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アメリカの日米安保条約の真の狙いは
アメリカ合衆国の日米安保条約の真の狙いは何でしょうか。 米国は民主主義・世界平和・人権などを尊重してるやに聞こえてるが、やってることは誠に独善的で平然と国際協力も無視した自国の利権拡大である。 こんな国が我が国を守ってくれるなんて考えられない。 アメリカは自国の利権確保のために世界中に自国の軍事基地を配置している。 日米安保条約の真の狙いは、日本にも自由に軍事基地を配置するためのもので、それ以外なにものでもない。 表面的な言葉から日本を守ってくれるなんて考えは甘い。有るとすれば自国の基地防衛だろう。 そんな風に思ってますが、誤解でしょうか。
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- phj
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地政学という言葉をご存知ですか。 日本の位置を地図でよく見てください。 北海道のすぐ北と西にはロシア(旧ソ連)があり、九州から沖縄にかけてすぐ西が中国になります。沖縄の南側には台湾があって、その南にはサイパン・グアムそしてフィリピンがならびます。 日米安保は元々、共産主義の台頭を抑えるために結ばれました。原爆を落としたのも、アメリカが連合国内での発言力を強くするためだったとも言われています。 太平洋戦争の末期にソ連が進軍してきたら、日本が朝鮮半島の立場(38度線の停戦ライン)のように半分に割譲されていたかもしれません。 結局アメリカが事実上日本を占領したため、中国の赤軍やソ連軍の共産主義勢力と自由主義勢力(実質アメリカ)は朝鮮半島で対決し、38度線で停戦したのです。 停戦協定は中国・ソ連の後ろ盾を持つ北朝鮮と連合国&韓国で締結されたものですし、いまでもその枠組みは変わっていません。 これが解決しないかぎり、安保を解消するというのはかなり非現実な方法です。 アメリカは今でも中国やロシアに太平洋の利権を渡さないようにするために、日本と安保条約を結んでいます。 もちろん自国の利権とためですが、現実的に考えた場合、日本もたいしたコストとリスクを抱えることなく、自国の安全を守ることができるのです。中国・ロシアに対抗できる(防衛のみとしても)軍事コストを考えれば、在日米軍の維持のための支出などたいした金額ではありません 。特に核兵器を持っている相手に対して、自国で核兵器を持つリスクを犯さずに、対抗できるのです。 安保が無くなった場合、日本は核を持たなければ中国・ロシアと対等に話が出来なくなります。
- tyouei
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>自国の利権確保のために世界中に自国の軍事基地を配置している まぁ、有益性の無い所にカネをかけて軍隊を配備する必要性はありません。特にアメリカは、“合理性”の塊みたいな国家ですので。 >日米安保条約の真の狙いは、日本にも自由に軍事基地を配置するため その通りです。尤も、当初(1940年代末)における最大の目的はソ連でしたが。もし日本が共産化すると、資本主義陣営の旗頭を目指していたアメリカは、太平洋を挟んでソ連と対峙しなければならなくなります。アメリカは太平洋戦争で、巨大な海を挟んだ戦争の大変さを身を以って体験しています。資源の乏しい日本相手ですら、アメリカと戦争を4年近くやっています。もし相手がソ連であれば……などという危機感が、日本を共産主義に対する“防波堤”としたのですが、これは日本に強力な軍隊を持たせると言う手ではありませんでした。 アメリカは“単独で”戦争可能な戦力を日本に持たせない(今も持っていない)代わりに、自国の軍を日本に置いたのです。理由は、日本との戦争に懲りたからです。東洋の島国、などと呼んで舐めてかかっていた相手を屈服させるのにどれだけの人・時間・カネをすり潰したか、きちんと分かっていたためです。 >有るとすれば自国の基地防衛 これはある意味正しい……というより、戦争、そして政治とはそういうものです。市民全てを守ろうとして全戦力を失うより、10の被害で残りの市民を守る、それが政治であり、政治の一局面である「戦争」です。確かに、米軍には「日本国民」を守ろうという意識は無くとも、「日本」国土を守る義務はあります。それが結果的に日本国民を、他国による蹂躙から守ることとなります。それを正しいとするかどうかは、各個人の判断でしょうが。 興味があられれば、『日本の戦争力』という本があるので、お読みになる手です。この本の作者は「日本はアメリカにとって失ってはならない同盟国だ。だから、今みたいに媚びる必要は無い」と主張しています。ちなみに、イラク戦争を通した自衛隊と米軍の関係の解説の面も強かったりします。ただし、この本に関して、気になる点は無きにしも非ずなので、この本は絶対に正しい、と言ってお勧めしている訳ではありません。 P.S. 現在の段階で日米安保は日本にとって不要だ、などという意見をたまに見かけますが、現時点では辛いと思います。良し悪しあったとしても、一応、日本を守っているので。
