国柄。掃海艇やPKO関係はあっても。そういう意味で中東国に敵が少ない。 これらを総合しての説得力と言うことだと思います。
お礼
たしかにアラブ系の国に対しては、いわゆる西側の中ではニュートラルに近いですね。自分で言っている被爆国意識が有効かどうか、判りかねますが石油バルクライン確保ということ、十分に理解いたしました(というより、忘れてました..)どうもありがとうございました。
お礼
おっしゃる通りでした。