お礼
諦めますか。
- nacam
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アメリカは、フィリピンからは撤退しましたが、日本へは増派傾向にあります。 ヨーロッパからも、韓国からも撤退傾向にあります。 日本の場合とフィリピンを比べた場合、決定的に異なるのが、基地の維持費です。 ヨーロッパや韓国においての基地費用は、アメリカ負担でしたし、フィリピンの場合は、基地の使用料をフィリピンに支払っていました。 日本の場合、基地費用のかなりの部分は、日本の負担になってしますし、基地従業員の給与なども日本側が負担しています。 また、グアムへの海兵隊基地の移転で、日本側の費用で、グアムの基地整備費も捻出しようとしています。 日本に基地を持つことは、アメリカ本国に基地を持つよりも、安価に維持できる事が、アメリカ最大のメリットになります。 また、米軍と自衛隊を実質統合することで、費用のかかる後方補給業務を日本にさせる事により、米軍の軍事費用を削減する事も可能です。 アメリカ側には、メリットが多い条約になっています。 逆に、日本側のメリットは、現時点では全くありません。
お礼
日本側のメリットありのご意見もありました。 私は悔しい、悲しいが先です。
- cse_ri2
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No.2ですが、回答を補足します。 >有るとすれば自国の基地防衛だろう。 これがあるから、日本にとって国益となるのです。 もし悪意ある第三国が日本を攻撃した場合、在日米軍基地も攻撃のターゲットとなります。 その時点で、アメリカ軍は自衛のために応戦せざるをえなくなり、結果として日本を助けることになるのです。 今の自衛隊+在日米軍のセットは非常にコストパフォーマンスに優れています。 しかし、その見返りとして、日本はアメリカとの外交面での協力関係を続けざるを得ないでしょう。 日本が真の自由を得るには、相応の犠牲が必要です。 それが憲法改正と独自防衛に必要な軍備拡張であるのですが、その決意を日本国の国民ができるのであれば、アメリカ軍の駐留がなくても大丈夫でしょう。
お礼
永久敗戦国のままで我慢しましょう。
- buck
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自由にという点については、疑問符がつきますが、日本の基地を確保するというのは正しいと思います。 あと、日米安保は、日本の防衛力(軍事力)の方向や量をアメリカが許容する範囲内に制限する働きがあると思います。
- cse_ri2
- ベストアンサー率25% (830/3286)
質問者の方は、もう冷戦時代のことを知らない若い人なんですかね? 私が十代の頃は冷戦は終盤でしたが、国際情勢に興味を抱いたこともあり、ソ連の重圧は日々感じていました。 ソ連が本気で日本に侵攻してきたら、二週間で東京が陥落するなんて本もありました。 どう考えても、アメリカ軍なくして日本の防衛は不可能だったのです。 ソ連が崩壊した今でも大差はありません。 主な脅威はノドン・テポドンで日本を威嚇する北朝鮮と、海軍と空軍を増強して、日本の南西諸島を奪って海洋進出を着々と狙う中国です。 在日米軍なくして、日本の安全を守ることができない実情は、今でも変わりありません。 もちろん、アメリカもボランティアで日本を守っているわけではなく、煮本に米軍基地を置くことで、太平洋を自国の内海とすると同時に、東アジアにおける自国の権益を守っています。 言い換えれば、アメリカ軍の日本駐留は、アメリカの国益と日本の国益が合致していることが、最大の理由です。 日本が憲法を始めとした法制度、および実際の軍備を拡張して独自防衛が可能な体制を整えるまで、アメリカとの協力体制は不可欠です。 アメリカはアメリカで自国の権益拡大を考えるのは当然ですから、これからも適度な内容でアメリカを支援することは必要でしょう。 それが嫌なら、憲法改正と軍備拡張を決断するしかないのですが、その決意を国民ができるかどうかが、最大の鍵となりそうです。
お礼
そうですか。
- popesyu
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誤解です。 お互いにある程度の利害の一致があります。日本はアラブほどアメリカ的価値観を受け入れられない訳ではないですし、ヨーロッパほど自主独立の気概を持っている訳でもないです。
お礼
そうでしょうか。
お礼
アメリカは自国の権益確保のため、日本に駐留してるわけで、感謝する筋合いでは無いと思います。 それほど損はないと自らを慰めますか。 でも悔しいことには変わりません。